1話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「え~~~!!?レイリーのおっさん!!?」
湾岸に辿り着いたとたん、そこにいた人物を見てルフィが大声を上げた
その声を聞きこちらを向いた男性─レイリーは、気の良い笑顔を向けて言う
「おお!ルフィ君、早速会えてよかった」
「何でこんなとこにいるんだ!?おれ、今からビブルカードでシャボンディ諸島に行くつもりだったんだ!!みんなは!?」
『? (誰だ、あの子)』
「いやあ、まだ集まってはおらんだろう……私のビブルカードはシャッキーに渡して来た。でなければ、私が自由に動けんからな……」
「“冥王”レイリー……本物か……!!驚いた……!!」
レイリーの姿を見て疑問符を飛ばすソラとは打って変わり、ジンベエは冷や汗を垂らしながら驚愕していた
するとレイリーは、傍らにあった麦わら帽子をルフィへと渡した
「ホラ、大切な帽子だろう」
「ああ……ありがとう」
「……ここに海賊がおりゃあせんかったか?」
「トラファルガー・ローなら、今船を出したぞ。あと2週間は安静を続けろと……ん?」
『!』
ジンベエの後ろに少し隠れる様にして立っているソラに気付いたのか、レイリーは視線を合わせるようにしゃがんで言った
「キミは?見ない顔だな」
「ああ!ソラはおれの新しい仲間だ!!」
「ほう、ルフィ君の……ソラちゃんというのだね」
ジンベエの背中から降りつつ言うルフィを横目に、レイリーは優しい笑顔でソラの頭を撫でた
「私はレイリーだ。よろしく頼むよ」
『プエ!』
「おっと……キミは言葉を話せないのか」
「いーや?今ソラも“よろしく”って言ったぞ?」
「! ………そうか、私にはそう聞こえなかったが……」
「ああそうじゃった!ソラ君、あの蝋燭を渡さにゃ話せんのじゃろう?」
ジンベエの言葉に、手をポンッと叩いたソラはレイリーにキャンドルを差し出す
それを見たレイリーは暫く考えた後、何も言わずそのキャンドルを受け取った
先程と同じように光の粒がレイリーの身体に吸収されていくのを見て、ソラは話し出す
『そういえば渡し忘れてたね!改めてよろしく、レイリー!』
「おお、本当に蝋燭で言葉が解るようになるとは……こちらこそよろしく、ソラちゃん」
不思議なものだな、と元気よく自己紹介するソラを微笑みながら眺めるレイリー
そしてふと目を細めると、レイリーは確信を持った声で言った
「……やはりキミは、“この世界”の子ではないな」
『え?』
「「!?」」
その言葉に、キョトンとした顔をするソラ
ルフィとジンベエは驚きで目を見開いた
「レ、レイリーのおっさん!!それどういう意味だ!!?」
「そのままの意味だ、ソラちゃんは私達がいる“この世界”の人間じゃない」
「何で!!?」
「……私は今まで様々な海を渡ってきたが、ソラちゃんの様な子供は初めて見た」
そう言いつつ、掬い上げる様にソラの手をスっと掴む
ソラは特に抵抗はせず、首を傾げていた
「まるで陶器の様に硬い肌、身体から透ける淡い光、蝋燭を用いたコミュニケーション……どれを取っても、私の理解の外にある」
「「………!!」」
「………じゃ、じゃが、だからと言ってそんな……!!」
「……時にソラちゃん、キミは何か得意な事はあるか?」
『得意な事?うーん、そうだなぁ……あっそうだ!』
レイリーに言われて暫く考えたソラは、何かを思いついたのか三人と少し距離を保つように小走りで離れた
そして地面を思い切り蹴ると、ケープをバサリと羽ばたかせて上空へと飛び上がった
『僕ね!友達の中では一番、空を飛ぶのが得意なんだ!』
「なっ……!!?」
「うおぉ~~~!!?スッゲェ~~~!!!!」
「……これが、何よりの証拠だと思うがね」
軽快に宙を舞うソラを見て、驚愕するジンベエ
ルフィは瞳を輝かせて絶賛し、レイリーは優しい眼差しのまま口角を上げた
暫くしてスタッと地面に降り立ったソラは、腕を組みながら言った
湾岸に辿り着いたとたん、そこにいた人物を見てルフィが大声を上げた
その声を聞きこちらを向いた男性─レイリーは、気の良い笑顔を向けて言う
「おお!ルフィ君、早速会えてよかった」
「何でこんなとこにいるんだ!?おれ、今からビブルカードでシャボンディ諸島に行くつもりだったんだ!!みんなは!?」
『? (誰だ、あの子)』
「いやあ、まだ集まってはおらんだろう……私のビブルカードはシャッキーに渡して来た。でなければ、私が自由に動けんからな……」
「“冥王”レイリー……本物か……!!驚いた……!!」
レイリーの姿を見て疑問符を飛ばすソラとは打って変わり、ジンベエは冷や汗を垂らしながら驚愕していた
するとレイリーは、傍らにあった麦わら帽子をルフィへと渡した
「ホラ、大切な帽子だろう」
「ああ……ありがとう」
「……ここに海賊がおりゃあせんかったか?」
「トラファルガー・ローなら、今船を出したぞ。あと2週間は安静を続けろと……ん?」
『!』
ジンベエの後ろに少し隠れる様にして立っているソラに気付いたのか、レイリーは視線を合わせるようにしゃがんで言った
「キミは?見ない顔だな」
「ああ!ソラはおれの新しい仲間だ!!」
「ほう、ルフィ君の……ソラちゃんというのだね」
ジンベエの背中から降りつつ言うルフィを横目に、レイリーは優しい笑顔でソラの頭を撫でた
「私はレイリーだ。よろしく頼むよ」
『プエ!』
「おっと……キミは言葉を話せないのか」
「いーや?今ソラも“よろしく”って言ったぞ?」
「! ………そうか、私にはそう聞こえなかったが……」
「ああそうじゃった!ソラ君、あの蝋燭を渡さにゃ話せんのじゃろう?」
ジンベエの言葉に、手をポンッと叩いたソラはレイリーにキャンドルを差し出す
それを見たレイリーは暫く考えた後、何も言わずそのキャンドルを受け取った
先程と同じように光の粒がレイリーの身体に吸収されていくのを見て、ソラは話し出す
『そういえば渡し忘れてたね!改めてよろしく、レイリー!』
「おお、本当に蝋燭で言葉が解るようになるとは……こちらこそよろしく、ソラちゃん」
不思議なものだな、と元気よく自己紹介するソラを微笑みながら眺めるレイリー
そしてふと目を細めると、レイリーは確信を持った声で言った
「……やはりキミは、“この世界”の子ではないな」
『え?』
「「!?」」
その言葉に、キョトンとした顔をするソラ
ルフィとジンベエは驚きで目を見開いた
「レ、レイリーのおっさん!!それどういう意味だ!!?」
「そのままの意味だ、ソラちゃんは私達がいる“この世界”の人間じゃない」
「何で!!?」
「……私は今まで様々な海を渡ってきたが、ソラちゃんの様な子供は初めて見た」
そう言いつつ、掬い上げる様にソラの手をスっと掴む
ソラは特に抵抗はせず、首を傾げていた
「まるで陶器の様に硬い肌、身体から透ける淡い光、蝋燭を用いたコミュニケーション……どれを取っても、私の理解の外にある」
「「………!!」」
「………じゃ、じゃが、だからと言ってそんな……!!」
「……時にソラちゃん、キミは何か得意な事はあるか?」
『得意な事?うーん、そうだなぁ……あっそうだ!』
レイリーに言われて暫く考えたソラは、何かを思いついたのか三人と少し距離を保つように小走りで離れた
そして地面を思い切り蹴ると、ケープをバサリと羽ばたかせて上空へと飛び上がった
『僕ね!友達の中では一番、空を飛ぶのが得意なんだ!』
「なっ……!!?」
「うおぉ~~~!!?スッゲェ~~~!!!!」
「……これが、何よりの証拠だと思うがね」
軽快に宙を舞うソラを見て、驚愕するジンベエ
ルフィは瞳を輝かせて絶賛し、レイリーは優しい眼差しのまま口角を上げた
暫くしてスタッと地面に降り立ったソラは、腕を組みながら言った