1話
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『さっき、お前と同じチームだった奴らの事だ』
「!!」
『その点お前はどうだった?周りの状況を逐一マップを使って把握し、自分なりにどうすれば戦況を変えられるか考えて行動していただろ』
優しく微笑むガールを、呆然と見つめる
このガールは、ちゃんと見てくれていたんだ
自分の頑張りを、自分の奮闘を
『電光板に出てた戦績も見てみたが…初心者の割には塗りポイントも上々、キル数なんかは慣れりゃ後々ついてくるもんだ。お前にはまだ、可能性が秘められてる』
耳に残る様な心地良い声が、言葉が、脳内を満たしていく
身体を優しく包み込まれている様な、温かさと信憑性がそこにはあった
『バトルは楽しむ為にあるものだ、周りの言葉なんて気にするな!お前はお前なりのスタイルってもんがある。それをこれから探していけばいい』
そう言って、ショウへ向けて右手を差し出すガール
『もう一度聞く。“私ら”のチームに入らないか?』
ニッと笑って言うガールの左右に、いつの間にか立っていた二人のボーイ
その二人も、優しい表情でこちらを見ている
ショウの答えは、もう決まっていた
「………はい…ッ!!」
差し出された手を力強く握り返したショウの目から、次々と涙が零れ落ちる
その涙は、悔し涙ではなく
心の底からの、嬉し涙だった
───────
─────
───
ソラとの出会いの記憶を頭に浮かべ、他の三人にはバレないように少し顔を綻ばせる
そうだ、ソラさんが俺を見つけてくれたから、バトルの楽しさを教えてくれたから
俺はこの人達と、今、ここにいる
今思えば、あのブルーチームも──
ショウがそう考えていると、ソラはハッキリと言った
『だけど、あいつらは違う』
「!」
『あいつらは決して諦めなかった。どんなに高い壁でもめげずに立ち向かい、バトルを楽しんでいた』
ショウの方へ顔を向けるソラ
まるでショウが何を思っているのか見透かすかの様に、口角を上げて言った
『“バトルは楽しまなきゃ意味がない”……私らの考えと、似たものを感じたろ?』
「……!!」
『まあ、それが理由だな。納得したか?』
また前を向き直して言うソラを見て、みるみるうちに表情を明るくさせるショウ
ソラの話を黙って聞いていたカイは小さく口角を上げ、リクは嬉しそうに声を上げて笑った
「……っはい!俺も!同じように感じていました!」
「確かにあいつらは俺達と似ていたなぁ!あれ程アホではないが!」
「……まあな」
『はは、それもあのチームの良さだろ』
そう笑い合いながら、ソラ達はタチウオパーキングを去っていった
「!!」
『その点お前はどうだった?周りの状況を逐一マップを使って把握し、自分なりにどうすれば戦況を変えられるか考えて行動していただろ』
優しく微笑むガールを、呆然と見つめる
このガールは、ちゃんと見てくれていたんだ
自分の頑張りを、自分の奮闘を
『電光板に出てた戦績も見てみたが…初心者の割には塗りポイントも上々、キル数なんかは慣れりゃ後々ついてくるもんだ。お前にはまだ、可能性が秘められてる』
耳に残る様な心地良い声が、言葉が、脳内を満たしていく
身体を優しく包み込まれている様な、温かさと信憑性がそこにはあった
『バトルは楽しむ為にあるものだ、周りの言葉なんて気にするな!お前はお前なりのスタイルってもんがある。それをこれから探していけばいい』
そう言って、ショウへ向けて右手を差し出すガール
『もう一度聞く。“私ら”のチームに入らないか?』
ニッと笑って言うガールの左右に、いつの間にか立っていた二人のボーイ
その二人も、優しい表情でこちらを見ている
ショウの答えは、もう決まっていた
「………はい…ッ!!」
差し出された手を力強く握り返したショウの目から、次々と涙が零れ落ちる
その涙は、悔し涙ではなく
心の底からの、嬉し涙だった
───────
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ソラとの出会いの記憶を頭に浮かべ、他の三人にはバレないように少し顔を綻ばせる
そうだ、ソラさんが俺を見つけてくれたから、バトルの楽しさを教えてくれたから
俺はこの人達と、今、ここにいる
今思えば、あのブルーチームも──
ショウがそう考えていると、ソラはハッキリと言った
『だけど、あいつらは違う』
「!」
『あいつらは決して諦めなかった。どんなに高い壁でもめげずに立ち向かい、バトルを楽しんでいた』
ショウの方へ顔を向けるソラ
まるでショウが何を思っているのか見透かすかの様に、口角を上げて言った
『“バトルは楽しまなきゃ意味がない”……私らの考えと、似たものを感じたろ?』
「……!!」
『まあ、それが理由だな。納得したか?』
また前を向き直して言うソラを見て、みるみるうちに表情を明るくさせるショウ
ソラの話を黙って聞いていたカイは小さく口角を上げ、リクは嬉しそうに声を上げて笑った
「……っはい!俺も!同じように感じていました!」
「確かにあいつらは俺達と似ていたなぁ!あれ程アホではないが!」
「……まあな」
『はは、それもあのチームの良さだろ』
そう笑い合いながら、ソラ達はタチウオパーキングを去っていった