1話
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『(……足跡、くっきり残ってんだよなぁ…)』
「はい、始めー!」
パピルスの合図を聞き、仕方なく進み始める
……道がハッキリ見えているとはいっても、電撃は食らいたくないから慎重に行こう
そう肝に銘じつつ、透明な迷路を切り抜ける事が出来た
「すごい!おのれ!猪口才なッ!こんなにあっさりクリアするとは!」
パピルスも思わず称賛してしまう程、すんなりとクリアしてみせたソラ
……まあ、そりゃ“答え”が書いてあったからな
「まあよい!次のパズルはそうはいくまい!なにしろ我が兄、サンズの作品だからな!貴様は間違いなく、途方に暮れる!オレなら間違いなく、途方に暮れる!ニャハハハハ!」
“次の持ち場”であろう方向へ走って行ったパピルスを見送り、ソラは乾いた笑いを浮かべた
するとその場に残っていたサンズが、ソラに向かって優し気な口調で言った
「ありがとな…お陰でアイツ、すごく楽しそうだ」
『ん、ああ…そりゃ何より』
ヘラリと笑うソラに、サンズはニッと笑って話を続ける
「そうそう、パピルスが着てるコスチュームだけど…2週間前のコスプレパーティ用に作ったんだ」
『コスプレパーティ…? (……モンスターでもそんな事するのか…)』
「ああ、それ以来ずっとあれしか着なくてさ…本人曰く“戦闘用ボディ”らしいんだけど」
そこまで言うと、サンズはどこか嬉しそうに口角を上げた
「ホント…パピルスって、イケてるよな?」
『! ……ははっ、確かにな』
……今の話を聞いて、やっと確信が持てた
なるほど、こいつは随分と……
『(……弟想いな奴だな)』
「……? どうした?」
『……いや、何つーか…可愛く見えてきたな、って』
「! ……へへっ、そう思うのも無理ないさ。なんせパピルスは“リアルスター”だからな」
まるで自分が褒められたかのように嬉しそうにしているサンズを横目で見つつ、“お前の事も含めてんだけど”とは言わずに二人で笑い合った
───────
─────
───
「おいニンゲン!覚悟は出来てるだろうな…」
パピルスと再会し、今度はサンズが作ったパズルを解く事になった
だが、何かがおかしい
「兄ちゃん!パズルはどこッ?」
その肝心のパズルが、どこにも見当たらない
目の前には、一枚の紙切れが落ちているだけだった
「そこにあるだろ?地面に。大丈夫、こいつを突破出来る奴はいないぜ」
『(あ、これがパズルだったのか…)』
先程のデンジャラスなパズルとは打って変わり、ただの紙切れ一枚にどこか拍子抜けする
取り敢えずその紙を拾い上げて見て見ると、そこには“モンスターキッズ文字探し”という、何とも幼児向けであろう文字探しが描かれていた
……絶妙に可愛くない“ぶるどっ君”というキャラクターを添えて
『………』
ソラは取り敢えずその紙をソッと地面の上に戻し、骨兄弟へと視線を向ける
それを見たパピルスは、サンズに対して怒鳴った
「兄ちゃん!戻されちゃったよッ!」
「あれ?やっぱり今日の新聞のクロスワードの方がよかったかな」
「なにィッ!クロスワードッ?聞き捨てならない失言だッ!オレ様に言わせれば…“お子様チャレンジ”のパズルより難しい物は無いッ!」
「え?オマエ本気で言ってんのか?あんなの赤ん坊用だ」
「よくも…言ったな…おいニンゲン!貴様はどう思うッ?」
『えっ!?』
まさか急に話を振られるとは思ってなく、驚きの声を上げる
『えー…あー、えっと…』
クロスワードかお子様チャレンジ、どっちが難しいかだって?
そんなの知らねぇし、第一お子様チャレンジとかいうのが何なのかも分かんねぇんだけど…
……いや、まあ名前からしてメチャクチャ簡単なんだろうなってのは分かるが…
目の前に立っている骨兄弟を交互に見た後、ソラは仕方なく言った
「はい、始めー!」
パピルスの合図を聞き、仕方なく進み始める
……道がハッキリ見えているとはいっても、電撃は食らいたくないから慎重に行こう
そう肝に銘じつつ、透明な迷路を切り抜ける事が出来た
「すごい!おのれ!猪口才なッ!こんなにあっさりクリアするとは!」
パピルスも思わず称賛してしまう程、すんなりとクリアしてみせたソラ
……まあ、そりゃ“答え”が書いてあったからな
「まあよい!次のパズルはそうはいくまい!なにしろ我が兄、サンズの作品だからな!貴様は間違いなく、途方に暮れる!オレなら間違いなく、途方に暮れる!ニャハハハハ!」
“次の持ち場”であろう方向へ走って行ったパピルスを見送り、ソラは乾いた笑いを浮かべた
するとその場に残っていたサンズが、ソラに向かって優し気な口調で言った
「ありがとな…お陰でアイツ、すごく楽しそうだ」
『ん、ああ…そりゃ何より』
ヘラリと笑うソラに、サンズはニッと笑って話を続ける
「そうそう、パピルスが着てるコスチュームだけど…2週間前のコスプレパーティ用に作ったんだ」
『コスプレパーティ…? (……モンスターでもそんな事するのか…)』
「ああ、それ以来ずっとあれしか着なくてさ…本人曰く“戦闘用ボディ”らしいんだけど」
そこまで言うと、サンズはどこか嬉しそうに口角を上げた
「ホント…パピルスって、イケてるよな?」
『! ……ははっ、確かにな』
……今の話を聞いて、やっと確信が持てた
なるほど、こいつは随分と……
『(……弟想いな奴だな)』
「……? どうした?」
『……いや、何つーか…可愛く見えてきたな、って』
「! ……へへっ、そう思うのも無理ないさ。なんせパピルスは“リアルスター”だからな」
まるで自分が褒められたかのように嬉しそうにしているサンズを横目で見つつ、“お前の事も含めてんだけど”とは言わずに二人で笑い合った
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「おいニンゲン!覚悟は出来てるだろうな…」
パピルスと再会し、今度はサンズが作ったパズルを解く事になった
だが、何かがおかしい
「兄ちゃん!パズルはどこッ?」
その肝心のパズルが、どこにも見当たらない
目の前には、一枚の紙切れが落ちているだけだった
「そこにあるだろ?地面に。大丈夫、こいつを突破出来る奴はいないぜ」
『(あ、これがパズルだったのか…)』
先程のデンジャラスなパズルとは打って変わり、ただの紙切れ一枚にどこか拍子抜けする
取り敢えずその紙を拾い上げて見て見ると、そこには“モンスターキッズ文字探し”という、何とも幼児向けであろう文字探しが描かれていた
……絶妙に可愛くない“ぶるどっ君”というキャラクターを添えて
『………』
ソラは取り敢えずその紙をソッと地面の上に戻し、骨兄弟へと視線を向ける
それを見たパピルスは、サンズに対して怒鳴った
「兄ちゃん!戻されちゃったよッ!」
「あれ?やっぱり今日の新聞のクロスワードの方がよかったかな」
「なにィッ!クロスワードッ?聞き捨てならない失言だッ!オレ様に言わせれば…“お子様チャレンジ”のパズルより難しい物は無いッ!」
「え?オマエ本気で言ってんのか?あんなの赤ん坊用だ」
「よくも…言ったな…おいニンゲン!貴様はどう思うッ?」
『えっ!?』
まさか急に話を振られるとは思ってなく、驚きの声を上げる
『えー…あー、えっと…』
クロスワードかお子様チャレンジ、どっちが難しいかだって?
そんなの知らねぇし、第一お子様チャレンジとかいうのが何なのかも分かんねぇんだけど…
……いや、まあ名前からしてメチャクチャ簡単なんだろうなってのは分かるが…
目の前に立っている骨兄弟を交互に見た後、ソラは仕方なく言った