「え…何あいつ…まさか自殺？」

「えーなにそれ！ウケるんですけど！」

「ダセー！！」

「……ソラなら校庭走ってるよ」

「「マジかよ！！？」」


急に窓から跳び出したソラを見て笑っていた生徒達は、綱吉の言葉に驚きつつも校庭を爆走しているソラを目で追う

それにつられて、綱吉もソラを眺めながら心配げな表情をした

……本当、急にどうしたんだろう…？ソラ……


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ソラ、只今校庭を爆走中

目標まで、あと500m


「あ、あれ？ソラちゃんじゃない！？何かいつもより幼いけど……」

「マジかよ！？うん！！」

「ゲハハハァ！やっと会えたぜェ！！」


あと200m


「何か凄い勢いで走って来てないか？あいつ…」

「確かにな……」

「どうしたんでしょうねぇ…？」


100m


「な、何か嫌な予感がしてきたんだけど…∥ソウダナ……」

「私もだわ」

「そうか、そんなにソラは俺に会いたかったのか！」

「塵に等しい」


50m


「……本気で嫌な予感がしてきたぞ…うん」

「こんな時はあれだろ、おとり作戦」

「なるほどなァ！で、そのおとりは誰がやるんだ？」

「それは勿論……」

「……え？何でみんな俺の事見てるの？」


5m


「え、な、何でみんな離れてくの？」


4


「え、え！？何々！？」


3


「ねぇソラちゃん物凄い形相なんだけど！？」


2


「え、ちょっ俺何かした！？」


1


「ちょ、ちょっと待っ…！！」

『オラァァアアアアッ！！！！』


ボゴォッ！！


「ぎゃああああッ！！！！」


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「「殴ったァァ！！？」」


ソラの華麗な右ストレートを目の当たりにした生徒達は、声を揃えて叫んでいた