次の日

学校に行く為マンションを出たソラ

マンションが学校の近くにあるのは助かるな

そのせいもあってか、何時もより早めに着いたんだが


『(……何か今日は、随分と平和だな)』


何時もなら暴言だの何だの飛んできてもおかしくないんだが、今日は生徒達がやけに静かだ

というか、何かニヤけてねぇか？全体的に

あー、こいつはまた面倒な事を企んでやがるな

……まあ、別にどうでもいいか

そう思い、ソラはさして気にも留めずにボーッと窓の外を眺めていた

すると突然、校庭から私を呼ぶ声が聞こえた


「ソラーー！！」


いや、ソラーー！！じゃねぇんだわ

この声は飛段だな…あいつ……


「ソラー！！早く来いよォー！！サソリちゃんが怒るぞォー！」

「オイラ待ちくたびれたー！！うーん！！」


怒りたいのはこっちなんだが？

っていうかデイダラとサソリもいるのかよ


「おい、またいるぜ、あいつら」

「また海堂関係かよー！」

「迷惑なんですけどー！！」

「何で海堂さんばっかりあんなイケメンと……」

「何かムカツクー！」


ザワザワと騒がしくなる教室内

せっかく静かだったってのに、これじゃ台無しじゃねぇか

私は仕方なく席から立ち、にっこりと綺麗な笑顔で先生に言った


『先生ー、ちょっと校庭にいる奴ら絞め……注意してきていいですか？』

「あ、ああ…良いぞ」

「「(絞めるって言おうとした！！こいつ絶対絞めるって言おうとした！！！)」」


ソラの言葉に、その場にいた全員の血の気が引いて行った