20話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そんなやり取りを見ていたゼツは、どこか懐かしむ様な声色で呟いた
「……ほんと、ソラらしいね∥…ソレガ、アイツノ良サダカラナ∥…うん、そうだね」
そう言ってから、黒く淀んだ曇天の雨空を見上げる
「……ソラが来てから…僕ら、変わったよね」
冷たい雨粒が次から次へと、仕切無く降ってくる
「……ドウシタ、イキナリ∥いやね、ちょっと昔の事を思い出しちゃって」
ソラが暁に入った時の事
そう言うや否や、笑いながら話し出した
「昔っからあんなだったよなーってさ∥マア、確カニソウダナ∥……全然、変わらないよね∥……ソウダナ」
昔から、何も変わらない
あの仲間を見捨てない優しさも
意志の強さも
昔から
「…そのおかげで、僕らは変われたんだよね」
ソラが入る前は、仲間なんていう意識が薄くて
いや、無に等しくて
今みたいに、馬鹿やったり騒いだり
そういった事は一切無かった
でも、ソラが入ってから
みんな少しずつ心を開いていって
今じゃ、みんな一緒にいるのが当たり前みたいになって
「……そう考えると…ソラって、本当に不思議だなって思うんだ∥……アア」
口角を上げて、楽しそうに笑う
「だから、ソラを失いたくないんだけどね∥…アア。絶対ニ手放シタリハシナイ∥お、言うねー!…僕だって同じだよ。絶対に…手放したりしない」
ソラは、僕らの大切な“仲間”なんだから
『さっきから何ブツブツ言ってんだ?』
そう言いながら、ゼツの隣に来るソラ
「んー?いや、ソラって不思議だなぁって」
『何だそれ』
ゼツの突拍子のない言葉に、訝し気に眉を寄せる
そんなソラを見て、ゼツはまた楽しそうに笑った
「それより大丈夫なの?えーっと…∥沢田、ダロ∥そうそう、そいつ……」
ゼツがそう言った、次の瞬間
ピシャアッ!!!!
眩い光と共に、凄まじい雷鳴が鳴り響いた
そちらの方を向くと、そこには電気傘に電撃を集めて、それをランボに向けているレヴィの姿があった
「とどめだ」
「やめろーッ!!」
顔を青ざめさせて叫ぶ獄寺
「えぐい死体が見れそうだね」
「ゔおぉい、とっとと焼けぇ」
勝利を確信するヴァリアー達
「あーらら、このままじゃ死んじゃうね∥アノ餓鬼、全ク動カナイシナ」
『………』
……さあ、どうする
この対決は、お前に懸かってるんだ
ツナ
「死ね」
レヴィが電気傘を振り上げた
その瞬間
グラ…ッ
避雷針が、次々とレヴィに向かって倒れ始めた
「なに!?」
レヴィはそれを間一髪のところで避ける
ドスゥン…ッ!!!
「!!」
「避雷針が!!」
「うっわー壮絶!∥楽シソウダナ、オ前」
『(……なるほど…ツナの奴、考えたな)』
「風…じゃなさそうだ」
「ああ…あの曲がり方は……」
よく見ると、避雷針からは煙が上がっていた
「熱だね。熱が避雷針の細く弱い所を溶かし、曲げている」
「エレットゥリコ・サーキット全体が熱をおびている…熱伝導……?」
「! サーキットの外に…!」
そう言うチェルベッロの言葉に、一斉にサーキットの外を見る面々
リボーンはピストルを構えながら、小さく笑っていた
「……目の前で、大事な仲間を失ったら…」
立ち込める煙が徐々に晴れていく
そこにいたのは、額と両手に炎を宿した綱吉だった
「死んでも死にきれねえ」
to be continue……
(また随分と雰囲気が変わったな)
「……ほんと、ソラらしいね∥…ソレガ、アイツノ良サダカラナ∥…うん、そうだね」
そう言ってから、黒く淀んだ曇天の雨空を見上げる
「……ソラが来てから…僕ら、変わったよね」
冷たい雨粒が次から次へと、仕切無く降ってくる
「……ドウシタ、イキナリ∥いやね、ちょっと昔の事を思い出しちゃって」
ソラが暁に入った時の事
そう言うや否や、笑いながら話し出した
「昔っからあんなだったよなーってさ∥マア、確カニソウダナ∥……全然、変わらないよね∥……ソウダナ」
昔から、何も変わらない
あの仲間を見捨てない優しさも
意志の強さも
昔から
「…そのおかげで、僕らは変われたんだよね」
ソラが入る前は、仲間なんていう意識が薄くて
いや、無に等しくて
今みたいに、馬鹿やったり騒いだり
そういった事は一切無かった
でも、ソラが入ってから
みんな少しずつ心を開いていって
今じゃ、みんな一緒にいるのが当たり前みたいになって
「……そう考えると…ソラって、本当に不思議だなって思うんだ∥……アア」
口角を上げて、楽しそうに笑う
「だから、ソラを失いたくないんだけどね∥…アア。絶対ニ手放シタリハシナイ∥お、言うねー!…僕だって同じだよ。絶対に…手放したりしない」
ソラは、僕らの大切な“仲間”なんだから
『さっきから何ブツブツ言ってんだ?』
そう言いながら、ゼツの隣に来るソラ
「んー?いや、ソラって不思議だなぁって」
『何だそれ』
ゼツの突拍子のない言葉に、訝し気に眉を寄せる
そんなソラを見て、ゼツはまた楽しそうに笑った
「それより大丈夫なの?えーっと…∥沢田、ダロ∥そうそう、そいつ……」
ゼツがそう言った、次の瞬間
ピシャアッ!!!!
眩い光と共に、凄まじい雷鳴が鳴り響いた
そちらの方を向くと、そこには電気傘に電撃を集めて、それをランボに向けているレヴィの姿があった
「とどめだ」
「やめろーッ!!」
顔を青ざめさせて叫ぶ獄寺
「えぐい死体が見れそうだね」
「ゔおぉい、とっとと焼けぇ」
勝利を確信するヴァリアー達
「あーらら、このままじゃ死んじゃうね∥アノ餓鬼、全ク動カナイシナ」
『………』
……さあ、どうする
この対決は、お前に懸かってるんだ
ツナ
「死ね」
レヴィが電気傘を振り上げた
その瞬間
グラ…ッ
避雷針が、次々とレヴィに向かって倒れ始めた
「なに!?」
レヴィはそれを間一髪のところで避ける
ドスゥン…ッ!!!
「!!」
「避雷針が!!」
「うっわー壮絶!∥楽シソウダナ、オ前」
『(……なるほど…ツナの奴、考えたな)』
「風…じゃなさそうだ」
「ああ…あの曲がり方は……」
よく見ると、避雷針からは煙が上がっていた
「熱だね。熱が避雷針の細く弱い所を溶かし、曲げている」
「エレットゥリコ・サーキット全体が熱をおびている…熱伝導……?」
「! サーキットの外に…!」
そう言うチェルベッロの言葉に、一斉にサーキットの外を見る面々
リボーンはピストルを構えながら、小さく笑っていた
「……目の前で、大事な仲間を失ったら…」
立ち込める煙が徐々に晴れていく
そこにいたのは、額と両手に炎を宿した綱吉だった
「死んでも死にきれねえ」
to be continue……
(また随分と雰囲気が変わったな)
5/5ページ