2話
夢小説設定
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「今ならなんと、“イカしたジョーク”と“リアルスター”も付いてくる」
『……!! それって…!』
サンズが言わんとしている事に気付き目を見開く
『いいのか…?本当に?』
「オイラとしては一向に構わないよ。パピルスもお前さんに会ってから“あんな調子”だったし、きっとオッケーしてくれるさ」
ソラとサンズの頭には、終始楽しそうにパズルを出題していたパピルスの姿が浮かんでいた
ニッと口角を上げて笑うサンズに、ソラの目頭がジワリと熱くなる
目の前が、滲みそうだった
『……ッ…ありがとう…』
「! ……ああ、やっと笑顔が見れたな」
嬉しげに、それでもどこか切なげに笑うソラを見て、サンズはその笑顔がやっと“本物”であると感じた
すると座っていた椅子から立ち上がり、ソラの方へと手を差し出す
「よし、それじゃあオイラが家まで連れて行ってやるよ」
『えっ…また“エスコート”?』
「そうさ、なんせ外は雪だらけだからな。足が滑って地面に頭を“コツ”ンとぶつけたら一溜りも無いだろ?“骨”だけに!」
『私はスケルトンじゃねぇっての!』
早速ジョークをかますサンズに思わずツッコミを入れると、周りにいたモンスター達が会話を聞いていたのかドッと笑い声が沸き立った
それに対して少し気恥ずかしくなっていると、サンズがこちらの手をスッと掬い上げて歩き出す
「へっへ、御後がよろしいようで。それじゃあグリルビー、ツケといてくれ」
『は?…えっ!?ツケ!?おまっ、奢るって…!!』
「ほら行くぞ、きっとパピルスも待ちくたびれてる」
『いやいやいやいや、ちょっと待てって…!』
スタスタ歩いて行くサンズに引っ張られながら、ソラはグリルビーの方へと振り返る
当のグリルビーはというと、軽く溜息を吐きながらも、まるで“いつもの事だ”と言わんばかりに肩を竦めていた
そしてソラと視線が合うと、“気にするな”とでも言いたげに軽く片手を振るのだった
そんなグリルビーにソラは内心申し訳なく思うと同時に、サンズがまた私を“エスコート”したのはサッサとこの場を退散する為か…と察したのだった
───────
─────
───
「さあ着いた、ここが“オイラ達の”家だ」
そう言って足を止めるサンズの隣に、手を繋いだまま並んで立つ
目の前には、二階建ての大きな一戸建てが佇んでいた
温かみのある木造の外観に、赤と緑のイルミネーションがキラキラと光っている
よく見ると二階の部分に海賊旗の様な物が飾られており、随分とユニークな家だという事が分かった
そんな家の右隣には、一回り小さめの小屋も経っている
見た目からして、ガレージか何かだろう
「ちょいと待ってな、今家のカギを開けるから…」
そう言いながらズボンのポッケを弄っているサンズを横目に突っ立っていると、突然後方から大きな声が聞こえてきた
『……!! それって…!』
サンズが言わんとしている事に気付き目を見開く
『いいのか…?本当に?』
「オイラとしては一向に構わないよ。パピルスもお前さんに会ってから“あんな調子”だったし、きっとオッケーしてくれるさ」
ソラとサンズの頭には、終始楽しそうにパズルを出題していたパピルスの姿が浮かんでいた
ニッと口角を上げて笑うサンズに、ソラの目頭がジワリと熱くなる
目の前が、滲みそうだった
『……ッ…ありがとう…』
「! ……ああ、やっと笑顔が見れたな」
嬉しげに、それでもどこか切なげに笑うソラを見て、サンズはその笑顔がやっと“本物”であると感じた
すると座っていた椅子から立ち上がり、ソラの方へと手を差し出す
「よし、それじゃあオイラが家まで連れて行ってやるよ」
『えっ…また“エスコート”?』
「そうさ、なんせ外は雪だらけだからな。足が滑って地面に頭を“コツ”ンとぶつけたら一溜りも無いだろ?“骨”だけに!」
『私はスケルトンじゃねぇっての!』
早速ジョークをかますサンズに思わずツッコミを入れると、周りにいたモンスター達が会話を聞いていたのかドッと笑い声が沸き立った
それに対して少し気恥ずかしくなっていると、サンズがこちらの手をスッと掬い上げて歩き出す
「へっへ、御後がよろしいようで。それじゃあグリルビー、ツケといてくれ」
『は?…えっ!?ツケ!?おまっ、奢るって…!!』
「ほら行くぞ、きっとパピルスも待ちくたびれてる」
『いやいやいやいや、ちょっと待てって…!』
スタスタ歩いて行くサンズに引っ張られながら、ソラはグリルビーの方へと振り返る
当のグリルビーはというと、軽く溜息を吐きながらも、まるで“いつもの事だ”と言わんばかりに肩を竦めていた
そしてソラと視線が合うと、“気にするな”とでも言いたげに軽く片手を振るのだった
そんなグリルビーにソラは内心申し訳なく思うと同時に、サンズがまた私を“エスコート”したのはサッサとこの場を退散する為か…と察したのだった
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「さあ着いた、ここが“オイラ達の”家だ」
そう言って足を止めるサンズの隣に、手を繋いだまま並んで立つ
目の前には、二階建ての大きな一戸建てが佇んでいた
温かみのある木造の外観に、赤と緑のイルミネーションがキラキラと光っている
よく見ると二階の部分に海賊旗の様な物が飾られており、随分とユニークな家だという事が分かった
そんな家の右隣には、一回り小さめの小屋も経っている
見た目からして、ガレージか何かだろう
「ちょいと待ってな、今家のカギを開けるから…」
そう言いながらズボンのポッケを弄っているサンズを横目に突っ立っていると、突然後方から大きな声が聞こえてきた