『ここが…学校か？』


学校であろう場所には着いたが、何をすればいいのか分からない

とりあえず、地図に書いてある“職員室”という所に行けばいいのか？

私は人気のない学校に足を踏み入れた

……までは、よかったんだが

明らかに背後から誰かが忍び寄って来ている

気配からして、一人か


『……何か用か？』


面倒くさいと思いつつソラは立ち止まり、振り向きながら言った


「ワォ、気付いていたんだね」


そこには綱吉とあまり年の変わらないであろう、黒髪の男子がいた

手には何やら、銀色の棒状の物を持っている

というか、あれは明らかに……


『(何でトンファーなんて持ってんだこいつ……)』

「君、ここの学校の生徒じゃないでしょ」

『……今日転入する予定なんだが』

「ああ、じゃあ君が転入生か。でも君のその髪と目は校則違反だ」

『校則違反？って言われてもなぁ…これは地毛だし、目も生まれつきだからどうしようもねぇんだけど』

「関係ないよ。風紀を乱す奴は、咬み殺す！」


そう言って、トンファーを構えいきなり突っ込んで来た

おいおい、話ぐらい聞けっての


パシィッ！


「！？」

『ったく……』


ソラは、突っ込んで攻撃してきた相手のトンファーを片手で受け止めてみせた


『あのなぁ、急に攻撃してくるのはマナーってもんがなってねぇんじゃ……』

「ワォ！素晴らしいね、君」

『あ？』


黒髪の男子は嬉しそうにそう言うと、素直にトンファーを下ろした


「気が変わったよ、君は許してあげる。君、名前は？」

『(何だそりゃ…) ……人に名前を聞く時は、まず自分からだろ？少年』


ん？こんなやり取り前にもあった気が……


「それもそうだね。僕の名前は雲雀恭弥。あと僕の方が年上だから少年呼びはやめてよ」

『あー…そうだな、悪かった (そういえば今は14歳の見た目してんだったな私……) 私は海堂ソラ、よろしく』

「ソラ…ね。僕の事は恭弥で良いから」


そう言って恭弥はその場を去った

とある言葉を残して


「放課後、応接室に来て」

『………応接室？』










to be continue……
(何処だ？そこ)