1話
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ヒュンッ!!
ドカァッ!!!
「ぐあっ!!」
『!?』
「!! カミュ!!」
横から勢い良く飛び出してきた“何か”によって、青髪の青年─カミュがぶん殴られた
その反動で数m吹っ飛ばされたカミュの身体は、そのまま砂浜へ投げ出される
慌ててカミュに駆け寄る茶髪の青年と、急な展開に驚き尻もちをついたソラは、何が起きたのか分からず唖然としたままカミュを見詰めた
そんな中、“何か”はソラを庇うようにしてその場に立っていた
見上げたその背中は、今までずっと傍で見てきたもので
「キサマら!!ソラに何しやがった!!!」
「なっ…んだ急に…!!?」
そこにいたのは紛れも無く、私の相棒であるシドーだった
茶髪の青年に支えられつつも立ち上がるカミュを、鋭い目付きで睨み付けるシドー
その表情は、怒りと警戒に満ちていた
「テメェ…いきなり不意打ちかましといて、随分な物言いだな」
「黙れ。ソラには指一本触れさせねぇ、オレが相手になってやる」
魔人の金槌を二人に向けるシドーに対し、カミュと茶髪の青年も持っていた武器を構えた
まさに“一触即発”といった状況
シドーが攻撃を仕掛けようと足を踏み込んだ、その時
『待てシドー!!止まれ!!!』
「んあ!!?」
ソラが慌てて立ち上がり、シドーの服を掴んだ
そのせいでシドーは前につんのめり、二人一緒に砂浜にダイブしてしまうのであった
───────
─────
───
『いや本当…申し訳ない、こいつの早とちりで……ほら、お前も謝れって』
「ぐっ……悪かった」
あれから何とかシドーの誤解を解いたソラは、隣に立っているシドーの頭を掴んで無理やり下げさせた
シドーもさすがに悪く思っているのか、素直に謝罪の言葉を述べる
これはお詫びの印に…と、腰に下げていた袋から大量の薬草を取り出し、申し訳なさそうにカミュに渡すソラ
その薬草を受け取り傷を癒したカミュは、気の良い笑顔を見せながら言った
「あーいや、もう怒ってねぇし気にすんなよ。そいつを護る為にやった事なんだろ?」
「ああ…ソラがまた、悪い奴らに絡まれてるのかと思ってな」
『ま、またってお前……』
バツが悪そうに頭を掻くシドーに、何か言いたげな視線を送るソラ
そんな二人を見て、茶髪の青年は優しい口調で言った
「ところで、その人が探してた人?」
『! ああ、そう…って、そういや自己紹介もまだだったな。改めて、私はソラ。こいつはシドーっていうんだ』
「ソラとシドーだね。僕はイレブン」
「俺はカミュだ。まっ、よろしくな」
今更感満載な自己紹介を終え、ソラは改めてシドーに問い掛けた
『そういやシドー、お前どこから来たんだ?ヤス船長は?』
「オレは気が付いたら向こうの浜辺で倒れてたんだ。ヤスには…会ってないな」
『あー……なあ、シドー…前にもあったな?こんな事……』
「……“それ”は、オレも薄々勘付いてたぜ」
「おいおいお前ら、まさか本当に……」
もはや引き笑いしているソラと難しい顔をしながら腕を組むシドーを見て、話を聞いていたカミュが冷や汗を垂らす
その横で同じく目を見張っている茶髪の青年─もといイレブンも、先程までの予想が確信に変わった事を察していた
『……漂流したな、確実に』
ドカァッ!!!
「ぐあっ!!」
『!?』
「!! カミュ!!」
横から勢い良く飛び出してきた“何か”によって、青髪の青年─カミュがぶん殴られた
その反動で数m吹っ飛ばされたカミュの身体は、そのまま砂浜へ投げ出される
慌ててカミュに駆け寄る茶髪の青年と、急な展開に驚き尻もちをついたソラは、何が起きたのか分からず唖然としたままカミュを見詰めた
そんな中、“何か”はソラを庇うようにしてその場に立っていた
見上げたその背中は、今までずっと傍で見てきたもので
「キサマら!!ソラに何しやがった!!!」
「なっ…んだ急に…!!?」
そこにいたのは紛れも無く、私の相棒であるシドーだった
茶髪の青年に支えられつつも立ち上がるカミュを、鋭い目付きで睨み付けるシドー
その表情は、怒りと警戒に満ちていた
「テメェ…いきなり不意打ちかましといて、随分な物言いだな」
「黙れ。ソラには指一本触れさせねぇ、オレが相手になってやる」
魔人の金槌を二人に向けるシドーに対し、カミュと茶髪の青年も持っていた武器を構えた
まさに“一触即発”といった状況
シドーが攻撃を仕掛けようと足を踏み込んだ、その時
『待てシドー!!止まれ!!!』
「んあ!!?」
ソラが慌てて立ち上がり、シドーの服を掴んだ
そのせいでシドーは前につんのめり、二人一緒に砂浜にダイブしてしまうのであった
───────
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───
『いや本当…申し訳ない、こいつの早とちりで……ほら、お前も謝れって』
「ぐっ……悪かった」
あれから何とかシドーの誤解を解いたソラは、隣に立っているシドーの頭を掴んで無理やり下げさせた
シドーもさすがに悪く思っているのか、素直に謝罪の言葉を述べる
これはお詫びの印に…と、腰に下げていた袋から大量の薬草を取り出し、申し訳なさそうにカミュに渡すソラ
その薬草を受け取り傷を癒したカミュは、気の良い笑顔を見せながら言った
「あーいや、もう怒ってねぇし気にすんなよ。そいつを護る為にやった事なんだろ?」
「ああ…ソラがまた、悪い奴らに絡まれてるのかと思ってな」
『ま、またってお前……』
バツが悪そうに頭を掻くシドーに、何か言いたげな視線を送るソラ
そんな二人を見て、茶髪の青年は優しい口調で言った
「ところで、その人が探してた人?」
『! ああ、そう…って、そういや自己紹介もまだだったな。改めて、私はソラ。こいつはシドーっていうんだ』
「ソラとシドーだね。僕はイレブン」
「俺はカミュだ。まっ、よろしくな」
今更感満載な自己紹介を終え、ソラは改めてシドーに問い掛けた
『そういやシドー、お前どこから来たんだ?ヤス船長は?』
「オレは気が付いたら向こうの浜辺で倒れてたんだ。ヤスには…会ってないな」
『あー……なあ、シドー…前にもあったな?こんな事……』
「……“それ”は、オレも薄々勘付いてたぜ」
「おいおいお前ら、まさか本当に……」
もはや引き笑いしているソラと難しい顔をしながら腕を組むシドーを見て、話を聞いていたカミュが冷や汗を垂らす
その横で同じく目を見張っている茶髪の青年─もといイレブンも、先程までの予想が確信に変わった事を察していた
『……漂流したな、確実に』