7話
夢小説設定
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ガギギキギキィンッ!!
『!』
「「!!?」」
突然現れた二人の人魚とクジラが、ソラとしらほしを守るようにナイフを弾き飛ばす
「お前との結婚なんか、おいら達が認めるか!!!」
「我らのたった一人の妹!!指一本触れさせんぞデッケン!!!」
「ホエ~~ル!!」
「しらほしを救ってくれて礼を言う!!“麦わら”の仲間である幼子よ!!」
「ここからは!!我らも共に戦おう!!!」
『………!』
「マンボシお兄様!!リュウボシお兄様!!ホエ様!!」
「バホ~~~!?お兄様達ィ~~!!!」
「「誰がお兄様だ!!!」」
「今まさにしらほしがおれとの結婚を決めかけていたのにィ!!!」
しらほしの兄、マンボシとリュウボシの登場に相当驚いたのか、デッケンは大きな口を更に開けて狼狽えた
そんなやり取りを見て、ソラはポンッと手を叩いてから明るい笑顔で言う
『ビックリしたぁ~!誰かと思ったら、しらほしのお兄ちゃんなんだね!』
「はいっ!そうですソラ様…!!え~~~~ん!!お兄様方ぁ~~~!!先程広場の皆様が…わたくし達の為に…!!」
「しらほし!!泣くのは後にしろ!!」
「! え!?お兄様が怒って…え~~~ん!!」
「怒ってない!!」
泣き出すしらほしを一喝し、リュウボシは真剣な表情のまま告げる
「父曰く!!あの“ノア”は傷つける事も許されぬ舟ラシド!!したがって!!どこかにぶつける事なく海底へ戻さねばならない!!」
そう言ったのも束の間
『! 来るよ!!』
「「!!?」」
ソラがしらほしの手を掴み、横へと逸れる
それをすぐさま追ったマンボシ達のいた場所に、ノアが大きな音を立ててぶつかった
ドゴォンッ!!
「しまった……!!とにかく海山や海溝のそばを泳いではダメだ!!!」
「ではどこへ逃げれば!?マンボシお兄様!!」
「上だ!!!海底は障害物が多すぎる!!」
「幼子…ソラといったな!!どうかもう少し力を貸してくれ!!しらほしを連れて上へ!!!おれ達はデッケンを討ち取る!!!」
『! プエ!』
「!! ……その“声”は、了承と捉えるぞ!」
胸を叩いてガッツポーズをするソラを見て、ニッと口角を上げるマンボシとリュウボシ
ソラは再びしらほしと手を繋ぎ、真っ直ぐ上を目指して泳ぎ始めた
その速度は人魚にも引けを取らない程の速さで、しらほしはどこかキラキラと瞳を輝かせる
暫く上へ上へと泳ぎ続けたそんな時、下方で怒号が響いた
「邪魔だ貴様らァ~~!!!くたばり損ないがァ~~~!!!」
『!!』
その声に堪らず泳ぐのを止め、バッと振り返るソラ
その視線の先には、ホーディによって斬られたマンボシとリュウボシの姿があった
「ぐあァ!!!」
「お兄様方ぁ~~~!!!」
「あのクソガキと硬殻塔に入ってもねェザコの抹殺など他愛ない!!!」
「おれ達に構うなソラよ!!!しらほしを連れて逃げろォ!!!全速力で!!!」
『……ッ!!』
リュウボシの叫びにソラは一瞬逃げるのを躊躇ったが、踵を返して泳ぎ出そうとする
だが、その一瞬が、命取りだった
「!!! あっ……!!!」
『!! しまっ…!!』
スピードを出して泳ぎ出したが、しらほしがホーディに捕まってしまい、その反動で手を離してしまう
ホーディはしらほしの髪を掴み、持っている三叉槍を構えた
「残念だったなクソガキ…!!!世界最速、人魚族の遊泳速度と匹敵する貴様でも、今のおれには通用しねェ!!!」
「ソラ様ぁ~~!!!お兄様ぁ~~~!!!」
『しらほし!!!』
ソラに手を伸ばし、泣き叫ぶしらほし
そんなしらほしに向かってソラも手を伸ばしたが、僅かに届かない
このままじゃ、間に合わない
そう思った、次の瞬間
『!』
「「!!?」」
突然現れた二人の人魚とクジラが、ソラとしらほしを守るようにナイフを弾き飛ばす
「お前との結婚なんか、おいら達が認めるか!!!」
「我らのたった一人の妹!!指一本触れさせんぞデッケン!!!」
「ホエ~~ル!!」
「しらほしを救ってくれて礼を言う!!“麦わら”の仲間である幼子よ!!」
「ここからは!!我らも共に戦おう!!!」
『………!』
「マンボシお兄様!!リュウボシお兄様!!ホエ様!!」
「バホ~~~!?お兄様達ィ~~!!!」
「「誰がお兄様だ!!!」」
「今まさにしらほしがおれとの結婚を決めかけていたのにィ!!!」
しらほしの兄、マンボシとリュウボシの登場に相当驚いたのか、デッケンは大きな口を更に開けて狼狽えた
そんなやり取りを見て、ソラはポンッと手を叩いてから明るい笑顔で言う
『ビックリしたぁ~!誰かと思ったら、しらほしのお兄ちゃんなんだね!』
「はいっ!そうですソラ様…!!え~~~~ん!!お兄様方ぁ~~~!!先程広場の皆様が…わたくし達の為に…!!」
「しらほし!!泣くのは後にしろ!!」
「! え!?お兄様が怒って…え~~~ん!!」
「怒ってない!!」
泣き出すしらほしを一喝し、リュウボシは真剣な表情のまま告げる
「父曰く!!あの“ノア”は傷つける事も許されぬ舟ラシド!!したがって!!どこかにぶつける事なく海底へ戻さねばならない!!」
そう言ったのも束の間
『! 来るよ!!』
「「!!?」」
ソラがしらほしの手を掴み、横へと逸れる
それをすぐさま追ったマンボシ達のいた場所に、ノアが大きな音を立ててぶつかった
ドゴォンッ!!
「しまった……!!とにかく海山や海溝のそばを泳いではダメだ!!!」
「ではどこへ逃げれば!?マンボシお兄様!!」
「上だ!!!海底は障害物が多すぎる!!」
「幼子…ソラといったな!!どうかもう少し力を貸してくれ!!しらほしを連れて上へ!!!おれ達はデッケンを討ち取る!!!」
『! プエ!』
「!! ……その“声”は、了承と捉えるぞ!」
胸を叩いてガッツポーズをするソラを見て、ニッと口角を上げるマンボシとリュウボシ
ソラは再びしらほしと手を繋ぎ、真っ直ぐ上を目指して泳ぎ始めた
その速度は人魚にも引けを取らない程の速さで、しらほしはどこかキラキラと瞳を輝かせる
暫く上へ上へと泳ぎ続けたそんな時、下方で怒号が響いた
「邪魔だ貴様らァ~~!!!くたばり損ないがァ~~~!!!」
『!!』
その声に堪らず泳ぐのを止め、バッと振り返るソラ
その視線の先には、ホーディによって斬られたマンボシとリュウボシの姿があった
「ぐあァ!!!」
「お兄様方ぁ~~~!!!」
「あのクソガキと硬殻塔に入ってもねェザコの抹殺など他愛ない!!!」
「おれ達に構うなソラよ!!!しらほしを連れて逃げろォ!!!全速力で!!!」
『……ッ!!』
リュウボシの叫びにソラは一瞬逃げるのを躊躇ったが、踵を返して泳ぎ出そうとする
だが、その一瞬が、命取りだった
「!!! あっ……!!!」
『!! しまっ…!!』
スピードを出して泳ぎ出したが、しらほしがホーディに捕まってしまい、その反動で手を離してしまう
ホーディはしらほしの髪を掴み、持っている三叉槍を構えた
「残念だったなクソガキ…!!!世界最速、人魚族の遊泳速度と匹敵する貴様でも、今のおれには通用しねェ!!!」
「ソラ様ぁ~~!!!お兄様ぁ~~~!!!」
『しらほし!!!』
ソラに手を伸ばし、泣き叫ぶしらほし
そんなしらほしに向かってソラも手を伸ばしたが、僅かに届かない
このままじゃ、間に合わない
そう思った、次の瞬間