3話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「まあ!お兄さんったら、そちらは女湯ですよ!」
「んあ?」
『……あっ』
「なっ…!?」
“女湯”へと歩いていくソラの後ろを、あろうことかシドーがついて行こうとしたのだ
番台の女性に呼び止められ、シドーは不思議そうに首を傾げる
そんなシドーの行動に心当たりがあるソラを他所に、カミュはズンズンと早歩きでシドーの方まで行き、その腕を掴んで“男湯”の方へと引っ張った
「何やってんだお前!!“男湯”はこっちだっつーの!!」
「“おとこゆ”だと!?何だそれは…オイ、引っ張るな!ソラが向こうに行くならオレも向こうに行く!!」
「だから向こうは“女湯”なんだよ!!ソラは女だから向こう、お前は男だからこっち!!分かったか!?」
「なに…!?男と女で別れるのか!?からっぽ島ではいつもソラと一緒に入ってたぞ?」
「おい待て、聞き捨てならねぇなその言葉」
『シドー!!“みんなで”な!?“みんなで”入ってたよな!!』
シドーの爆弾発言にカッと目を見開くカミュだったが、ソラの“からっぽ島の風呂は殆ど混浴なんだよ!!”という弁解を聞きそういう事かと納得する
それでも一緒に入ってる事に変わりはないが…と思いつつ、カミュは“そういう決まりなら仕方がないな”と大人しくなったシドーを引き連れ、男湯の方へと入っていった
そんな二人の背中を見送りつつ、ソラも女湯の方へと歩いていく
脱衣所で服を着替えて入った蒸し風呂は、広々としていて座れる場所もしっかり用意されていた
『おお~…なるほど、所謂“サウナ”か!案外気持ちいいなぁ』
面積の広い椅子に座りながら、じわじわと汗が噴き出る額を手の甲で拭う
……そういえば、サウナはからっぽ島に造った事なかったな
露天風呂やプールなんかは造ったけど…意外と有りかもなぁ
そんな物作りに思いを馳せつつ、ソラは蒸し風呂を堪能した
───────
─────
───
『はぁ~、風が気持ちいい!』
暫く蒸し風呂に入っていたソラは、裏手の扉からバルコニーに出て風に当たっていた
蒸し風呂で汗を流した後は、ここで涼むのが定石らしい
『これが“整う”ってやつなんかなぁ…蒸し風呂には初めて入ったけど、確かにさっぱりするな』
そんな事を呟きつつ、他には何かないかバルコニー内を散策する
『あ、これ“打たせ湯”ってやつか?へぇ~、こんなのもあるんだな』
屋根の方から細い滝の様にお湯が流れ出している場所を見つけ、折角だから打たれていこうかと備え付けの椅子に腰掛けようとした
するとバルコニーの先に、見覚えのある三人の背中を見つける
『ん?あれ、シドー達だ…イレブンも合流してたのか』
男三人が集まって何かを話しているようで、まだソラの存在には気付いていない
取り敢えず打たせ湯は一旦諦め、三人の方へと歩いて行き背中から声を掛けた
「んあ?」
『……あっ』
「なっ…!?」
“女湯”へと歩いていくソラの後ろを、あろうことかシドーがついて行こうとしたのだ
番台の女性に呼び止められ、シドーは不思議そうに首を傾げる
そんなシドーの行動に心当たりがあるソラを他所に、カミュはズンズンと早歩きでシドーの方まで行き、その腕を掴んで“男湯”の方へと引っ張った
「何やってんだお前!!“男湯”はこっちだっつーの!!」
「“おとこゆ”だと!?何だそれは…オイ、引っ張るな!ソラが向こうに行くならオレも向こうに行く!!」
「だから向こうは“女湯”なんだよ!!ソラは女だから向こう、お前は男だからこっち!!分かったか!?」
「なに…!?男と女で別れるのか!?からっぽ島ではいつもソラと一緒に入ってたぞ?」
「おい待て、聞き捨てならねぇなその言葉」
『シドー!!“みんなで”な!?“みんなで”入ってたよな!!』
シドーの爆弾発言にカッと目を見開くカミュだったが、ソラの“からっぽ島の風呂は殆ど混浴なんだよ!!”という弁解を聞きそういう事かと納得する
それでも一緒に入ってる事に変わりはないが…と思いつつ、カミュは“そういう決まりなら仕方がないな”と大人しくなったシドーを引き連れ、男湯の方へと入っていった
そんな二人の背中を見送りつつ、ソラも女湯の方へと歩いていく
脱衣所で服を着替えて入った蒸し風呂は、広々としていて座れる場所もしっかり用意されていた
『おお~…なるほど、所謂“サウナ”か!案外気持ちいいなぁ』
面積の広い椅子に座りながら、じわじわと汗が噴き出る額を手の甲で拭う
……そういえば、サウナはからっぽ島に造った事なかったな
露天風呂やプールなんかは造ったけど…意外と有りかもなぁ
そんな物作りに思いを馳せつつ、ソラは蒸し風呂を堪能した
───────
─────
───
『はぁ~、風が気持ちいい!』
暫く蒸し風呂に入っていたソラは、裏手の扉からバルコニーに出て風に当たっていた
蒸し風呂で汗を流した後は、ここで涼むのが定石らしい
『これが“整う”ってやつなんかなぁ…蒸し風呂には初めて入ったけど、確かにさっぱりするな』
そんな事を呟きつつ、他には何かないかバルコニー内を散策する
『あ、これ“打たせ湯”ってやつか?へぇ~、こんなのもあるんだな』
屋根の方から細い滝の様にお湯が流れ出している場所を見つけ、折角だから打たれていこうかと備え付けの椅子に腰掛けようとした
するとバルコニーの先に、見覚えのある三人の背中を見つける
『ん?あれ、シドー達だ…イレブンも合流してたのか』
男三人が集まって何かを話しているようで、まだソラの存在には気付いていない
取り敢えず打たせ湯は一旦諦め、三人の方へと歩いて行き背中から声を掛けた