2話
夢小説設定
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《実況のシオカラーズでーす。シオノメ油田は大きな高低差と入り組んだ通路が特徴のステージだよー》
《頂上にある広いエリアを取れるかが勝負のカギ!エレベーターを使って奇襲を仕掛けよう!》
シオカラーズの実況を皮切りに、観客からの大歓声が上がる
《“伝説”とまで謳われるスカイチームに、ブルーチームはどこまで通用するのか!?今、バトルの火蓋が切られる──!!》
スカイチームとブルーチーム、それぞれがリスポーン地点に並び立つ
ソラはただ静かに、真っ直ぐ前を見据えていた
《レディ──…、ゴ───!!》
シオカラーズの開始の合図で、一斉に走り出すスカイチームとブルーチーム
「よし!みんなで塗り進めるぞ!!」
「おー!」
「シオノメ油田は細い通路も多いから、落ちないようにね!」
「行くぞー!!」
賑やかに声を掛け合いつつ、自陣からどんどん塗り進めるブルーチーム
それを横目に、ソラはカイとリクに言った
『行ってこい』
「ああ」
「おう!」
短い言葉を交わすと、カイとリクはソラが真っ直ぐ塗ったインクの上を素早く泳いで行く
何も塗られていない自陣や脇道には目もくれず、向かった先は──
《おおーっと!カイ選手にリク選手!早くも頂上到達だー!!》
「な、何だって!?」
アオリの実況に、驚きの声を上げるメガネ
すかさず頂上の方を確認すると、まるで門番かの様にリクが仁王立ちしていた
後方の高台は、既にカイが陣取っている
「よお!随分と進軍が遅いんじゃないか?」
「も、もうあんな所に…!!」
「でもあの二人があそこにいるって事は、自陣は全然塗れてないんじゃ…!」
ヘッドホンがそう言うと、それを否定するかの様に実況が続ける
《下のエリアではソラ選手とショウ選手が塗りを広げているぞー!》
《カイ選手とリク選手を先に行かせて、頂上エリアを抑える戦法やね》
《リッターとダイナモの長射程を活かしてエリアに近付けさせない立ち回りだ!流石は伝説のスカイチーム!ステージの地形をよく理解している動きだ──!!》
「そりゃあそうさ、我がチームの“司令塔”は優秀なんでね」
ニヤリと笑ってダイナモを大きく振りかぶるリク
リッターの射線から隠れつつ近くまで来ていたメガネとニットキャップを、その一振りで薙ぎ倒した
「さあ、バトルはまだまだこれからだ!楽しもうじゃないか!」
「ぐ…ッ!!」
「わはー!!」
《リク選手、二枚抜きだー!!》
「メガネくん!!ニットキャップちゃん!!」
リスポーンへと帰された二人の名前を叫ぶヘッドホン
その後頭部に、一本の“線”が当たった
《頂上にある広いエリアを取れるかが勝負のカギ!エレベーターを使って奇襲を仕掛けよう!》
シオカラーズの実況を皮切りに、観客からの大歓声が上がる
《“伝説”とまで謳われるスカイチームに、ブルーチームはどこまで通用するのか!?今、バトルの火蓋が切られる──!!》
スカイチームとブルーチーム、それぞれがリスポーン地点に並び立つ
ソラはただ静かに、真っ直ぐ前を見据えていた
《レディ──…、ゴ───!!》
シオカラーズの開始の合図で、一斉に走り出すスカイチームとブルーチーム
「よし!みんなで塗り進めるぞ!!」
「おー!」
「シオノメ油田は細い通路も多いから、落ちないようにね!」
「行くぞー!!」
賑やかに声を掛け合いつつ、自陣からどんどん塗り進めるブルーチーム
それを横目に、ソラはカイとリクに言った
『行ってこい』
「ああ」
「おう!」
短い言葉を交わすと、カイとリクはソラが真っ直ぐ塗ったインクの上を素早く泳いで行く
何も塗られていない自陣や脇道には目もくれず、向かった先は──
《おおーっと!カイ選手にリク選手!早くも頂上到達だー!!》
「な、何だって!?」
アオリの実況に、驚きの声を上げるメガネ
すかさず頂上の方を確認すると、まるで門番かの様にリクが仁王立ちしていた
後方の高台は、既にカイが陣取っている
「よお!随分と進軍が遅いんじゃないか?」
「も、もうあんな所に…!!」
「でもあの二人があそこにいるって事は、自陣は全然塗れてないんじゃ…!」
ヘッドホンがそう言うと、それを否定するかの様に実況が続ける
《下のエリアではソラ選手とショウ選手が塗りを広げているぞー!》
《カイ選手とリク選手を先に行かせて、頂上エリアを抑える戦法やね》
《リッターとダイナモの長射程を活かしてエリアに近付けさせない立ち回りだ!流石は伝説のスカイチーム!ステージの地形をよく理解している動きだ──!!》
「そりゃあそうさ、我がチームの“司令塔”は優秀なんでね」
ニヤリと笑ってダイナモを大きく振りかぶるリク
リッターの射線から隠れつつ近くまで来ていたメガネとニットキャップを、その一振りで薙ぎ倒した
「さあ、バトルはまだまだこれからだ!楽しもうじゃないか!」
「ぐ…ッ!!」
「わはー!!」
《リク選手、二枚抜きだー!!》
「メガネくん!!ニットキャップちゃん!!」
リスポーンへと帰された二人の名前を叫ぶヘッドホン
その後頭部に、一本の“線”が当たった