3話
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『おーい、そんなとこで何してんだ?』
「「うわっ!!」」
突然声を掛けられて驚いたのか、大袈裟に肩を揺らして声を上げるイレブンとカミュ
その横で、シドーは難しい顔で腕を組んで立っていた
『な、何だよそんなに驚いて…何かあったのか?』
「え!?あっ、いや!何もないよ!?」
「あ、ああ!ただ涼んでただけだぜ!?」
どこか慌てている二人に疑問符を飛ばしていると、そんな二人の後方から声が聞こえた
「あーら、もしかしてお連れさん?可愛い女の子連れちゃって、罪なお兄さん達ね」
「「!!」」
『?』
イレブン達の陰になっていて気付かなかったが、そこには一人の女性が立っていた
妖艶な笑みを浮かべながら、その女性はイレブン達の横を通り抜けてソラの傍まで行き、指先でソラの顎を撫でるようになぞった
「残念、こんなに可愛い子がいるならお手上げね。あなたはこんな“悪いお兄さん”達に食べられないように気を付けるのよ?」
『おお…?』
「おい、テキトーなこと言うなよあんた!俺達は別にそういうんじゃ…!!」
「うふふっ、冗談よ。その子のこと、大切にね」
ひらひらと後ろ手を振りながら去って行く女性を見ながら、ソラは終始よく分からなかった様子で首を傾げる
『……何だったんだ?あの人…』
「さ、さあ?まあ気にしなくてもいいんじゃないかな」
「そうだぜ、ほら、さっさとここを離れ……」
「なあ、ソラ」
『ん?どうしたシドー』
しどろもどろに目を泳がせながら、早くこの場を離れようとするイレブンとカミュ
そんな中、何かを考え込みながらずっと黙っていたシドーが、とても純粋な瞳でソラに言った
「“ぱふぱふ”って何だ?」
ピシッと、その場の空気が凍る
シドーの発言に、イレブンとカミュは一気に顔を青ざめさせた
暫くの沈黙の後、ソラはイレブンとカミュの胸ぐらを勢い良く掴んで自身の方へと引き寄せる
その表情は、まるで般若の様だった
『お前らシドーに何てもん教えやがってんだ?あ゛?』
「ちっ、違う違う!誤解だよソラ!僕達もいわば“被害者”みたいなもので…!!」
「マジでここで涼んでただけなんだ!!そしたらあの女が急に話しかけてきて…!!」
『シドーがどれだけピュアなのか知らねぇだろ?知らねぇよな?“そういうこと”の知識が皆無なんだよもしこれでシドーの心が穢れでもしたらどうすんだ?取れんのかよお前らに“責任”がよォ!!!』
「「ごめんなさい!!!」」
あまりの勢いと怒涛の説教に、思わず謝るイレブンとカミュ
そんな中、シドーは未だに何も理解出来ていない表情で言った
「なあソラ、“ぱふぱふ”って……」
『シドーにはまだ早いッ!!!』
蒸し風呂屋のバルコニーで、ソラの悲痛な怒鳴り声が響くのだった
to be continue……
(似た者同士な過保護さ)
「「うわっ!!」」
突然声を掛けられて驚いたのか、大袈裟に肩を揺らして声を上げるイレブンとカミュ
その横で、シドーは難しい顔で腕を組んで立っていた
『な、何だよそんなに驚いて…何かあったのか?』
「え!?あっ、いや!何もないよ!?」
「あ、ああ!ただ涼んでただけだぜ!?」
どこか慌てている二人に疑問符を飛ばしていると、そんな二人の後方から声が聞こえた
「あーら、もしかしてお連れさん?可愛い女の子連れちゃって、罪なお兄さん達ね」
「「!!」」
『?』
イレブン達の陰になっていて気付かなかったが、そこには一人の女性が立っていた
妖艶な笑みを浮かべながら、その女性はイレブン達の横を通り抜けてソラの傍まで行き、指先でソラの顎を撫でるようになぞった
「残念、こんなに可愛い子がいるならお手上げね。あなたはこんな“悪いお兄さん”達に食べられないように気を付けるのよ?」
『おお…?』
「おい、テキトーなこと言うなよあんた!俺達は別にそういうんじゃ…!!」
「うふふっ、冗談よ。その子のこと、大切にね」
ひらひらと後ろ手を振りながら去って行く女性を見ながら、ソラは終始よく分からなかった様子で首を傾げる
『……何だったんだ?あの人…』
「さ、さあ?まあ気にしなくてもいいんじゃないかな」
「そうだぜ、ほら、さっさとここを離れ……」
「なあ、ソラ」
『ん?どうしたシドー』
しどろもどろに目を泳がせながら、早くこの場を離れようとするイレブンとカミュ
そんな中、何かを考え込みながらずっと黙っていたシドーが、とても純粋な瞳でソラに言った
「“ぱふぱふ”って何だ?」
ピシッと、その場の空気が凍る
シドーの発言に、イレブンとカミュは一気に顔を青ざめさせた
暫くの沈黙の後、ソラはイレブンとカミュの胸ぐらを勢い良く掴んで自身の方へと引き寄せる
その表情は、まるで般若の様だった
『お前らシドーに何てもん教えやがってんだ?あ゛?』
「ちっ、違う違う!誤解だよソラ!僕達もいわば“被害者”みたいなもので…!!」
「マジでここで涼んでただけなんだ!!そしたらあの女が急に話しかけてきて…!!」
『シドーがどれだけピュアなのか知らねぇだろ?知らねぇよな?“そういうこと”の知識が皆無なんだよもしこれでシドーの心が穢れでもしたらどうすんだ?取れんのかよお前らに“責任”がよォ!!!』
「「ごめんなさい!!!」」
あまりの勢いと怒涛の説教に、思わず謝るイレブンとカミュ
そんな中、シドーは未だに何も理解出来ていない表情で言った
「なあソラ、“ぱふぱふ”って……」
『シドーにはまだ早いッ!!!』
蒸し風呂屋のバルコニーで、ソラの悲痛な怒鳴り声が響くのだった
to be continue……
(似た者同士な過保護さ)
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