8話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『……落ち着いたか?』
「う、うん……」
「ありがと……」
『構わねぇよ、気にすんな』
あれから暫く泣いていた二人
今は屋上のタンクの上にいる
「ありがとうソラ!あ、私は笹川京子っていうの!よろしくね!」
「ソラのおかげで気が楽になったわ。あたしは黒川花、よろしく!」
『おう、笹川と黒川な』
そう私が言うと、二人は少しムッとした表情をした
「私達もう親友なんだから、名前で呼んで?」
「何か距離感じるしね」
………親友?
『……私が、お前らの親友…?』
「どうしたの?」
「?」
……親友なんて
久しく耳にすらしてなかったな
『はは、私なんかを親友になんて…しねぇ方がいいぞ』
「? …何言ってるの?そんな事『違う。違うんだよ』……え?」
『私は…お前らとは違う。……私は…』
S級犯罪者なんだ
「……何が違うのか知らないけど、あたし達は大歓迎よ!」
『……え』
「そうだよ!だって…ソラが初めてなんだもん……私達に手を差し伸べてくれた人……」
そう言うと、二人は優しく笑った
『………そうか』
二人の心からの笑顔を見て、ソラはどこか悲しそうに微笑んだ
……お前らはそう言ってくれるけど
それでも私とお前らじゃ、住む世界が違うんだ
深入りさせちゃいけない
そうだろ?ちゃんと解ってるさ
そう簡単に、私の懐には入らせねぇよ
だから、大丈夫
まるで作られた様な、貼り付けられた様な笑顔のまま二人と話していると、唐突に屋上の扉が開く音がした
ガチャッ
「あら?海堂さん、まだ来ていないのかしら?」
「「!!」」
『(……来たか)』
「う、うん……」
「ありがと……」
『構わねぇよ、気にすんな』
あれから暫く泣いていた二人
今は屋上のタンクの上にいる
「ありがとうソラ!あ、私は笹川京子っていうの!よろしくね!」
「ソラのおかげで気が楽になったわ。あたしは黒川花、よろしく!」
『おう、笹川と黒川な』
そう私が言うと、二人は少しムッとした表情をした
「私達もう親友なんだから、名前で呼んで?」
「何か距離感じるしね」
………親友?
『……私が、お前らの親友…?』
「どうしたの?」
「?」
……親友なんて
久しく耳にすらしてなかったな
『はは、私なんかを親友になんて…しねぇ方がいいぞ』
「? …何言ってるの?そんな事『違う。違うんだよ』……え?」
『私は…お前らとは違う。……私は…』
S級犯罪者なんだ
「……何が違うのか知らないけど、あたし達は大歓迎よ!」
『……え』
「そうだよ!だって…ソラが初めてなんだもん……私達に手を差し伸べてくれた人……」
そう言うと、二人は優しく笑った
『………そうか』
二人の心からの笑顔を見て、ソラはどこか悲しそうに微笑んだ
……お前らはそう言ってくれるけど
それでも私とお前らじゃ、住む世界が違うんだ
深入りさせちゃいけない
そうだろ?ちゃんと解ってるさ
そう簡単に、私の懐には入らせねぇよ
だから、大丈夫
まるで作られた様な、貼り付けられた様な笑顔のまま二人と話していると、唐突に屋上の扉が開く音がした
ガチャッ
「あら?海堂さん、まだ来ていないのかしら?」
「「!!」」
『(……来たか)』