1話
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「よう、パピルス」
サンズのその言葉を聞き、ソラはこっそりと見張り小屋から覗き見た
そこにいたのは、ソラよりも幾分か背の高いスケルトンだった
赤いスカーフを首に巻き、独特な服装をしているそのスケルトン─パピルスは、まるで一刀両断するかの如く大きな声で怒鳴った
「よう!…ではぬぁぁいッ!」
『!? (うわっ、声でかっ…)』
「パズルを調整しておくようにと、8日前に言いつけたのに…未だに何もせず!勝手に持ち場を離れてフラフラと…!パーカーも着ずにこんな所で何をしているのッ!」
「そこの見張り小屋を見てる。なかなかイカすよな?オマエも見ろよ」
『!! (バッカあいつ…!!)』
私を騙したのか!!
サンズの誘導するような物言いに、ソラは嫌な汗を垂らした
だがパピルスの反応は、思っているよりも常識的だった
「そんな!ヒマは!ぬぁぁいッ!ニンゲンがここを通ったらどうするッ!ニンゲンの襲来に備えるのだあッ!そして!必ず!このパピルス様が!ニンゲンを捕まえてやるのだあッ!」
『……… (……よ、よかった…気付かれなくて…)』
地団駄を踏むパピルスを見つつ、聞こえない程度に小さく息を吐く
……サンズの言っていた通り、パピルスが人間を捕まえようとしているのは本当のようだ
「そうすれば、この偉大なるパピルス様の…望みは全て叶う!」
『! (……望み…?)』
私のような人間を捕まえて、叶う望みって何だ?
相手はスケルトン…常識じゃ考えられないような存在だ
というか普通に考えて有り得ないんだ、スケルトンが存在するなんて
一体ここはどこなんだよ、私がいた世界とは全くの別世界なのか?
何で私はこんな所にいるんだ?まさか、こいつらみたいなモンスターの仕業なのか?
……もしかして、人間を使って何かの実験をしてるのか?
それかもっと他に、別の用途があるのか?
奴隷の様にこき使う?何かの戦いに駆り出される?それとも、食用として食われるんじゃ…!!
嫌な考えが脳内を駆け巡り、生唾を飲み込む
そんな事は有り得ないと思いつつも、完全に否定する事が出来ないこの現状に、目の前が真っ暗になりそうだった
するとそんな時、パピルスの得意気な声が耳に届いた
「人気者になって、尊敬されて…遂に、憧れの“ロイヤル・ガード”になって…!そして、みんなに“お友達になって!”って言われちゃったりして?毎日ラブラブ光線を浴びまくるのだッ!」
『(………は?)』
決めポーズをしてそう言い放ったパピルスに、唖然とするソラ
まるで理解が追い付いていない中、サンズが見張り小屋を横目に言う
「そんなら…この見張り小屋に相談してみるのがいいかもな」
「ちょっと!テキトーな事言わないでよ!この腐れスケルトンめッ!毎日なーんもせずに、ホネくそほじってばっかのくせに!そんなだと、偉い人になれないんだぞ!」
「いやいや、こう見えても“トントン”拍子に出世してるんだぜ。スケル“トン”なだけに!?」
「さむっ!」
「またまたぁ、顔が笑ってるぜ?」
「知ってる!悔しいけどッ!……ハァ…何故、オレ様程の偉大なスケルトンが…人気者になるのに、こんな苦労をしないといけないのか…」
「パピルス、たまには肩の力抜けよ。それがホントの…“ホネ”休め…!なんつって」
「ぬぁぁぁぁぁぁ!もういい!オレ様は自分のパズルの管理で忙しいんだ…まったく…兄ちゃんはホントに…“ホネ”の髄まで怠け者だな!ニャハハハハハハハハハ!ハ!!」
高らかに笑いながら、その場を後にするパピルス
それを見計らい、サンズは見張り小屋に向かって言った
サンズのその言葉を聞き、ソラはこっそりと見張り小屋から覗き見た
そこにいたのは、ソラよりも幾分か背の高いスケルトンだった
赤いスカーフを首に巻き、独特な服装をしているそのスケルトン─パピルスは、まるで一刀両断するかの如く大きな声で怒鳴った
「よう!…ではぬぁぁいッ!」
『!? (うわっ、声でかっ…)』
「パズルを調整しておくようにと、8日前に言いつけたのに…未だに何もせず!勝手に持ち場を離れてフラフラと…!パーカーも着ずにこんな所で何をしているのッ!」
「そこの見張り小屋を見てる。なかなかイカすよな?オマエも見ろよ」
『!! (バッカあいつ…!!)』
私を騙したのか!!
サンズの誘導するような物言いに、ソラは嫌な汗を垂らした
だがパピルスの反応は、思っているよりも常識的だった
「そんな!ヒマは!ぬぁぁいッ!ニンゲンがここを通ったらどうするッ!ニンゲンの襲来に備えるのだあッ!そして!必ず!このパピルス様が!ニンゲンを捕まえてやるのだあッ!」
『……… (……よ、よかった…気付かれなくて…)』
地団駄を踏むパピルスを見つつ、聞こえない程度に小さく息を吐く
……サンズの言っていた通り、パピルスが人間を捕まえようとしているのは本当のようだ
「そうすれば、この偉大なるパピルス様の…望みは全て叶う!」
『! (……望み…?)』
私のような人間を捕まえて、叶う望みって何だ?
相手はスケルトン…常識じゃ考えられないような存在だ
というか普通に考えて有り得ないんだ、スケルトンが存在するなんて
一体ここはどこなんだよ、私がいた世界とは全くの別世界なのか?
何で私はこんな所にいるんだ?まさか、こいつらみたいなモンスターの仕業なのか?
……もしかして、人間を使って何かの実験をしてるのか?
それかもっと他に、別の用途があるのか?
奴隷の様にこき使う?何かの戦いに駆り出される?それとも、食用として食われるんじゃ…!!
嫌な考えが脳内を駆け巡り、生唾を飲み込む
そんな事は有り得ないと思いつつも、完全に否定する事が出来ないこの現状に、目の前が真っ暗になりそうだった
するとそんな時、パピルスの得意気な声が耳に届いた
「人気者になって、尊敬されて…遂に、憧れの“ロイヤル・ガード”になって…!そして、みんなに“お友達になって!”って言われちゃったりして?毎日ラブラブ光線を浴びまくるのだッ!」
『(………は?)』
決めポーズをしてそう言い放ったパピルスに、唖然とするソラ
まるで理解が追い付いていない中、サンズが見張り小屋を横目に言う
「そんなら…この見張り小屋に相談してみるのがいいかもな」
「ちょっと!テキトーな事言わないでよ!この腐れスケルトンめッ!毎日なーんもせずに、ホネくそほじってばっかのくせに!そんなだと、偉い人になれないんだぞ!」
「いやいや、こう見えても“トントン”拍子に出世してるんだぜ。スケル“トン”なだけに!?」
「さむっ!」
「またまたぁ、顔が笑ってるぜ?」
「知ってる!悔しいけどッ!……ハァ…何故、オレ様程の偉大なスケルトンが…人気者になるのに、こんな苦労をしないといけないのか…」
「パピルス、たまには肩の力抜けよ。それがホントの…“ホネ”休め…!なんつって」
「ぬぁぁぁぁぁぁ!もういい!オレ様は自分のパズルの管理で忙しいんだ…まったく…兄ちゃんはホントに…“ホネ”の髄まで怠け者だな!ニャハハハハハハハハハ!ハ!!」
高らかに笑いながら、その場を後にするパピルス
それを見計らい、サンズは見張り小屋に向かって言った