12話
夢小説設定
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─中山外科医院─
「バジルはどーだ?ロマーリオ」
「命に別状はねえ、よく鍛えられてるみてーだ。傷は浅いぜ、ボス」
ロマーリオと呼ばれたディーノの部下は、バジルの様子を見ながら言った
バジルは今ベッドの上で、点滴を打たれたまま眠っている
「あの…で…彼…何者なの…?やっぱりボンゴレのマフィアなんですか?」
「いいや、こいつはボンゴレじゃあない。だが一つ確実に言えることは…こいつはお前らの味方だってことだ」
『! …ボンゴレじゃない?』
「なあ!?どーなってんの!?ボンゴレが敵でそーじゃない人が味方って…つーか別にオレ、敵とか味方とかありませんから……」
「それがなあ、ツナ。そーもいってらんねえみたいだぞ」
「あのリングが動き出したからな」
引き攣った表情で言う綱吉に、ディーノとリボーンは意味深な発言をする
「リング?そういえばこの子も言ってた、ロン毛の奴が奪ってったやつだろ?」
「ああ。ソラはもう知ってると思うが、正式名を“ハーフボンゴレリング”というんだ。本当は三年後までしかるべき場所で保管されるはずだったボンゴレの家宝だ」
「ちょ、ちょっと待てよ!!ソラが知ってるってどーゆーことだよ!?」
「ソラってこの嬢ちゃんのことか?」
そう言ってソラを指差すディーノ
人を指差すんじゃねぇよコラ
「そーだぞ。こいつは海堂ソラ、“夜空の守護者”だぞ」
「な!夜空の守護者だと!?でも、あのリングは危険なんじゃ……もしかして適合者なのか!?」
「いや、まだ分かんねー。だがいずれ守護者になるやつだぞ」
「……そうか…」
つらつらと二人が話す中、綱吉だけ訳が分からないといった表情をしていた
そんな中ディーノはくるりとソラの方へ向いて、人当たりの良い笑顔を浮かべた
「オレはディーノだ!これからよろしくな、ソラ!!」
『ん、ああ。よろしく』
先程までよりも何となくテンションが高い自己紹介をされ、ソラも笑い返す
すると綱吉が、リボーンに恐る恐る問い掛けた
「……じゃあまさか、ソラもボンゴレの人間に…?」
「ああ。一時的にだけどな」
「一時的にって…!!もしかしてソラが元の世界に帰るまでとか!?」
「そうだぞ」
「マジかよ~!!ソラ!本当ごめん!!巻き込んじゃって…!!」
『ははっまあ気にすんなよ。もう決まっちまった事だしな』
……初めは入る気なんかさらさら無かったんだが、まあ、言わないでおこう
そんなソラ達の会話に、今度はディーノが片眉を上げて言った
「元の世界?どういう意味だ?」
「そうか。お前にはまだ話してなかったな」
リボーンは、ソラはこの世界の人間じゃない事、忍で暁というS級犯罪者集団のメンバーだという事をディーノに話した
「…まじかよ…そりゃスゲェな!!」
「(ディーノさん軽すぎー!!) ……なあ、リボーン…もしかしてそのリングってすんげー高級なやつとかだったりする?」
笑顔で言ってのけたディーノに冷や汗を垂らしながらも、話を無理やり戻した綱吉
「確かに値のつけられない代物だが、それだけじゃねーぞ」
『随分といわくつきの代物なんだっけか?長いボンゴレの歴史上、そのリングの為にどれだけの血が流れたか分からねぇって』
「ああ、その通りだぞ」
「ひいい何それー!!まじかよ!!ロン毛の人、もってってくれてよかったー…っ!」
前にリボーンから説明を受けた時に聞いた事をそのまま言うと、綱吉は安心した様にホッと息を吐いた
だがそれも束の間、ディーノが申し訳無さそうに話し始める
「それがなあ…ツナ…ソラ…」
「『?』」
「ここにあるんだ」
そう言って取り出したのは、間違いなくあの箱型のケースだった
「バジルはどーだ?ロマーリオ」
「命に別状はねえ、よく鍛えられてるみてーだ。傷は浅いぜ、ボス」
ロマーリオと呼ばれたディーノの部下は、バジルの様子を見ながら言った
バジルは今ベッドの上で、点滴を打たれたまま眠っている
「あの…で…彼…何者なの…?やっぱりボンゴレのマフィアなんですか?」
「いいや、こいつはボンゴレじゃあない。だが一つ確実に言えることは…こいつはお前らの味方だってことだ」
『! …ボンゴレじゃない?』
「なあ!?どーなってんの!?ボンゴレが敵でそーじゃない人が味方って…つーか別にオレ、敵とか味方とかありませんから……」
「それがなあ、ツナ。そーもいってらんねえみたいだぞ」
「あのリングが動き出したからな」
引き攣った表情で言う綱吉に、ディーノとリボーンは意味深な発言をする
「リング?そういえばこの子も言ってた、ロン毛の奴が奪ってったやつだろ?」
「ああ。ソラはもう知ってると思うが、正式名を“ハーフボンゴレリング”というんだ。本当は三年後までしかるべき場所で保管されるはずだったボンゴレの家宝だ」
「ちょ、ちょっと待てよ!!ソラが知ってるってどーゆーことだよ!?」
「ソラってこの嬢ちゃんのことか?」
そう言ってソラを指差すディーノ
人を指差すんじゃねぇよコラ
「そーだぞ。こいつは海堂ソラ、“夜空の守護者”だぞ」
「な!夜空の守護者だと!?でも、あのリングは危険なんじゃ……もしかして適合者なのか!?」
「いや、まだ分かんねー。だがいずれ守護者になるやつだぞ」
「……そうか…」
つらつらと二人が話す中、綱吉だけ訳が分からないといった表情をしていた
そんな中ディーノはくるりとソラの方へ向いて、人当たりの良い笑顔を浮かべた
「オレはディーノだ!これからよろしくな、ソラ!!」
『ん、ああ。よろしく』
先程までよりも何となくテンションが高い自己紹介をされ、ソラも笑い返す
すると綱吉が、リボーンに恐る恐る問い掛けた
「……じゃあまさか、ソラもボンゴレの人間に…?」
「ああ。一時的にだけどな」
「一時的にって…!!もしかしてソラが元の世界に帰るまでとか!?」
「そうだぞ」
「マジかよ~!!ソラ!本当ごめん!!巻き込んじゃって…!!」
『ははっまあ気にすんなよ。もう決まっちまった事だしな』
……初めは入る気なんかさらさら無かったんだが、まあ、言わないでおこう
そんなソラ達の会話に、今度はディーノが片眉を上げて言った
「元の世界?どういう意味だ?」
「そうか。お前にはまだ話してなかったな」
リボーンは、ソラはこの世界の人間じゃない事、忍で暁というS級犯罪者集団のメンバーだという事をディーノに話した
「…まじかよ…そりゃスゲェな!!」
「(ディーノさん軽すぎー!!) ……なあ、リボーン…もしかしてそのリングってすんげー高級なやつとかだったりする?」
笑顔で言ってのけたディーノに冷や汗を垂らしながらも、話を無理やり戻した綱吉
「確かに値のつけられない代物だが、それだけじゃねーぞ」
『随分といわくつきの代物なんだっけか?長いボンゴレの歴史上、そのリングの為にどれだけの血が流れたか分からねぇって』
「ああ、その通りだぞ」
「ひいい何それー!!まじかよ!!ロン毛の人、もってってくれてよかったー…っ!」
前にリボーンから説明を受けた時に聞いた事をそのまま言うと、綱吉は安心した様にホッと息を吐いた
だがそれも束の間、ディーノが申し訳無さそうに話し始める
「それがなあ…ツナ…ソラ…」
「『?』」
「ここにあるんだ」
そう言って取り出したのは、間違いなくあの箱型のケースだった