8話
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「ホーディは……!!!“環境が生んだ”バケモノだ!!!」
「「!?」」
『……バケモノ…』
フカボシが低い声で言った“バケモノ”という言葉を、ソラは小さく呟く様に繰り返した
「“新魚人海賊団”は怨念が作り上げたバケモノ達だ…先人達の怨みが忘れ去られる事を恐れ、人間達への怒りが冷める日を恐れ…!!生き急ぎ!!」
己の聖戦が正しくある為、人間が良い者でない事を願っている!!!
「ウオオオオオオオ!!!」
血を欲するこいつらは、魚人族の“平穏すら”望んではいない!!!
「………!!!」
《過去お前の身にどれ程の事があった!!?人間は一体お前に何をした!!!》
《………》
《なにも》
《!!?》
《おれ達は人間に裁きを与えるべく、天に選ばれ…力を得た!!》
「……!! こいつらの恨みには“体験”と“意志”が欠如している!!!実体のない…空っぽの敵なんだ!!!」
「ジャハハ……!!ハハハハハ!!!」
「ホーディ様がまた一段と恐ろしい姿に!!」
「………!!」
『………』
「ジャハハハハハハ!!!ハァ…ハァ…!!」
息を荒げても尚、ホーディは笑い続ける
「悪しき下等種族よ!!!この報復におれ達は命を捧げる!!!」
その瞳は、既に瞳孔が開き切っていた
「……手遅れだったんだ…いつしか疎通を失った“魚人街”は、まるで切り離された“魚人島”の暗黒の感情……」
我々は…海底深い無法の溝に蓄積し続けた、いびつな“怨念”に見て見ぬフリをし!!
表面ばかりを整えて、前進した気になっていた!!
「手遅れだったんだ!!こいつらこそが!!母上が最も恐れていた存在!!!」
我らはまず……“内側”と戦うべきだった!!
母は魚人島の“怨念”に取り殺されたのだ!!!
「あの人はそれに気づいていたのかも知れない……!!!しかし私は心のどこかで、まんまと人間を恨んでいた!!死者の無念は死者のもの!!“怨念”は生きる者が勝手に生み出し増幅させる幻!!!」
わずかに人間を恨んだせいで見落としていた“魚人街”の怨念は……!!!
気づけば我らでは手に負えぬ程、強大な力になっていた!!!
このままじゃあ!!魚人島は“人間を恨む心”で我が身を滅ぼす!!!
「麦わら…ソラ……頼む!!!」
「『!』」
フカボシはボロボロと涙を流しながら、二人に向かって大声で叫んだ
「過去などいらない!!!ゼロにしてくれ!!!」
そのあまりにも悲痛な言葉は、魚人島にいる住人達にも届いていた
「この島を、タイヨウから遠ざける……!!!亡霊を消してくれ!!!」
“貯空庫”から放たれた大きなシャボンが、ノアを覆う
「お前達の手で!!!魚人島をゼロに!!!!」
「ほざけフカボシ…魚人族の怨みは永遠だ!!!」
フカボシの叫びを馬鹿にするように、ホーディは一言吐き捨てルフィの方へと向かって行く
そんな中、ルフィは落ち着いた口調でハッキリと言った
「兄ほし!!おれとソラの好きにしていいんなら…安心してろ!!」
「!」
「広場に降りた時から、おれ達はジンベエと一緒に、魚人島は誰にも傷つけさせねェって決めてるんだ!!……全部任せろ、兄ほし」
ルフィは当たり前かの様に、ニッと笑った
「「!?」」
『……バケモノ…』
フカボシが低い声で言った“バケモノ”という言葉を、ソラは小さく呟く様に繰り返した
「“新魚人海賊団”は怨念が作り上げたバケモノ達だ…先人達の怨みが忘れ去られる事を恐れ、人間達への怒りが冷める日を恐れ…!!生き急ぎ!!」
己の聖戦が正しくある為、人間が良い者でない事を願っている!!!
「ウオオオオオオオ!!!」
血を欲するこいつらは、魚人族の“平穏すら”望んではいない!!!
「………!!!」
《過去お前の身にどれ程の事があった!!?人間は一体お前に何をした!!!》
《………》
《なにも》
《!!?》
《おれ達は人間に裁きを与えるべく、天に選ばれ…力を得た!!》
「……!! こいつらの恨みには“体験”と“意志”が欠如している!!!実体のない…空っぽの敵なんだ!!!」
「ジャハハ……!!ハハハハハ!!!」
「ホーディ様がまた一段と恐ろしい姿に!!」
「………!!」
『………』
「ジャハハハハハハ!!!ハァ…ハァ…!!」
息を荒げても尚、ホーディは笑い続ける
「悪しき下等種族よ!!!この報復におれ達は命を捧げる!!!」
その瞳は、既に瞳孔が開き切っていた
「……手遅れだったんだ…いつしか疎通を失った“魚人街”は、まるで切り離された“魚人島”の暗黒の感情……」
我々は…海底深い無法の溝に蓄積し続けた、いびつな“怨念”に見て見ぬフリをし!!
表面ばかりを整えて、前進した気になっていた!!
「手遅れだったんだ!!こいつらこそが!!母上が最も恐れていた存在!!!」
我らはまず……“内側”と戦うべきだった!!
母は魚人島の“怨念”に取り殺されたのだ!!!
「あの人はそれに気づいていたのかも知れない……!!!しかし私は心のどこかで、まんまと人間を恨んでいた!!死者の無念は死者のもの!!“怨念”は生きる者が勝手に生み出し増幅させる幻!!!」
わずかに人間を恨んだせいで見落としていた“魚人街”の怨念は……!!!
気づけば我らでは手に負えぬ程、強大な力になっていた!!!
このままじゃあ!!魚人島は“人間を恨む心”で我が身を滅ぼす!!!
「麦わら…ソラ……頼む!!!」
「『!』」
フカボシはボロボロと涙を流しながら、二人に向かって大声で叫んだ
「過去などいらない!!!ゼロにしてくれ!!!」
そのあまりにも悲痛な言葉は、魚人島にいる住人達にも届いていた
「この島を、タイヨウから遠ざける……!!!亡霊を消してくれ!!!」
“貯空庫”から放たれた大きなシャボンが、ノアを覆う
「お前達の手で!!!魚人島をゼロに!!!!」
「ほざけフカボシ…魚人族の怨みは永遠だ!!!」
フカボシの叫びを馬鹿にするように、ホーディは一言吐き捨てルフィの方へと向かって行く
そんな中、ルフィは落ち着いた口調でハッキリと言った
「兄ほし!!おれとソラの好きにしていいんなら…安心してろ!!」
「!」
「広場に降りた時から、おれ達はジンベエと一緒に、魚人島は誰にも傷つけさせねェって決めてるんだ!!……全部任せろ、兄ほし」
ルフィは当たり前かの様に、ニッと笑った