2話
夢小説設定
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「いけーー!!」
ポチッと押された着弾地点
その標的は、“カイ”だった
《ニットキャップ選手のトルネードが撃ち込まれたー!狙いはカイ選手かー!?》
「……!」
頭上に飛んでくるトルネードを見て、カイはすぐさまその場から離れる
「ほう、カイの射線をずらしたか!良い判断だ!だがそれだけじゃあ突破は……」
「それだけじゃないよ!」
楽しそうに笑うリクの耳に、ヘッドホンの声が聞こえる
ヘッドホンはニットキャップが撃ち込んだトルネードに身を隠すようにして、真っ直ぐリクを狙っていた
リクの方からでは、トルネードが邪魔をしてヘッドホンの正確な位置は解らない
一瞬、リクの身体に射線が通った
「ここだ!!」
リクに向かって撃ち込むヘッドホン
誰もが“やった”と思った
………だが
「おっと」
「!! えっ……!?」
リクはまるで“解っていた”かの様に、ヘッドホンの攻撃をヒョイッと躱した
《ヘッドホン選手痛恨のミス!!リク選手には一歩及ばなかったー!!》
「ど、どうして…!?わたしの場所は解らないはずじゃ…!?」
「ああそうだな、良い連携だったぞ!……だがなぁ…」
驚くヘッドホンの身体を指差し、リクは言った
「自分の身体を見てみるんだな」
「!? ……こ、これは…!!」
ヘッドホンとニットキャップ、更には下のエリアで戦っているゴーグルとメガネの身体にも
イカの形をした黒い帯状の物が纏わり付いていた
「……スーパーセンサー…!?」
「いつの間にー!?」
「“いつの間に”だって?おいおい、もう少し注意深く周りを見なきゃ駄目だろう」
慌てる二人を見据え、リクは親指である方向を指差す
そこにいたのは、カイだった
「そいつはカイの仕業さ。トルネードに乗じて発動してな。まあ、つまり…お前達の作戦は筒抜けだったって訳だ」
「……そんな…!」
顔を青ざめさせるヘッドホンと、その隣でニコニコ笑いながらも珍しく冷や汗を垂らしているニットキャップ
そんな二人のこめかみに、一本の射線が通った
「残念無念、また出直してきな!」
バキンッ!!
笑顔で手を振るリクの言葉を最後に、カイは二人を撃ち抜いたのだった
───────
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───
ポチッと押された着弾地点
その標的は、“カイ”だった
《ニットキャップ選手のトルネードが撃ち込まれたー!狙いはカイ選手かー!?》
「……!」
頭上に飛んでくるトルネードを見て、カイはすぐさまその場から離れる
「ほう、カイの射線をずらしたか!良い判断だ!だがそれだけじゃあ突破は……」
「それだけじゃないよ!」
楽しそうに笑うリクの耳に、ヘッドホンの声が聞こえる
ヘッドホンはニットキャップが撃ち込んだトルネードに身を隠すようにして、真っ直ぐリクを狙っていた
リクの方からでは、トルネードが邪魔をしてヘッドホンの正確な位置は解らない
一瞬、リクの身体に射線が通った
「ここだ!!」
リクに向かって撃ち込むヘッドホン
誰もが“やった”と思った
………だが
「おっと」
「!! えっ……!?」
リクはまるで“解っていた”かの様に、ヘッドホンの攻撃をヒョイッと躱した
《ヘッドホン選手痛恨のミス!!リク選手には一歩及ばなかったー!!》
「ど、どうして…!?わたしの場所は解らないはずじゃ…!?」
「ああそうだな、良い連携だったぞ!……だがなぁ…」
驚くヘッドホンの身体を指差し、リクは言った
「自分の身体を見てみるんだな」
「!? ……こ、これは…!!」
ヘッドホンとニットキャップ、更には下のエリアで戦っているゴーグルとメガネの身体にも
イカの形をした黒い帯状の物が纏わり付いていた
「……スーパーセンサー…!?」
「いつの間にー!?」
「“いつの間に”だって?おいおい、もう少し注意深く周りを見なきゃ駄目だろう」
慌てる二人を見据え、リクは親指である方向を指差す
そこにいたのは、カイだった
「そいつはカイの仕業さ。トルネードに乗じて発動してな。まあ、つまり…お前達の作戦は筒抜けだったって訳だ」
「……そんな…!」
顔を青ざめさせるヘッドホンと、その隣でニコニコ笑いながらも珍しく冷や汗を垂らしているニットキャップ
そんな二人のこめかみに、一本の射線が通った
「残念無念、また出直してきな!」
バキンッ!!
笑顔で手を振るリクの言葉を最後に、カイは二人を撃ち抜いたのだった
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