2話
夢小説設定
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「ニンゲンッ!!!」
『うわっ!な、なに…!?』
「! ………」
急な大声に驚き、慌てて振り返る
サンズもドアノブにカギを刺したところで、ピタリと動きを止めた
視線を投げたその先にいたのは、走って来たのか肩で息をしているパピルスだった
その表情は、真剣そのもので
『……えっと…ど、どうした…?』
何となくただならぬ雰囲気を察したソラは、しどろもどろになりながらもパピルスに問い掛ける
先程までずっと手を繋いでいたサンズはいつの間にか手を放し、ソラの一歩後ろに下がってこちらを静観していた
ソラとパピルスが、真っ直ぐ対峙する
パピルスは一つ大きく深呼吸すると、パズルではしゃいでいた時とは打って変わり落ち着いた口調で話し出した
「……ニンゲンよ。複雑な感情について、語ってもよいか…?」
『!』
「………」
不思議な感覚がする
スノーフルの街にいるはずなのに、私とパピルス、そしてサンズの3人だけしかいない様な感覚
目の前にいるはずなのに、パピルスの表情が解らない
「それは…自分と同じように、パスタを愛する者を見つけた喜び…自分と同じように、パズルが得意な者への憧れ…イケてて、頭も良いヤツに、イケてると思われたいという願い…」
『………』
ゆっくりと語るパピルスの言葉を、静かに聞くソラ
……さっき、チラッと見えたサンズとパピルスの家の郵便受け
サンズの方には溢れんばかりの手紙が届いていたが、パピルスの方には1つも届いていなかった
パピルスが几帳面な奴なのか…それとも……
そこまで考えて、短く瞼を閉じてからもう一度パピルスを見据える
「これこそ……」
パピルスが言わんとしている事が、解った気がした
「貴様が今、抱いている感情だなッ!」
『……ふふっ』
パピルスが言った言葉に、思わず笑みが零れる
……ああ全く、素直じゃない
優し気に笑ったソラを見たパピルスは、少し狼狽えながらも声を大にして言った
「オ、オレ様には、そんな気持ちはさっぱり解らんがッ!何しろオレ様は偉大なるパピルス様だからッ!友達が沢山いるヤツの気持ちなんて、フツーに知ってるし!」
拳をギュッと握りしめ、パピルスは言葉を続ける
「孤独なニンゲンよ…貴様は哀れだ…だが、案ずるな!オレ様が貴様を独りぼっちにはしない!この、偉大なるパピルス様が、貴様の……」
そこまで言うと、パピルスは言葉を詰まらせる
そして悔しそうに少し俯くと、ソラから視線を逸らした
「……ダメだ…やはり、こんな事は、許されん!」
『!』
「オレ様は、貴様の友達にはなれないのだッ!貴様はニンゲン!オレ様が捕まえなければならんッ!」
貴様を捕まえれば、オレ様の長年の夢が叶うッ!
強くて!人気者で!有名人!
それが、このパピルス様!
時機に……
「ロイヤル・ガードの一員になる男だッ!」
パピルスがそう言った、その瞬間
『うわっ!な、なに…!?』
「! ………」
急な大声に驚き、慌てて振り返る
サンズもドアノブにカギを刺したところで、ピタリと動きを止めた
視線を投げたその先にいたのは、走って来たのか肩で息をしているパピルスだった
その表情は、真剣そのもので
『……えっと…ど、どうした…?』
何となくただならぬ雰囲気を察したソラは、しどろもどろになりながらもパピルスに問い掛ける
先程までずっと手を繋いでいたサンズはいつの間にか手を放し、ソラの一歩後ろに下がってこちらを静観していた
ソラとパピルスが、真っ直ぐ対峙する
パピルスは一つ大きく深呼吸すると、パズルではしゃいでいた時とは打って変わり落ち着いた口調で話し出した
「……ニンゲンよ。複雑な感情について、語ってもよいか…?」
『!』
「………」
不思議な感覚がする
スノーフルの街にいるはずなのに、私とパピルス、そしてサンズの3人だけしかいない様な感覚
目の前にいるはずなのに、パピルスの表情が解らない
「それは…自分と同じように、パスタを愛する者を見つけた喜び…自分と同じように、パズルが得意な者への憧れ…イケてて、頭も良いヤツに、イケてると思われたいという願い…」
『………』
ゆっくりと語るパピルスの言葉を、静かに聞くソラ
……さっき、チラッと見えたサンズとパピルスの家の郵便受け
サンズの方には溢れんばかりの手紙が届いていたが、パピルスの方には1つも届いていなかった
パピルスが几帳面な奴なのか…それとも……
そこまで考えて、短く瞼を閉じてからもう一度パピルスを見据える
「これこそ……」
パピルスが言わんとしている事が、解った気がした
「貴様が今、抱いている感情だなッ!」
『……ふふっ』
パピルスが言った言葉に、思わず笑みが零れる
……ああ全く、素直じゃない
優し気に笑ったソラを見たパピルスは、少し狼狽えながらも声を大にして言った
「オ、オレ様には、そんな気持ちはさっぱり解らんがッ!何しろオレ様は偉大なるパピルス様だからッ!友達が沢山いるヤツの気持ちなんて、フツーに知ってるし!」
拳をギュッと握りしめ、パピルスは言葉を続ける
「孤独なニンゲンよ…貴様は哀れだ…だが、案ずるな!オレ様が貴様を独りぼっちにはしない!この、偉大なるパピルス様が、貴様の……」
そこまで言うと、パピルスは言葉を詰まらせる
そして悔しそうに少し俯くと、ソラから視線を逸らした
「……ダメだ…やはり、こんな事は、許されん!」
『!』
「オレ様は、貴様の友達にはなれないのだッ!貴様はニンゲン!オレ様が捕まえなければならんッ!」
貴様を捕まえれば、オレ様の長年の夢が叶うッ!
強くて!人気者で!有名人!
それが、このパピルス様!
時機に……
「ロイヤル・ガードの一員になる男だッ!」
パピルスがそう言った、その瞬間