2話
夢小説設定
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あれから“一方的な”攻防が続き、バトルも終盤
ブルーチームは、スカイチームの圧倒的な強さに為す術無しの状態だった
《さあ残り時間もあと僅か!ブルーチームはこのまま押し切られてしまうのか──!?》
「ダメだ…!!全然歯が立たない…!!」
「いくら攻めても全部返されちゃう…!!」
まるで赤子の手を捻るように、ブルーチームの攻撃はスカイチームに通用しなかった
そんな圧倒的な力量差を見ていた観客達も、己がステージに立っていないにも関わらず、表情を強張らせ冷や汗を垂らす
そんな中、ふと観客の内の誰かが小さく呟いた
「……こんなの…もう無理だろ…」
「「!」」
その声はライダーやS4達にも届いたのか、各々小さく反応を見せる
半ば諦めたような観客の言葉に、他の観客達も次々と声を上げだした
「こんな一方的なバトルってありかよ……」
「あの伝説のスカイチームだぞ…勝てる訳ねぇって……」
「ブルーチームもよくやるよね~、無謀にも程があるでしょ」
「!! ……キサマら…!」
好き勝手に言い始める観客達に、青筋を立てて抗議しようとするアーミー
だが、次に言われた言葉にそれは遮られた
「結果が分かりきったバトルなんて、見ててもつまんねぇよな」
「「……!!」」
吐き捨てられたその言葉に、アーミーやライダー、他のS4達は息を吞む
皆自然と、ステージ上にいるソラに視線を向けた
そこにいたのは、顔から笑顔が消えたソラの姿
観客達の声は、ソラにしっかりと届いていた
「………ッ」
そこで、ライダー達は気付いてしまった
嫌でも察してしまった
今まで伝説と謳われてきた、スカイチームの現状を
ソラ達が、どれ程の“敵意”と“嫉妬”を向けられてきたのかを
『……さあ、あと少しだ!最後まで抑え込むぞ!!』
それでもバトルは回り続ける
観客の声を掻き消すように、聞きたくもない言葉をブチ壊すように
大声を上げて、ソラ達は戦い続ける
スカイチームに襲い来る重圧は、いったいどれ程のものなのだろうか
それは、当の本人達にしか解らない
「よーし!こっちだってまだまだ敗けないぞー!!」
そんな時だった
天をも貫くような、溌溂とした声が響いたのは
ブルーチームは、スカイチームの圧倒的な強さに為す術無しの状態だった
《さあ残り時間もあと僅か!ブルーチームはこのまま押し切られてしまうのか──!?》
「ダメだ…!!全然歯が立たない…!!」
「いくら攻めても全部返されちゃう…!!」
まるで赤子の手を捻るように、ブルーチームの攻撃はスカイチームに通用しなかった
そんな圧倒的な力量差を見ていた観客達も、己がステージに立っていないにも関わらず、表情を強張らせ冷や汗を垂らす
そんな中、ふと観客の内の誰かが小さく呟いた
「……こんなの…もう無理だろ…」
「「!」」
その声はライダーやS4達にも届いたのか、各々小さく反応を見せる
半ば諦めたような観客の言葉に、他の観客達も次々と声を上げだした
「こんな一方的なバトルってありかよ……」
「あの伝説のスカイチームだぞ…勝てる訳ねぇって……」
「ブルーチームもよくやるよね~、無謀にも程があるでしょ」
「!! ……キサマら…!」
好き勝手に言い始める観客達に、青筋を立てて抗議しようとするアーミー
だが、次に言われた言葉にそれは遮られた
「結果が分かりきったバトルなんて、見ててもつまんねぇよな」
「「……!!」」
吐き捨てられたその言葉に、アーミーやライダー、他のS4達は息を吞む
皆自然と、ステージ上にいるソラに視線を向けた
そこにいたのは、顔から笑顔が消えたソラの姿
観客達の声は、ソラにしっかりと届いていた
「………ッ」
そこで、ライダー達は気付いてしまった
嫌でも察してしまった
今まで伝説と謳われてきた、スカイチームの現状を
ソラ達が、どれ程の“敵意”と“嫉妬”を向けられてきたのかを
『……さあ、あと少しだ!最後まで抑え込むぞ!!』
それでもバトルは回り続ける
観客の声を掻き消すように、聞きたくもない言葉をブチ壊すように
大声を上げて、ソラ達は戦い続ける
スカイチームに襲い来る重圧は、いったいどれ程のものなのだろうか
それは、当の本人達にしか解らない
「よーし!こっちだってまだまだ敗けないぞー!!」
そんな時だった
天をも貫くような、溌溂とした声が響いたのは