7話
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「ごめんなさいね、海堂さん?みんな転入生が珍しくてはしゃいでいるのよ、許してあげて?」
『あ、ああ…』
人当たりの良い笑顔でそう言う女子
ピンクの髪にピンクの瞳をしたその女子は、私の目を真っ直ぐ見詰めて言った
「申し遅れたわね、姫花の名前は愛崎姫花。仲良くしてくれると嬉しいわ!」
『……おう、よろしく』
スッと差し出された片手を、仕方なく握り返す
そして、気付いた
『! (……こいつ…)』
……なるほどな、何か妙だと思ったら
こいつ、幻術使いか
というか、この世界でも幻術使える奴なんていたんだな
まあ、こんな程度じゃ私は落とせねぇけど
多分この幻術のトリガーは
“目”、“接触”、“匂い”といったところか
私と目を合わせて会話してきたし、わざわざ握手も促してきた
それにこいつが身に纏ってる香水…大分きついが、これも要因の一つだろう
私を見てどこか驚いた表情をしているのが、何よりの証拠だ
そう思いつつ、何も気付かないフリをして微笑み返し、手を離す
……こんな下忍以下の幻術、イタチが見たら鼻で笑うだろうな
『(……まあ、これ以上こいつに構うのも面倒だし…ツナの所にでも行くか) そんじゃ、もう質問はいいよな?私はこれで』
「! ……え、ええ…」
未だに驚いている様な表情の愛崎を他所に、ソラは教室を見渡した
そしていつの間にか教室の窓際の方にいた綱吉を見つけ、そちらへと歩いて行く
すると綱吉の傍にいた銀髪の男子が、噛みつく様に怒鳴ってきた
「テメェ!10代目に何のようだ!!」
「ちょ、獄寺くん!!」
何だこいつ、随分と威勢が良いな
……ちょっと揶揄ってやるか
『……用が無いと、来ちゃいけねぇのか?』
「あんだと!!?」
馬鹿にした様な表情でそう問えば、案の定挑発に乗っかってくる銀髪男子
予想通りな反応だなオイ
「獄寺くん!いいから!!ソラは俺の友達なんだよ!」
「なっ!?そうだったんすか!!?」
「そうなの!!それにソラも面白がって挑発しないで!!」
『はははっ悪い悪い、冗談だっての』
焦り散らす綱吉に、両手を軽く挙げて笑うソラ
そんなソラを見て、安い挑発に乗ってしまった自分が恥ずかしくなったのか、若干顔を赤らめながら銀髪男子─獄寺は言った
「おいテメェ!何処のファミリーのもんだ!!」
『あ?ファミリー?』
ファミリーって確か……
……ああ、マフィア関係の事か
『何処のファミリーでもねぇよ』
「嘘つくんじゃねぇ!!」
「まあまあ、落ち着けよ獄寺!」
未だに怒鳴る獄寺を落ち着かせようと声をかけたのは、黒髪短髪な男子
爽やかな笑顔を浮かべたその男子は、ソラに向き直り言った
「俺、山本武って言うんだ!気軽に武で良いぜ!!」
『あーおう、武な。よろしく』
「おう!よろしくな!」
気持ちの良い笑顔を向けてきた山本に、こちらも笑顔で返す
少し顔が赤く見えた山本から視線を外し、今度は獄寺の方を向いてソラが問いかけた
『で、お前。名前は?』
「! ………獄寺隼人」
『獄「隼人でいい」……ハイハイ、隼人な』
苗字で呼ぼうとしたら、食い気味で訂正された
さっきから何なんだこいつらは…そんなに名前で呼んでほしいものなのか?
そんな事を考えていたら、ふと教室の隅にいる女子二人を見つけた
『あ、ああ…』
人当たりの良い笑顔でそう言う女子
ピンクの髪にピンクの瞳をしたその女子は、私の目を真っ直ぐ見詰めて言った
「申し遅れたわね、姫花の名前は愛崎姫花。仲良くしてくれると嬉しいわ!」
『……おう、よろしく』
スッと差し出された片手を、仕方なく握り返す
そして、気付いた
『! (……こいつ…)』
……なるほどな、何か妙だと思ったら
こいつ、幻術使いか
というか、この世界でも幻術使える奴なんていたんだな
まあ、こんな程度じゃ私は落とせねぇけど
多分この幻術のトリガーは
“目”、“接触”、“匂い”といったところか
私と目を合わせて会話してきたし、わざわざ握手も促してきた
それにこいつが身に纏ってる香水…大分きついが、これも要因の一つだろう
私を見てどこか驚いた表情をしているのが、何よりの証拠だ
そう思いつつ、何も気付かないフリをして微笑み返し、手を離す
……こんな下忍以下の幻術、イタチが見たら鼻で笑うだろうな
『(……まあ、これ以上こいつに構うのも面倒だし…ツナの所にでも行くか) そんじゃ、もう質問はいいよな?私はこれで』
「! ……え、ええ…」
未だに驚いている様な表情の愛崎を他所に、ソラは教室を見渡した
そしていつの間にか教室の窓際の方にいた綱吉を見つけ、そちらへと歩いて行く
すると綱吉の傍にいた銀髪の男子が、噛みつく様に怒鳴ってきた
「テメェ!10代目に何のようだ!!」
「ちょ、獄寺くん!!」
何だこいつ、随分と威勢が良いな
……ちょっと揶揄ってやるか
『……用が無いと、来ちゃいけねぇのか?』
「あんだと!!?」
馬鹿にした様な表情でそう問えば、案の定挑発に乗っかってくる銀髪男子
予想通りな反応だなオイ
「獄寺くん!いいから!!ソラは俺の友達なんだよ!」
「なっ!?そうだったんすか!!?」
「そうなの!!それにソラも面白がって挑発しないで!!」
『はははっ悪い悪い、冗談だっての』
焦り散らす綱吉に、両手を軽く挙げて笑うソラ
そんなソラを見て、安い挑発に乗ってしまった自分が恥ずかしくなったのか、若干顔を赤らめながら銀髪男子─獄寺は言った
「おいテメェ!何処のファミリーのもんだ!!」
『あ?ファミリー?』
ファミリーって確か……
……ああ、マフィア関係の事か
『何処のファミリーでもねぇよ』
「嘘つくんじゃねぇ!!」
「まあまあ、落ち着けよ獄寺!」
未だに怒鳴る獄寺を落ち着かせようと声をかけたのは、黒髪短髪な男子
爽やかな笑顔を浮かべたその男子は、ソラに向き直り言った
「俺、山本武って言うんだ!気軽に武で良いぜ!!」
『あーおう、武な。よろしく』
「おう!よろしくな!」
気持ちの良い笑顔を向けてきた山本に、こちらも笑顔で返す
少し顔が赤く見えた山本から視線を外し、今度は獄寺の方を向いてソラが問いかけた
『で、お前。名前は?』
「! ………獄寺隼人」
『獄「隼人でいい」……ハイハイ、隼人な』
苗字で呼ぼうとしたら、食い気味で訂正された
さっきから何なんだこいつらは…そんなに名前で呼んでほしいものなのか?
そんな事を考えていたら、ふと教室の隅にいる女子二人を見つけた