ガッ！！


「ぴゃっ！！」


ゴッ！！

ガンッ！！


『おーおー、子供相手に容赦無ぇな』

「ランボ！！」


次から次へと、容赦無く攻撃するレヴィ

ランボは成す術も無く、攻撃を直に受け続ける

レヴィはそんなランボに向けて、武器を構えながら言った


「消えろ……」

「や、やべえ！！」

「ランボ！逃げろ！！」

「うわあぁあ！！！」


焦る面々に対し、ランボはどこからともなくバズーカを取り出した

そして、その銃口を自分に向ける

それを見て、獄寺は表情を明るくする

だが綱吉は焦りの表情を浮かべ、ソラやゼツに至っては疑問符を飛ばしていた


「！ その手があったか！」

『何やってんだ？ランボの奴』

「10年バズーカはまずいよ！」

『10年バズーカ？』

「よし、いけ！」

「いやっ大人ランボに止められてるから…！ちょっ、あぁ！」


ドガンッ！！！


ツナの制止も虚しく、ランボを殴り飛ばすレヴィ

その拍子に、大きな爆発音が辺りに響いた

モクモクと立ち込める煙を見て、ゼツがいつもの調子でサラッと言う


「あーらら、盛大に吹っ飛んだね∥アノ餓鬼、死ンダカ？｣

『さあ、どうだろうな……』


眉を寄せて煙を注意深く観察していると、煙の中から声が聞こえた


「やれやれ」

「『！』」

「ギョウザが最後の晩餐になるとは……」

『(誰だ？聞いた事ねぇ声だな)』


煙が徐々に晴れていく

そこにいたのは、見た事の無い青年だった