1話
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ブウウゥゥウウ~…!!
『ぇあ!?え!?何ッ!!?』
突然何とも言えない大きな音が鳴り響き、ソラは驚きのあまり手を引っ込めた
そんなソラを見て、サンズはカタカタと可笑しそうに笑う
「ハッハッハ、アンタ良い反応するな。ほら、手にブーブークッションを仕掛けといたんだ」
『手、に……』
掌を広げてブーブークッションを見せつけてくるサンズに、ソラはポカンとした表情のまま固まる
そして一杯食わされた事に気付いたのか、全くもってくだらないサンズの行動にジワジワと笑いが込み上げてきた
『っふ…おま…っはは…!何でそんな事…!』
「! ……へへ、なかなかに粋な計らいだろ?」
声を抑えながら笑うソラを見て、サンズはどこか嬉しそうに、尚且つ満足気に笑った
『何が粋…は、ハッ、クションッ!』
「おっと、そういやアンタ寒いんだったな」
ブーブークッションで先程までの警戒が解けたのか、再びクシャミをしたソラに、サンズは着ていたパーカーを脱いでそれを渡した
「取り敢えずこれでも着ときな。オイラのパーカーで悪いけどさ、無いよりはマシだろ?」
『えっ、いやでもそれだとそっちが……』
「オイラは大丈夫だ、なんせスケルトンだからな。寒さなんざ感じないんだよ」
どうやら折れる気もないサンズに、ソラは“じゃあお言葉に甘えて…”とパーカーを受け取った
二人に身長差はあったが、元々大きめだったのかパーカーはすんなり着る事が出来た
パーカー1枚でも大分温かく感じ、ソラはサンズに感謝した
「さてと、それじゃあオイラもそろそろ“仕事”をしなきゃだな」
『? 仕事…?』
パーカーが無くなり白いタンクトップ姿になったサンズを見て、“マジでスケルトンだ…”と内心驚愕していると、サンズは思い出したかのように言った
「オイラは、ニンゲンが来ないかここで見張ってろって言われてんだ」
『! 見張りって……』
「あー、そんなに警戒しなくていいぜ。オイラ的にはニンゲン捕まえるとかどーでもいいからな」
“見張り”や“捕まえる”といった言葉を聞き、ソラはすっかり解かれていた警戒心が再び復活していた
少し身構えているソラに対し、サンズは話を続ける
「……でも弟の“パピルス”は、筋金入りの“ニンゲンハンター”だぜ」
『……!』
「あ、噂をすれば…パピルスが来たっぽいな」
『!!』
淡々とした口調で言うサンズを他所に、ソラは踵を返して走り出そうとする
だがサンズは、そんなソラが着ているパーカーの裾を掴み引き留めた
「おい、そんなに怯える事はないだろ?それにオイラのパーカーを持ち逃げする気か?」
『!! 違っ、別にそんなつもりじゃ…!!』
「まあまあ、取り敢えずそこのゲートっぽいのを潜れよ。普通に通れるだろ?パピルスが作ったんだけどさ、意味無いよな」
『は…!?いや、そっちにいるんだろ!?お前の弟…ちょっ、おい!!』
道の先にある“ゲート”と呼ばれた大きな木製の柵の様な物の下を、サンズに背中を押されながら潜り抜ける
まさか罠に嵌められたのかと抗議するソラを他所に、サンズは相変わらずの調子で言った
「そこにある見張り小屋の裏に隠れてくれ」
『いやだから私は…!!』
「ほら、早くしないとパピルスが来るぞ?」
『~~~ッ…!!』
ニヤニヤと笑うサンズに、ソラは苦虫を噛み潰したような表情のまま仕方なく見張り小屋の裏に身を潜める
すると、その人物はすぐに現れた
『ぇあ!?え!?何ッ!!?』
突然何とも言えない大きな音が鳴り響き、ソラは驚きのあまり手を引っ込めた
そんなソラを見て、サンズはカタカタと可笑しそうに笑う
「ハッハッハ、アンタ良い反応するな。ほら、手にブーブークッションを仕掛けといたんだ」
『手、に……』
掌を広げてブーブークッションを見せつけてくるサンズに、ソラはポカンとした表情のまま固まる
そして一杯食わされた事に気付いたのか、全くもってくだらないサンズの行動にジワジワと笑いが込み上げてきた
『っふ…おま…っはは…!何でそんな事…!』
「! ……へへ、なかなかに粋な計らいだろ?」
声を抑えながら笑うソラを見て、サンズはどこか嬉しそうに、尚且つ満足気に笑った
『何が粋…は、ハッ、クションッ!』
「おっと、そういやアンタ寒いんだったな」
ブーブークッションで先程までの警戒が解けたのか、再びクシャミをしたソラに、サンズは着ていたパーカーを脱いでそれを渡した
「取り敢えずこれでも着ときな。オイラのパーカーで悪いけどさ、無いよりはマシだろ?」
『えっ、いやでもそれだとそっちが……』
「オイラは大丈夫だ、なんせスケルトンだからな。寒さなんざ感じないんだよ」
どうやら折れる気もないサンズに、ソラは“じゃあお言葉に甘えて…”とパーカーを受け取った
二人に身長差はあったが、元々大きめだったのかパーカーはすんなり着る事が出来た
パーカー1枚でも大分温かく感じ、ソラはサンズに感謝した
「さてと、それじゃあオイラもそろそろ“仕事”をしなきゃだな」
『? 仕事…?』
パーカーが無くなり白いタンクトップ姿になったサンズを見て、“マジでスケルトンだ…”と内心驚愕していると、サンズは思い出したかのように言った
「オイラは、ニンゲンが来ないかここで見張ってろって言われてんだ」
『! 見張りって……』
「あー、そんなに警戒しなくていいぜ。オイラ的にはニンゲン捕まえるとかどーでもいいからな」
“見張り”や“捕まえる”といった言葉を聞き、ソラはすっかり解かれていた警戒心が再び復活していた
少し身構えているソラに対し、サンズは話を続ける
「……でも弟の“パピルス”は、筋金入りの“ニンゲンハンター”だぜ」
『……!』
「あ、噂をすれば…パピルスが来たっぽいな」
『!!』
淡々とした口調で言うサンズを他所に、ソラは踵を返して走り出そうとする
だがサンズは、そんなソラが着ているパーカーの裾を掴み引き留めた
「おい、そんなに怯える事はないだろ?それにオイラのパーカーを持ち逃げする気か?」
『!! 違っ、別にそんなつもりじゃ…!!』
「まあまあ、取り敢えずそこのゲートっぽいのを潜れよ。普通に通れるだろ?パピルスが作ったんだけどさ、意味無いよな」
『は…!?いや、そっちにいるんだろ!?お前の弟…ちょっ、おい!!』
道の先にある“ゲート”と呼ばれた大きな木製の柵の様な物の下を、サンズに背中を押されながら潜り抜ける
まさか罠に嵌められたのかと抗議するソラを他所に、サンズは相変わらずの調子で言った
「そこにある見張り小屋の裏に隠れてくれ」
『いやだから私は…!!』
「ほら、早くしないとパピルスが来るぞ?」
『~~~ッ…!!』
ニヤニヤと笑うサンズに、ソラは苦虫を噛み潰したような表情のまま仕方なく見張り小屋の裏に身を潜める
すると、その人物はすぐに現れた