10話
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「ソラ、すまねぇ!!俺が付いていながら、お前に怪我をさせる所だった…!本当にすまねぇ…!!」
『………』
リボーンにしては珍しい、感情的な、心の底からの言葉
どこか震えているその声を聞き、ソラは軽く頭を掻いてからリボーンを立たせる
恐る恐るソラの顔を見るリボーンに、ソラ優しく笑って言った
『そんな事、気にすんなって』
「!!」
『怪我なんかこいつらと一緒にいる時からしょっちゅうしてるし、私はそう弱くはねぇよ。バットで殴られようが、愛崎姫花が何かしてこようがどうって事ねぇ。だから、お前が謝るなよ』
「!! ……そうか」
ソラの優しい言葉に、リボーンは心が救われた様に感じた
……本当に、こいつは面白ぇ奴だな
帽子の鍔を掴んで深く被り直しながら、口元には自然と笑みが零れていた
そんな中、不意に鬼鮫がソラに質問を投げかけた
「あの、ソラさん。その、愛崎姫花っていうのは…?」
『ん?ああ、私を嵌めて陥れた奴でな。確か…セリンファミリーのボスの娘?とか言ってたような……』
あんま覚えてねぇんだけどなぁ~
そう言って楽観的に笑うソラとは対照的に、突然静かになる面々
『? ……どうしたんだ?お前ら』
急に動きを止めたメンバーに疑問符を飛ばしていると、メンバー全員が己の武器を手に持ち玄関の方へと振り返った
「「ちょっとそいつ殺ってくる(うん)」」
『待て待て待て待て!!』
どうやら愛崎は、暁の怒りを買ったらしい
「……ん?ソラ、お前今セリンファミリーって言ったか?」
『え?あ、ああ』
「何々?∥ドウカシタノカ?」
「セリンファミリー…そいつは尚更潰さなきゃな……」
みんなが訳が分からないといった表情でリボーンを見る
「……セリンファミリーはな、ボンゴレファミリーに対立する格下ファミリーの事だ。人身売買、麻薬密売なんかもしていて、ボンゴレが潰そうとしてたんだが……そうか…あいつマフィアだったのか……」
すると、リボーンが何か閃いた
「……それでソラ、お前はボンゴレに入るのか?入らないのか?」
『………リーダー』
ソラは背を向けながらペインを呼ぶ
ペインは小さく笑い、さも当たり前の様にこう言った
「……ソラに任務を言い渡す」
─ボンゴレに入り、ボンゴレの助けとなれ─
『……了解』
「な…っ!?」
「はぁ!?」
ペインの言葉を聴いた他のメンバーは、腑に落ちないと抗議した
『大丈夫だっての、私は暁を抜けるつもりは無ぇし』
「違ぇよ!俺らはソラの心配を『心配なら必要ねぇよ』……!?」
サソリの言葉を遮る様にそう言うと、ソラは振り返ってニッと笑った
『私がすぐ死ぬような奴じゃねぇって事ぐらい、知ってんだろ?』
「「!!」」
ソラの言葉に、メンバーはそれもそうかと納得した
全ては、ソラの事を信じてるが故に
「……決まりだな。じゃあ他の奴らも任務をやってもらうぞ」
「『……は?』」
まるで計画通りだと言いたげにニヤリと笑うリボーンに、素っ頓狂な声を上げるメンバー
リボーンは当たり前だろと言葉を続けた
「ソラだけ任務があるのは不公平だからな。お前らもボンゴレの補佐をしてもらうぞ」
「……オイラは良いぞ!うん!!」
「俺も良いぜェ!!」
「お前らと俺の力の差を思い知らせてやるよ」
「……報酬があるならやってやろう」
「暇つぶしにちょうどいいわ」
以外と乗り気なのか、他のメンバーも賛成らしい
「じゃあソラ、これを渡しておく」
『? ……何だこれ』
リボーンが手渡したのは、三日月とインフィニティのマークが掘られたリング
……なのだが
『半分だけ?』
「それは“ハーフボンゴレリング”って言うんだ。他のあと七人にはまだ渡してないけどな。ソラは学校でのいざこざが終わるまで隠し持っとけ」
『おう、分かった』
ソラはリボーンがリングと一緒にくれたチェーンにリングを通し、それを首にかけた
それを見届けてから、リボーンは踵を返す
「今日はもう遅ぇ。俺は帰るぞ」
時計を見れば、いつの間にかもう22時
リボーンの言葉を機に、この日は解散となった
『………』
リボーンにしては珍しい、感情的な、心の底からの言葉
どこか震えているその声を聞き、ソラは軽く頭を掻いてからリボーンを立たせる
恐る恐るソラの顔を見るリボーンに、ソラ優しく笑って言った
『そんな事、気にすんなって』
「!!」
『怪我なんかこいつらと一緒にいる時からしょっちゅうしてるし、私はそう弱くはねぇよ。バットで殴られようが、愛崎姫花が何かしてこようがどうって事ねぇ。だから、お前が謝るなよ』
「!! ……そうか」
ソラの優しい言葉に、リボーンは心が救われた様に感じた
……本当に、こいつは面白ぇ奴だな
帽子の鍔を掴んで深く被り直しながら、口元には自然と笑みが零れていた
そんな中、不意に鬼鮫がソラに質問を投げかけた
「あの、ソラさん。その、愛崎姫花っていうのは…?」
『ん?ああ、私を嵌めて陥れた奴でな。確か…セリンファミリーのボスの娘?とか言ってたような……』
あんま覚えてねぇんだけどなぁ~
そう言って楽観的に笑うソラとは対照的に、突然静かになる面々
『? ……どうしたんだ?お前ら』
急に動きを止めたメンバーに疑問符を飛ばしていると、メンバー全員が己の武器を手に持ち玄関の方へと振り返った
「「ちょっとそいつ殺ってくる(うん)」」
『待て待て待て待て!!』
どうやら愛崎は、暁の怒りを買ったらしい
「……ん?ソラ、お前今セリンファミリーって言ったか?」
『え?あ、ああ』
「何々?∥ドウカシタノカ?」
「セリンファミリー…そいつは尚更潰さなきゃな……」
みんなが訳が分からないといった表情でリボーンを見る
「……セリンファミリーはな、ボンゴレファミリーに対立する格下ファミリーの事だ。人身売買、麻薬密売なんかもしていて、ボンゴレが潰そうとしてたんだが……そうか…あいつマフィアだったのか……」
すると、リボーンが何か閃いた
「……それでソラ、お前はボンゴレに入るのか?入らないのか?」
『………リーダー』
ソラは背を向けながらペインを呼ぶ
ペインは小さく笑い、さも当たり前の様にこう言った
「……ソラに任務を言い渡す」
─ボンゴレに入り、ボンゴレの助けとなれ─
『……了解』
「な…っ!?」
「はぁ!?」
ペインの言葉を聴いた他のメンバーは、腑に落ちないと抗議した
『大丈夫だっての、私は暁を抜けるつもりは無ぇし』
「違ぇよ!俺らはソラの心配を『心配なら必要ねぇよ』……!?」
サソリの言葉を遮る様にそう言うと、ソラは振り返ってニッと笑った
『私がすぐ死ぬような奴じゃねぇって事ぐらい、知ってんだろ?』
「「!!」」
ソラの言葉に、メンバーはそれもそうかと納得した
全ては、ソラの事を信じてるが故に
「……決まりだな。じゃあ他の奴らも任務をやってもらうぞ」
「『……は?』」
まるで計画通りだと言いたげにニヤリと笑うリボーンに、素っ頓狂な声を上げるメンバー
リボーンは当たり前だろと言葉を続けた
「ソラだけ任務があるのは不公平だからな。お前らもボンゴレの補佐をしてもらうぞ」
「……オイラは良いぞ!うん!!」
「俺も良いぜェ!!」
「お前らと俺の力の差を思い知らせてやるよ」
「……報酬があるならやってやろう」
「暇つぶしにちょうどいいわ」
以外と乗り気なのか、他のメンバーも賛成らしい
「じゃあソラ、これを渡しておく」
『? ……何だこれ』
リボーンが手渡したのは、三日月とインフィニティのマークが掘られたリング
……なのだが
『半分だけ?』
「それは“ハーフボンゴレリング”って言うんだ。他のあと七人にはまだ渡してないけどな。ソラは学校でのいざこざが終わるまで隠し持っとけ」
『おう、分かった』
ソラはリボーンがリングと一緒にくれたチェーンにリングを通し、それを首にかけた
それを見届けてから、リボーンは踵を返す
「今日はもう遅ぇ。俺は帰るぞ」
時計を見れば、いつの間にかもう22時
リボーンの言葉を機に、この日は解散となった