8話
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『……ほら、出て来いよ。そこに隠れてんだろ?恭弥』
「ワォ、流石ソラだね」
ソラは、京子達がいたタンクとは別のタンクに向かって言った
そのタンクの後ろから、雲雀がこちらへと歩いて来る
「やっぱり君は素晴らしいよ。一体何者なの?一瞬で消えたりしていたけど……」
……ああ、瞬身の術を使ったんだったか
そういえば、京子達は何も聞いてこなかったな
まあ、あれだけテンション高けりゃな
興奮してそれどころじゃなかったんだろ
色々考え事をしていたら、雲雀がムッとした表情をした
「ねぇ、聞いてるの?」
『ん?ああ、悪い悪い……んー、そうだな……』
ソラが忍だと知っているのは、今の所綱吉やリボーン達だけ
こいつにその事を伝えてもいいのか?
……っつっても、もう瞬身の術を見られてるし
多分こいつの性格上、引く気はねぇだろ
……しょうがねぇか
『……今から言う事、信じてくれるか?』
「もちろん、ソラの言う事だったら信じるよ」
『おお、そりゃまた随分と嬉しい事言ってくれんな……あー…私はな、忍なんだよ』
「……は?」
ソラの言葉に、切れ長な目を珍しく見開かせる雲雀
その反応も予想通りだと、ソラは雲雀にこれまでの経緯を話した
「へぇ…じゃあソラは忍で…しかもS級犯罪者なんだ?」
『まあ、一応な』
その話を聞いた雲雀の顔に笑みが戻る
そして唐突に、こう言った
「じゃあ、僕と勝負してよ」
『いや何でだよ』
あまりの唐突さに、顔が引き攣るソラ
「忍とやらがどれだけ強いのか、確かめたいからね」
ソラの言葉はお構いなしに、雲雀はトンファーを構えた
本当こいつ…頑固っつーか我儘っつーか……
『……ハァ…しょうがねぇな…一回だけだぞ』
「いいから来なよ」
ソラは渋々と、戦闘体制に入った
「待って、素手で戦う気?」
『あ?何だよ、武器使ってほしいのか?』
「なんか嘗められてるみたいで嫌だからね」
『いやぁ……でもお前、死ぬぞ?』
「だから、僕をあまり嘗めないでよ」
『………分かった』
そう言うと、ソラは横に真っ直ぐ手を伸ばした
すると伸ばした掌に結晶が集結し始め、それは見る見るうちに苦無の形へと変形した
『今は苦無を持って来てねぇからな、即席だけど上等だろ?お前相手なら、これ一本で十分だ』
「!?」
『んじゃまあ……行くぞ』
そう言うと、ソラは苦無を持って雲雀に突っ込んだ
「!! (速い!?)」
雲雀はギリギリそれを避けたが、次から次へと攻撃の嵐は続く
「クッ…! (これじゃ防ぐ事しか出来ない!)」
苦無とトンファーがぶつかり合う音だけが、屋上中に響き渡った
暫く攻防戦が続いたが、ソラが一言こう言った
『終わりだ』
ソラは雲雀に足をかけ、雲雀を倒し、その上に乗って首に苦無を添えた
『はい、私の勝ち』
「ッハァ…ハァ……クッ……! (攻撃が…出来なかった……)」
『何だよお前、中々筋が良いな。まあ私に勝とうなんざ100年早ぇけど』
肩で荒く息をする雲雀
そんな雲雀の上から退き、ソラは結晶で出来た苦無を消滅させた
「待ってよ…まだ、終わってないよ……」
そう言って、フラつきながらも立ち上がる雲雀
だがソラは、もう戦う気は無いらしい
『一回だけって言っただろうが。それにお前、もう体力の限界だろ?何か色々あって面倒になってきたし、私はもう帰る』
そう言って去ろうとするソラ
だが、雲雀はそれを止めた
「ちょっと待ってよ、放課後応接室に来てって言ったでしょ?」
『あー、そうだったか…じゃあ要件だけ言ってくれ。今日はもう疲れたんだよ』
「(全然そんな風には見えないんだけど…) ……ソラ、君…風紀委員に入らないかい?」
『風紀委員?よく分かんねぇけど、別にいいぞ』
「え、いいの?」
『……何だよお前、そっちが誘ったんだろ?』
「いや…案外あっさり入ったから……まあいいや、じゃあ僕が呼んだら必ず応接室に来てね」
『はいよ、そんじゃあな』
そう言ってヘラリと笑い、片手を挙げて屋上から出て行くソラ
階段を下りつつ、ソラは小さく溜息を吐いた
『(……何か今、軽く流しちまったけど)』
私また、面倒な事を引き受けちまったんじゃねぇか?
to be continue……
(風紀委員って何なんだよ)
「ワォ、流石ソラだね」
ソラは、京子達がいたタンクとは別のタンクに向かって言った
そのタンクの後ろから、雲雀がこちらへと歩いて来る
「やっぱり君は素晴らしいよ。一体何者なの?一瞬で消えたりしていたけど……」
……ああ、瞬身の術を使ったんだったか
そういえば、京子達は何も聞いてこなかったな
まあ、あれだけテンション高けりゃな
興奮してそれどころじゃなかったんだろ
色々考え事をしていたら、雲雀がムッとした表情をした
「ねぇ、聞いてるの?」
『ん?ああ、悪い悪い……んー、そうだな……』
ソラが忍だと知っているのは、今の所綱吉やリボーン達だけ
こいつにその事を伝えてもいいのか?
……っつっても、もう瞬身の術を見られてるし
多分こいつの性格上、引く気はねぇだろ
……しょうがねぇか
『……今から言う事、信じてくれるか?』
「もちろん、ソラの言う事だったら信じるよ」
『おお、そりゃまた随分と嬉しい事言ってくれんな……あー…私はな、忍なんだよ』
「……は?」
ソラの言葉に、切れ長な目を珍しく見開かせる雲雀
その反応も予想通りだと、ソラは雲雀にこれまでの経緯を話した
「へぇ…じゃあソラは忍で…しかもS級犯罪者なんだ?」
『まあ、一応な』
その話を聞いた雲雀の顔に笑みが戻る
そして唐突に、こう言った
「じゃあ、僕と勝負してよ」
『いや何でだよ』
あまりの唐突さに、顔が引き攣るソラ
「忍とやらがどれだけ強いのか、確かめたいからね」
ソラの言葉はお構いなしに、雲雀はトンファーを構えた
本当こいつ…頑固っつーか我儘っつーか……
『……ハァ…しょうがねぇな…一回だけだぞ』
「いいから来なよ」
ソラは渋々と、戦闘体制に入った
「待って、素手で戦う気?」
『あ?何だよ、武器使ってほしいのか?』
「なんか嘗められてるみたいで嫌だからね」
『いやぁ……でもお前、死ぬぞ?』
「だから、僕をあまり嘗めないでよ」
『………分かった』
そう言うと、ソラは横に真っ直ぐ手を伸ばした
すると伸ばした掌に結晶が集結し始め、それは見る見るうちに苦無の形へと変形した
『今は苦無を持って来てねぇからな、即席だけど上等だろ?お前相手なら、これ一本で十分だ』
「!?」
『んじゃまあ……行くぞ』
そう言うと、ソラは苦無を持って雲雀に突っ込んだ
「!! (速い!?)」
雲雀はギリギリそれを避けたが、次から次へと攻撃の嵐は続く
「クッ…! (これじゃ防ぐ事しか出来ない!)」
苦無とトンファーがぶつかり合う音だけが、屋上中に響き渡った
暫く攻防戦が続いたが、ソラが一言こう言った
『終わりだ』
ソラは雲雀に足をかけ、雲雀を倒し、その上に乗って首に苦無を添えた
『はい、私の勝ち』
「ッハァ…ハァ……クッ……! (攻撃が…出来なかった……)」
『何だよお前、中々筋が良いな。まあ私に勝とうなんざ100年早ぇけど』
肩で荒く息をする雲雀
そんな雲雀の上から退き、ソラは結晶で出来た苦無を消滅させた
「待ってよ…まだ、終わってないよ……」
そう言って、フラつきながらも立ち上がる雲雀
だがソラは、もう戦う気は無いらしい
『一回だけって言っただろうが。それにお前、もう体力の限界だろ?何か色々あって面倒になってきたし、私はもう帰る』
そう言って去ろうとするソラ
だが、雲雀はそれを止めた
「ちょっと待ってよ、放課後応接室に来てって言ったでしょ?」
『あー、そうだったか…じゃあ要件だけ言ってくれ。今日はもう疲れたんだよ』
「(全然そんな風には見えないんだけど…) ……ソラ、君…風紀委員に入らないかい?」
『風紀委員?よく分かんねぇけど、別にいいぞ』
「え、いいの?」
『……何だよお前、そっちが誘ったんだろ?』
「いや…案外あっさり入ったから……まあいいや、じゃあ僕が呼んだら必ず応接室に来てね」
『はいよ、そんじゃあな』
そう言ってヘラリと笑い、片手を挙げて屋上から出て行くソラ
階段を下りつつ、ソラは小さく溜息を吐いた
『(……何か今、軽く流しちまったけど)』
私また、面倒な事を引き受けちまったんじゃねぇか?
to be continue……
(風紀委員って何なんだよ)