2話
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キィンッ
金属が弾き合った様な、“音”がした
その音と同時に
ズダンッ!!
『!!?』
ソラの身体が、勢い良く地面へと倒れた
まるで何かに引っ張られたかの様に、まるでいきなり重力が何倍にもなったかの様に
地面にうつ伏せてしまったソラは、突然の事に驚きながら重い身体を起こそうと腕に力を入れる
『なっ…!!何だよこれ…!?急に、身体が…ッ!!』
「貴様は“青く”なった!これがパピルス様の“青攻撃”だッ!ニャハハハハハハハハ!」
『は…!?“青”……!?』
高らかに笑うパピルスの声に、そちらを見ようと顔を上げる
すると、自身の目の前に、何かが浮かんでいた
『……これは…』
それは、ハートの形をした何かだった
透明でプニプニと弾力がありそうなそのハートは、綺麗な青色に染まっている
パピルスが言っていたのは、これの事か
「……そいつは、お前さんの“タマシイ”だ」
『!! ……え…?』
今まで静観していたサンズが、淡々と言葉を並べる
「お前さんという存在そのものと言ってもいい。つまりは当然、それが傷付けば、お前さん自身も傷付くって訳だ」
『……何だよ…それ…』
タマシイだって?何でそんなものがこうやって“可視化”されてんだ
……という事はつまり、このハートと私は“一心同体”って事か?
もし、このハートが割れたり、潰れたりでもしたら……
頭が混乱する、理解が出来ない、こんなの
“ゲームの世界”じゃあるまいし
「さあ戦うぞニンゲンッ!覚悟はいいな!!」
『!! ちょ、ちょっと待て!私は別にお前と…!!』
「問答無用ッ!降参しないなら容赦はしない!!」
そう叫んで、パピルスは右手をソラの方へ向ける
すると、地面から青い骨が何本も突き出てきた
『!?』
その骨は、全てソラへ照準が向いている
ソラは今、身動きが取れない
「これでもくらえッ!!」
パピルスの言葉と共に、青い骨が勢い良くこちらへ向かってくる
そんな中、ソラの脳裏にサンズのとある言葉が過った
《“青は止まれ”、だ》
『……!!』
それは、一か八かだった
何の確証もない、賭けだった
それでも、私は
『(……クソッ…!!)』
サンズを、信じようと思った
パピルスが放った骨が、宙に浮いたハートに直撃する
………否
“したはずだった”
ズアァッ!!
『!! ………ッは……はぁ…ッ!』
何本もの骨が、その場に蹲り身動ぎ一つしなかったソラを突っ切って通り過ぎる
後ろに飛んで行った骨を振り返り、ソラは息を止めていた事にやっと気付いたかの様に息を吐いた
冷や汗が、頬を伝う
……よかった、身体は何ともない
ハート…タマシイも無事だ
サンズが言っていた事は、本当だったんだ
やっと心が落ち着いたのか、一言文句でも言ってやろうかとパピルスの方へ顔を向けた、その瞬間
「危ないッ!!」
パピルスの、悲痛とも取れる叫び声が辺りに響く
振り返ったその先には、こちらに勢い良く迫って来ている、無数の骨が
“白い”、骨が───
金属が弾き合った様な、“音”がした
その音と同時に
ズダンッ!!
『!!?』
ソラの身体が、勢い良く地面へと倒れた
まるで何かに引っ張られたかの様に、まるでいきなり重力が何倍にもなったかの様に
地面にうつ伏せてしまったソラは、突然の事に驚きながら重い身体を起こそうと腕に力を入れる
『なっ…!!何だよこれ…!?急に、身体が…ッ!!』
「貴様は“青く”なった!これがパピルス様の“青攻撃”だッ!ニャハハハハハハハハ!」
『は…!?“青”……!?』
高らかに笑うパピルスの声に、そちらを見ようと顔を上げる
すると、自身の目の前に、何かが浮かんでいた
『……これは…』
それは、ハートの形をした何かだった
透明でプニプニと弾力がありそうなそのハートは、綺麗な青色に染まっている
パピルスが言っていたのは、これの事か
「……そいつは、お前さんの“タマシイ”だ」
『!! ……え…?』
今まで静観していたサンズが、淡々と言葉を並べる
「お前さんという存在そのものと言ってもいい。つまりは当然、それが傷付けば、お前さん自身も傷付くって訳だ」
『……何だよ…それ…』
タマシイだって?何でそんなものがこうやって“可視化”されてんだ
……という事はつまり、このハートと私は“一心同体”って事か?
もし、このハートが割れたり、潰れたりでもしたら……
頭が混乱する、理解が出来ない、こんなの
“ゲームの世界”じゃあるまいし
「さあ戦うぞニンゲンッ!覚悟はいいな!!」
『!! ちょ、ちょっと待て!私は別にお前と…!!』
「問答無用ッ!降参しないなら容赦はしない!!」
そう叫んで、パピルスは右手をソラの方へ向ける
すると、地面から青い骨が何本も突き出てきた
『!?』
その骨は、全てソラへ照準が向いている
ソラは今、身動きが取れない
「これでもくらえッ!!」
パピルスの言葉と共に、青い骨が勢い良くこちらへ向かってくる
そんな中、ソラの脳裏にサンズのとある言葉が過った
《“青は止まれ”、だ》
『……!!』
それは、一か八かだった
何の確証もない、賭けだった
それでも、私は
『(……クソッ…!!)』
サンズを、信じようと思った
パピルスが放った骨が、宙に浮いたハートに直撃する
………否
“したはずだった”
ズアァッ!!
『!! ………ッは……はぁ…ッ!』
何本もの骨が、その場に蹲り身動ぎ一つしなかったソラを突っ切って通り過ぎる
後ろに飛んで行った骨を振り返り、ソラは息を止めていた事にやっと気付いたかの様に息を吐いた
冷や汗が、頬を伝う
……よかった、身体は何ともない
ハート…タマシイも無事だ
サンズが言っていた事は、本当だったんだ
やっと心が落ち着いたのか、一言文句でも言ってやろうかとパピルスの方へ顔を向けた、その瞬間
「危ないッ!!」
パピルスの、悲痛とも取れる叫び声が辺りに響く
振り返ったその先には、こちらに勢い良く迫って来ている、無数の骨が
“白い”、骨が───