2話
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鍛冶で盛り上がっていると、あっという間に夜が更けてきた
そろそろ夕飯の支度をしようと、イレブンとカミュは焚火に設置してある鍋や薪を準備し始める
それを見たソラは、ここぞとばかりに片手を挙げて言った
『あっ、飯なら私が作ろうか?』
「え、いいの?疲れてない?」
「そうだぜ。慣れない土地だろうし、無理しなくても…」
『いやいや、無理してねぇよ。私の場合、こういう事でしか力になれねぇだろうしさ』
イビルビーストとの戦いで“それなりに戦える”とは言ったものの、所詮は“それなり”だ
シドーやイレブン、カミュよりかは力も劣るし、なにより戦いよりも物作りの方が得意なんだ
『だから遠慮せず任せてくれって』
「う~ん…まあ、ソラがそこまで言うなら…頼んじゃおうかな」
『おう!じゃあ何が食いたい?材料さえあれば何でも作ってやるぞ』
「んー、俺は何でもいいが…イレブン、お前は?」
「じゃあ…シチューがいいな」
『シチューな、了解。シドーもそれでいいか?』
「ああ、オレはソラが作るものなら何でもいい」
『はいよ~』
サラッとキザったらしい言葉を言うシドーに、ソラはヘラリと笑ってから料理に取り掛かった
聞いてるこっちが恥ずかしくなるな…と思っていたイレブンとカミュだったが、ソラの変わらぬ態度を見て“シドーに言われ慣れてるのか…?”と感じた
それはさておき、鼻歌交じりに料理をしているソラに向けて、イレブンはどこか真剣な表情で言う
「……ねぇ、ソラ」
『ん~?どうした?』
「さっき、こういう事でしか力になれないって言ってたけど…そんな事ないからね」
『……!』
イレブンの言葉に、木のオタマで鍋をかき混ぜていた手をピタリと止める
少し驚いたような表情をしているソラに、イレブンは続けて言った
「今日の魔物との戦いでも僕達と一緒に戦ってくれたし、とても頼りになったよ」
「ああ。あのイビルビーストからの攻撃を盾で防いだ時は、俺もやるじゃねぇかって思ったぜ。だからあまり、自分を卑下するなよな」
『………』
まさかイレブンとカミュからそんな事を言われるとは思ってなかったのか、ソラは呆然としていた
そんな中、シドーは一つ軽い溜息を吐いて言った
「そうだぞソラ。オマエはいつも自分の事を下に見過ぎだ。物作り以外でも、オマエの良いところは沢山あるだろ」
『………えっ…あ、いや、でも……』
「“でも”じゃない!今日会ったばかりのこいつらにまで言われるなんて相当だぞ!もっと自分に自信を持て!」
『ゔっ……』
“大体オレはいつもそう言ってるだろ!”と不貞腐れるシドーに、ソラは降参したかの様に溜息を吐いた
『……あー…分かった、悪かった…以後気を付ける』
「「!」」
“そんな改まって言われるとは…”と、気恥ずかしそうに料理を再開するソラを見て、他の三人は満足そうに笑った
そんな話をしていると、ご要望通りのシチューが完成した
それぞれを器に盛りつけて配膳し、シドーの隣に腰掛ける
“いただきます”の合図で食べ始める三人を何の気なしに眺めていると、カミュが思わず口から零れ出た様に言った
「!! うっま…!」
「このシチュー、すごく美味しいよソラ!」
『! へへっ、そうか?そりゃよかった』
瞳を輝かせて言うイレブンとカミュに、内心ホッとする
隣にいるシドーも、美味しそうにシチューを頬張っていた
「すごいなぁ…ソラは料理も上手なんだね」
『まあ、料理も一種の物作りだからなぁ』
「物作りなら何でも出来るのか?ビルダーってのは本当とんでもねぇな」
「今までソラに作れなかったものは無いからな!」
楽しく会話をしながら、シチューはあっという間に食べ終わった
そろそろ夕飯の支度をしようと、イレブンとカミュは焚火に設置してある鍋や薪を準備し始める
それを見たソラは、ここぞとばかりに片手を挙げて言った
『あっ、飯なら私が作ろうか?』
「え、いいの?疲れてない?」
「そうだぜ。慣れない土地だろうし、無理しなくても…」
『いやいや、無理してねぇよ。私の場合、こういう事でしか力になれねぇだろうしさ』
イビルビーストとの戦いで“それなりに戦える”とは言ったものの、所詮は“それなり”だ
シドーやイレブン、カミュよりかは力も劣るし、なにより戦いよりも物作りの方が得意なんだ
『だから遠慮せず任せてくれって』
「う~ん…まあ、ソラがそこまで言うなら…頼んじゃおうかな」
『おう!じゃあ何が食いたい?材料さえあれば何でも作ってやるぞ』
「んー、俺は何でもいいが…イレブン、お前は?」
「じゃあ…シチューがいいな」
『シチューな、了解。シドーもそれでいいか?』
「ああ、オレはソラが作るものなら何でもいい」
『はいよ~』
サラッとキザったらしい言葉を言うシドーに、ソラはヘラリと笑ってから料理に取り掛かった
聞いてるこっちが恥ずかしくなるな…と思っていたイレブンとカミュだったが、ソラの変わらぬ態度を見て“シドーに言われ慣れてるのか…?”と感じた
それはさておき、鼻歌交じりに料理をしているソラに向けて、イレブンはどこか真剣な表情で言う
「……ねぇ、ソラ」
『ん~?どうした?』
「さっき、こういう事でしか力になれないって言ってたけど…そんな事ないからね」
『……!』
イレブンの言葉に、木のオタマで鍋をかき混ぜていた手をピタリと止める
少し驚いたような表情をしているソラに、イレブンは続けて言った
「今日の魔物との戦いでも僕達と一緒に戦ってくれたし、とても頼りになったよ」
「ああ。あのイビルビーストからの攻撃を盾で防いだ時は、俺もやるじゃねぇかって思ったぜ。だからあまり、自分を卑下するなよな」
『………』
まさかイレブンとカミュからそんな事を言われるとは思ってなかったのか、ソラは呆然としていた
そんな中、シドーは一つ軽い溜息を吐いて言った
「そうだぞソラ。オマエはいつも自分の事を下に見過ぎだ。物作り以外でも、オマエの良いところは沢山あるだろ」
『………えっ…あ、いや、でも……』
「“でも”じゃない!今日会ったばかりのこいつらにまで言われるなんて相当だぞ!もっと自分に自信を持て!」
『ゔっ……』
“大体オレはいつもそう言ってるだろ!”と不貞腐れるシドーに、ソラは降参したかの様に溜息を吐いた
『……あー…分かった、悪かった…以後気を付ける』
「「!」」
“そんな改まって言われるとは…”と、気恥ずかしそうに料理を再開するソラを見て、他の三人は満足そうに笑った
そんな話をしていると、ご要望通りのシチューが完成した
それぞれを器に盛りつけて配膳し、シドーの隣に腰掛ける
“いただきます”の合図で食べ始める三人を何の気なしに眺めていると、カミュが思わず口から零れ出た様に言った
「!! うっま…!」
「このシチュー、すごく美味しいよソラ!」
『! へへっ、そうか?そりゃよかった』
瞳を輝かせて言うイレブンとカミュに、内心ホッとする
隣にいるシドーも、美味しそうにシチューを頬張っていた
「すごいなぁ…ソラは料理も上手なんだね」
『まあ、料理も一種の物作りだからなぁ』
「物作りなら何でも出来るのか?ビルダーってのは本当とんでもねぇな」
「今までソラに作れなかったものは無いからな!」
楽しく会話をしながら、シチューはあっという間に食べ終わった