7話
夢小説設定
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「“ノア”が…!!魚人島に激突せずに済んだ!!!」
「姫様とあの子供が、我々の為に舟を引きつけてくださったんだ!!!」
「二人共~~!!逃げてくれ~~!!!」
「おれのナイフを防げたとしても!!!もはや逃げ場などないぞ!!!バホホ!!!」
『……… (……確かに…)』
あのナイフはなんて事ない、いくらでも受け止める事は出来る
でも、だからといって、このままじゃあの大きな舟が……
徐々に近づいて来るノアを見据えながら、ソラは後ろで怯えているしらほしに問い掛けた
『……ねぇ、しらほし。君には、何か考えがあるんじゃないかな』
「!! えっ……」
未だに飛んでくるナイフをいなしながら、顔だけ振り返り微笑んだ
『僕は、どうすればいい?』
「!!!」
ソラのその言葉に、しらほしはゴクリと唾を飲み込む
その瞳は、決意の色に染まっていた
「……!! 早く海へ出なくては、シャボンが割れてしまいます…!!ですが正面入口は遠すぎて、シャボンが傷つき割れてしまうおそれがあります!!」
『なるほど、それなら他の出口を探さなきゃいけないね』
「他の……!!……そうだ!竜宮城から最後に出ていらしたのは、ルフィ様のお仲間の方々…!!もしかすると、竜宮城への出入口が開いたままかもしれません!!」
『分かった!じゃあ、そこに行けばいいんだね!』
「さっきから何をゴチャゴチャと!!おれのしらほしと親しげに会話してんじゃねェぞォ~~!!!」
ナイフでは埒が明かないと察したデッケンは、怒鳴り声を上げながら大きなオノを投げた
『あれ、今度は違う物を投げてきたねぇ』
「!! ソラ様!!避けて下さい!!!」
さすがにオノは受け止められないだろうと思ったしらほしが、顔を青ざめさせて声を上げる
一方ソラはというと、どこか呑気な事を言いつつも、回転しながら勢い良く飛んでくるオノをジッと見詰めた
そしてあろう事か、回転しているオノの柄の部分を的確に掴み取り、身体の反動を使ってオノを投げ返した
『これ、いらないから返すね!』
ブォンッ!!
「うおおおおッ!!?」
そのオノはデッケンが投げた時と“同じように”回転して飛んでいき、デッケンは仰け反るように間一髪でそれを避けた
その間に、ソラはしらほしへと振り返り言う
『しらほし、手を出して!』
「!! えっ!?て…手ですか…!?」
『そう、手を繋ごう!僕が竜宮城の出入口に連れて行ってあげる!!道案内よろしくね!』
「は……!!はいっ!!」
どこか顔を綻ばせながら、ソラに言われた通り手を差し出すしらほし
圧倒的な体格差も気にせず、ソラはしらほしの中指を片手で掴んだ
「で、でもソラ様!連れて行くってどうやって…!?わたくし、上空だとあまり速く動くことは……!!」
『大丈夫!空中は“星の子”のテリトリーだからさ!』
そう言った途端、ソラの周りに綺麗な光の粒が舞い始める
それはしらほしにも移っていき、温かく瞬いていた
「お、おい!!何だあれは!!?」
「姫様と子供の周りが…!!光ってる…!!?」
「綺麗……!」
「あれは…ソラが飛んだり走ったりする時に舞っている光の粒と同じようね」
「何だァ!?しらほしに何をしやがったァ!!?」
「ソ、ソラ様…!これは……!」
突然の事に驚くしらほしやデッケン
ソラ達を見上げていた新魚人海賊団や魚人島の住人、ナミ達もその光景に驚愕していた
そんな中、ソラは優しい笑顔でしらほしに言った
『怖がらないで!手を繋いでいれば、どこへでも行けるんだ!』
「………っ!!!」
しらほしが身に付けていたシャボンが自然と割れたが、地上に落ちる事はない
ソラがケープを羽ばたかせると同時に、しらほしの身体が軽くなったように感じた
『僕を信じて!君なら飛べるよ!』
明るいソラのその言葉は、しらほしの心に深く響いていた
「「と、と、飛んだ~~~!!!?」」
「姫様が!!シャボンも無いのにどうやって!!?」
「あの子供の能力なのか!!?」
「すげェ~~~!!!ソラって手を繋いだ相手を飛ばせる事も出来るのかァ!!?」
「ヨホホホ!!さすがはソラさん!!私も一緒に飛んでみたいですねェ~~!!」
「へェ…さっきの戦いぶりといい、こりゃ“前言撤回”しねェとだな」
驚きの声を上げるチョッパーやブルックの横で、ゾロは“ソラを戦わせる訳にはいかねェ”と言った己の言葉を振り払い、ニヤリと口角を上げた
「ソ、ソ、ソラ様!わたっ、わたくし!飛んでいます!!」
『うん、そうだよ!やっぱり友達と飛ぶのは楽しいなぁ~!…でも、あまりのんびりもしていられないね。竜宮城の出入口まで急ごう!』
「!! はいっ!!」
ソラの言葉に、しらほしは大きく頷くのだった
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「姫様とあの子供が、我々の為に舟を引きつけてくださったんだ!!!」
「二人共~~!!逃げてくれ~~!!!」
「おれのナイフを防げたとしても!!!もはや逃げ場などないぞ!!!バホホ!!!」
『……… (……確かに…)』
あのナイフはなんて事ない、いくらでも受け止める事は出来る
でも、だからといって、このままじゃあの大きな舟が……
徐々に近づいて来るノアを見据えながら、ソラは後ろで怯えているしらほしに問い掛けた
『……ねぇ、しらほし。君には、何か考えがあるんじゃないかな』
「!! えっ……」
未だに飛んでくるナイフをいなしながら、顔だけ振り返り微笑んだ
『僕は、どうすればいい?』
「!!!」
ソラのその言葉に、しらほしはゴクリと唾を飲み込む
その瞳は、決意の色に染まっていた
「……!! 早く海へ出なくては、シャボンが割れてしまいます…!!ですが正面入口は遠すぎて、シャボンが傷つき割れてしまうおそれがあります!!」
『なるほど、それなら他の出口を探さなきゃいけないね』
「他の……!!……そうだ!竜宮城から最後に出ていらしたのは、ルフィ様のお仲間の方々…!!もしかすると、竜宮城への出入口が開いたままかもしれません!!」
『分かった!じゃあ、そこに行けばいいんだね!』
「さっきから何をゴチャゴチャと!!おれのしらほしと親しげに会話してんじゃねェぞォ~~!!!」
ナイフでは埒が明かないと察したデッケンは、怒鳴り声を上げながら大きなオノを投げた
『あれ、今度は違う物を投げてきたねぇ』
「!! ソラ様!!避けて下さい!!!」
さすがにオノは受け止められないだろうと思ったしらほしが、顔を青ざめさせて声を上げる
一方ソラはというと、どこか呑気な事を言いつつも、回転しながら勢い良く飛んでくるオノをジッと見詰めた
そしてあろう事か、回転しているオノの柄の部分を的確に掴み取り、身体の反動を使ってオノを投げ返した
『これ、いらないから返すね!』
ブォンッ!!
「うおおおおッ!!?」
そのオノはデッケンが投げた時と“同じように”回転して飛んでいき、デッケンは仰け反るように間一髪でそれを避けた
その間に、ソラはしらほしへと振り返り言う
『しらほし、手を出して!』
「!! えっ!?て…手ですか…!?」
『そう、手を繋ごう!僕が竜宮城の出入口に連れて行ってあげる!!道案内よろしくね!』
「は……!!はいっ!!」
どこか顔を綻ばせながら、ソラに言われた通り手を差し出すしらほし
圧倒的な体格差も気にせず、ソラはしらほしの中指を片手で掴んだ
「で、でもソラ様!連れて行くってどうやって…!?わたくし、上空だとあまり速く動くことは……!!」
『大丈夫!空中は“星の子”のテリトリーだからさ!』
そう言った途端、ソラの周りに綺麗な光の粒が舞い始める
それはしらほしにも移っていき、温かく瞬いていた
「お、おい!!何だあれは!!?」
「姫様と子供の周りが…!!光ってる…!!?」
「綺麗……!」
「あれは…ソラが飛んだり走ったりする時に舞っている光の粒と同じようね」
「何だァ!?しらほしに何をしやがったァ!!?」
「ソ、ソラ様…!これは……!」
突然の事に驚くしらほしやデッケン
ソラ達を見上げていた新魚人海賊団や魚人島の住人、ナミ達もその光景に驚愕していた
そんな中、ソラは優しい笑顔でしらほしに言った
『怖がらないで!手を繋いでいれば、どこへでも行けるんだ!』
「………っ!!!」
しらほしが身に付けていたシャボンが自然と割れたが、地上に落ちる事はない
ソラがケープを羽ばたかせると同時に、しらほしの身体が軽くなったように感じた
『僕を信じて!君なら飛べるよ!』
明るいソラのその言葉は、しらほしの心に深く響いていた
「「と、と、飛んだ~~~!!!?」」
「姫様が!!シャボンも無いのにどうやって!!?」
「あの子供の能力なのか!!?」
「すげェ~~~!!!ソラって手を繋いだ相手を飛ばせる事も出来るのかァ!!?」
「ヨホホホ!!さすがはソラさん!!私も一緒に飛んでみたいですねェ~~!!」
「へェ…さっきの戦いぶりといい、こりゃ“前言撤回”しねェとだな」
驚きの声を上げるチョッパーやブルックの横で、ゾロは“ソラを戦わせる訳にはいかねェ”と言った己の言葉を振り払い、ニヤリと口角を上げた
「ソ、ソ、ソラ様!わたっ、わたくし!飛んでいます!!」
『うん、そうだよ!やっぱり友達と飛ぶのは楽しいなぁ~!…でも、あまりのんびりもしていられないね。竜宮城の出入口まで急ごう!』
「!! はいっ!!」
ソラの言葉に、しらほしは大きく頷くのだった
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