12話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
─暁第二アジト─
あれから真っ直ぐマンションへと帰って来たソラ
『……ただいま』
「ソラ、おかえりなさい」
リビングの扉を開けると、そこには小南がいた
『小南だけか?』
「ええ。他の男共は外で好き勝手に遊びに行ったわ」
『……そうか』
そう言うと、ソラはパタリとソファーに倒れ込んだ
「どうかしたの?」
『……なあ、小南』
「?」
少し様子がおかしいソラに、小南がそっと声をかける
ソラは自身の片腕で目元を覆うと、普段よりも少し低い声で言った
『何かを得るためには、犠牲もやむを得ねぇのかな』
「!」
腕の隙間から見えたソラの顔は、どこか悲しそうだった
「………」
小南はソラの傍まで行き、その場に座って問う
「……何があったの?」
『………』
ソラは、今日の出来事を小南に話した
「……そう…」
『……何かなぁ…何も知らされてねぇだろう少年が、自分の意図しない形で囮になってたってのが……どうもな』
例え上の命令であろうと、本物だと信じていた物が実は偽物で、それを必死になって守ろうとして、結局は偽物すらも守れない
………あんまりじゃねぇか
「……ソラ」
『……ん?』
小南に名前を呼ばれ、視線だけそちらへ向ける
そこにあった小南の顔は、とても優し気で、穏やかなものだった
「あなたが、思い悩む必要はないわ」
『!』
「あなたは何でもかんでも、一人で背負い込もうとする質でしょう?そんな他人の事まで考える必要なんてない。もっと、自分を大事にして。私達にとっては、何よりも…ソラ、あなたの事が大切なんだから」
『………』
それを聞いたソラは少し目を見開いた後、小さく笑った
『……ん、そうだな…ありがとう』
「いいのよ、私達は仲間なんだから」
ソラと小南はお互いに、優しく笑い合ったのだった
to be continue……
(やっぱり、仲間っていいもんだな)
あれから真っ直ぐマンションへと帰って来たソラ
『……ただいま』
「ソラ、おかえりなさい」
リビングの扉を開けると、そこには小南がいた
『小南だけか?』
「ええ。他の男共は外で好き勝手に遊びに行ったわ」
『……そうか』
そう言うと、ソラはパタリとソファーに倒れ込んだ
「どうかしたの?」
『……なあ、小南』
「?」
少し様子がおかしいソラに、小南がそっと声をかける
ソラは自身の片腕で目元を覆うと、普段よりも少し低い声で言った
『何かを得るためには、犠牲もやむを得ねぇのかな』
「!」
腕の隙間から見えたソラの顔は、どこか悲しそうだった
「………」
小南はソラの傍まで行き、その場に座って問う
「……何があったの?」
『………』
ソラは、今日の出来事を小南に話した
「……そう…」
『……何かなぁ…何も知らされてねぇだろう少年が、自分の意図しない形で囮になってたってのが……どうもな』
例え上の命令であろうと、本物だと信じていた物が実は偽物で、それを必死になって守ろうとして、結局は偽物すらも守れない
………あんまりじゃねぇか
「……ソラ」
『……ん?』
小南に名前を呼ばれ、視線だけそちらへ向ける
そこにあった小南の顔は、とても優し気で、穏やかなものだった
「あなたが、思い悩む必要はないわ」
『!』
「あなたは何でもかんでも、一人で背負い込もうとする質でしょう?そんな他人の事まで考える必要なんてない。もっと、自分を大事にして。私達にとっては、何よりも…ソラ、あなたの事が大切なんだから」
『………』
それを聞いたソラは少し目を見開いた後、小さく笑った
『……ん、そうだな…ありがとう』
「いいのよ、私達は仲間なんだから」
ソラと小南はお互いに、優しく笑い合ったのだった
to be continue……
(やっぱり、仲間っていいもんだな)