2話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ソラちゃん!もう一回勝負だー!!」
『……!』
その声の主は、ゴーグルだった
ゴーグルは相も変わらず、ただ愚直にソラへと攻め込んで行く
まるで、観客の言葉なんて全く気にも留めていないかの様に
『……お前…何で…』
その姿は、ソラにとっては衝撃的だった
今まで、バトルで対峙してきた数だけ妬まれてきた
敵を倒した数だけ疎まれてきた
それなのに、何故
どうして
『……何で…笑ってんだよ…ッ』
その声は、小さく震えていた
「? 何でって、そんなの当たり前じゃん!」
ゴーグルはただ、ニッコリと笑う
「ソラちゃんと戦うの、楽しいから!」
『………!!』
それは、心の底からの言葉
一切の嫌みが無い、紛れもない“純粋”な言葉だった
『……楽しい…』
初めて言われた
バトルをした相手に、現在進行形で打ち負かしている相手に
こんなにも、面と向かって──
『(……ああ、そうだ…そうだったな)』
ゴーグルは、ずっとバトルを楽しんでいるんだ
周りが何を言おうが、どう捉えようが関係無い
……だから私は、こいつとバトルがしたかったんだ
「それに、“オレ達”はまだ諦めてないよ!終わりの笛はまだ鳴ってない!そうでしょ、メガネくん!!」
ゴーグルのその言葉を皮切りに、ソラの背後のインクからメガネが飛び出す
「ああ!その通りだゴーグル!!」
『!!』
咄嗟に振り替えるソラだったが、この至近距離ではホクサイを持ったメガネの方が有利だった
「ぼく達は最後まで全力で戦う!!今までだってそうしてきたんだ!!」
「この距離なら倒せるよ!メガネくん!!」
「いっけー!!」
『……!!』
ヘッドホンとニットキャップの声援を背中に、メガネはホクサイを振りかぶった
………だが
バキンッ!!
メガネの頭に、一筋の光が刺さる
今まで何度も目にしてきた光景が、そこに広がった
《メガネ選手、奇襲失敗ー!!カバーに入ったカイ選手に撃ち抜かれてしまったー!!》
「………」
「くっ…そぉ…ッ!!」
高台からこちらを伺っていたカイが、すぐさまメガネを撃ち抜いた
悔しそうに倒れるメガネを見てから、ソラはカイへと言葉を投げる
『……ナイス』
「……らしくないな。あの程度の潜伏、お前なら気付けたはずだが」
『……ああ、そうだな…悪い、ちょっと気抜けてた』
少しバツが悪そうに、小さく溜息を吐くソラ
……その背後に、影が出来た
『……!』
その声の主は、ゴーグルだった
ゴーグルは相も変わらず、ただ愚直にソラへと攻め込んで行く
まるで、観客の言葉なんて全く気にも留めていないかの様に
『……お前…何で…』
その姿は、ソラにとっては衝撃的だった
今まで、バトルで対峙してきた数だけ妬まれてきた
敵を倒した数だけ疎まれてきた
それなのに、何故
どうして
『……何で…笑ってんだよ…ッ』
その声は、小さく震えていた
「? 何でって、そんなの当たり前じゃん!」
ゴーグルはただ、ニッコリと笑う
「ソラちゃんと戦うの、楽しいから!」
『………!!』
それは、心の底からの言葉
一切の嫌みが無い、紛れもない“純粋”な言葉だった
『……楽しい…』
初めて言われた
バトルをした相手に、現在進行形で打ち負かしている相手に
こんなにも、面と向かって──
『(……ああ、そうだ…そうだったな)』
ゴーグルは、ずっとバトルを楽しんでいるんだ
周りが何を言おうが、どう捉えようが関係無い
……だから私は、こいつとバトルがしたかったんだ
「それに、“オレ達”はまだ諦めてないよ!終わりの笛はまだ鳴ってない!そうでしょ、メガネくん!!」
ゴーグルのその言葉を皮切りに、ソラの背後のインクからメガネが飛び出す
「ああ!その通りだゴーグル!!」
『!!』
咄嗟に振り替えるソラだったが、この至近距離ではホクサイを持ったメガネの方が有利だった
「ぼく達は最後まで全力で戦う!!今までだってそうしてきたんだ!!」
「この距離なら倒せるよ!メガネくん!!」
「いっけー!!」
『……!!』
ヘッドホンとニットキャップの声援を背中に、メガネはホクサイを振りかぶった
………だが
バキンッ!!
メガネの頭に、一筋の光が刺さる
今まで何度も目にしてきた光景が、そこに広がった
《メガネ選手、奇襲失敗ー!!カバーに入ったカイ選手に撃ち抜かれてしまったー!!》
「………」
「くっ…そぉ…ッ!!」
高台からこちらを伺っていたカイが、すぐさまメガネを撃ち抜いた
悔しそうに倒れるメガネを見てから、ソラはカイへと言葉を投げる
『……ナイス』
「……らしくないな。あの程度の潜伏、お前なら気付けたはずだが」
『……ああ、そうだな…悪い、ちょっと気抜けてた』
少しバツが悪そうに、小さく溜息を吐くソラ
……その背後に、影が出来た