7話
夢小説設定
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ガキィンッ!!
「「!!?」」
「!! ……えっ…!?」
『………』
しらほしを守るように、両腕を広げて立ちふさがったその影
それは、紛れもないソラだった
ソラの腹部にはナイフが突き刺さり、まるで金属と金属がぶつかり合った様な音が辺りに響く
そんな光景を見たルフィ達は、顔を青ざめさせてソラの名前を叫んだ
「「ソラ!!!」」
「あの子供が…!!しらほし姫を守ったぞ!!!」
「さっきまでクラーケンの頭の上にいたよな!!?」
「一瞬であんな所まで飛んだってのか…!!?」
「!! ……このクソガキ…!!邪魔をしやがって…!!!」
「ソラ様…!!どうして……!!!」
自分を庇ってくれたソラに対し、驚きや悲しみが入り混じって涙を零すしらほし
“小さな子供にナイフが突き刺さった”というその光景に、辺りはどんどん絶望の色を濃くしていく
誰もがこの現状に絶句していた、そんな時だった
ポロッ……
「「!!?」」
ソラに突き刺さっていた──もとい“突き刺さったように見えた”ナイフが、ポロリと落ちる
すると、ずっと黙っていたソラが勢い良く顔を上げ、デッケンに向かってビシィッと人差し指を突き立てた
そして、広場中に聞こえる程の大きな“声”で言った
『プエッ!!プエエエエパッポ!!!』
「「何だって!?!!?」」
腰に手を当てふんぞり返りながら、“全くもう!”とでも言いたげに息を吐くソラ
声高らかにデッケンを叱ったのだが、キャンドルを貰っていないデッケンは勿論、新魚人海賊団や魚人島の住人達にも全く通じておらず、盛大なツッコミを受けてしまった
だがキャンドルを貰ったルフィ達や他の面々は、ソラの発言に思わず笑みが零れる
「もうソラったら!“人に物を投げたら危ないでしょ”なんて…!」
「ナイフ投げられて言う台詞かァ!?」
「あの様子じゃ問題ねェみたいだな…ったく、肝が冷えたぜ…!」
「しっしっし!やっぱソラはすげェなァ~!!」
大丈夫そうなソラの様子を見て安堵する中、ルフィだけはどこか嬉しそうに笑っていた
「ソラ様…!!すみません、わたくしのせいで…!!!お怪我は……!!?」
『ん?ああ、全然大丈夫だよ!ヒビも入らなかったしね』
涙目のままオロオロとしているしらほしに対し、ソラは安心させるようにポンポンとお腹を叩いた
ソラが言った通り、ナイフが突き立った箇所は全くの無傷のようだ
「おいガキィ!!よくもおれとしらほしのやり取りに水を差しやがったなァ!!!大人しくそこをどけェ!!!」
『嫌だよ!君はしらほしの友達かと思ったのに、まるで違うじゃないか!!しらほしをいじめるのは、僕が許さないよ!!』
「!! ……ソラ様…っ!!」
「チィッ…!!だから何言ってんのか分からねェんだよォ!!!」
しらほしの前から退く気配の無いソラに青筋を浮かべながら、デッケンはまたもやナイフを投げる
だがそれを、ソラは腕や脚で次々と弾き飛ばしながら応戦した
『僕だって、レイリーに色々教わったんだ。この世界の事だけじゃない、“友達を護る方法”だってね!』
「くそ…ッ!!!何なんだこのガキは…!!!」
小さな身体からは想像もつかないような強さに、デッケンは冷や汗を垂らす
上空でそんな攻防を繰り広げている中、地上で新魚人海賊団が何かに気付き声を上げた
「あれ!?ホーディ船長!!?」
「ホーディさんがいないぞ!!!」
「空を見ろ!!あそこだ!!!“ノア”の船底に!!!」
いつの間にか姿を消していたホーディに、どよめく新魚人海賊団
その内の一人が、ノアから垂れ下がっている大きな鎖を指差した
そこには、血反吐を吐きながらも鎖を登って行くホーディの姿があった
「フザケやがってバンダー・デッケン!!……だがこれは“いい手”だ!!!ゼェ…ゼェ…!!」
それを見たサンジは、後を追おうとすかさず空へ駆け上がって行く
だがそれを、ルフィがサンジの方へ走りながら引き留めた
「サンジ待て!!おれが飛ぶ!!!お前らこの広場を頼む!!!」
「! わかった!!……いいがルフィ!!舟は水の中だぞ!!!」
「舟の中も水かなジンベエ!!」
「わからんが、少なくともデッケンは能力者!!奴が動ける程度の空気はあるハズ!!行くならこれを!!シャボンの出るサンゴじゃ!!」
ジンベエは袖から取り出した小さなサンゴをルフィに手渡す
それを受け取ったルフィはそのサンゴを口に銜え、サンジが構えた脚に腕を伸ばして掴んだ
「じゃあソラと愛しのしらほしちゃんはお前に任せた!!!かっ飛ばすぞルフィ!!!」
「頼むっ!!!」
「ルフィ!!ホーディに気をつけい!!海中では魚人と人間の能力は段違いじゃ!!!」
「おう!!!」
───────
─────
───
「「!!?」」
「!! ……えっ…!?」
『………』
しらほしを守るように、両腕を広げて立ちふさがったその影
それは、紛れもないソラだった
ソラの腹部にはナイフが突き刺さり、まるで金属と金属がぶつかり合った様な音が辺りに響く
そんな光景を見たルフィ達は、顔を青ざめさせてソラの名前を叫んだ
「「ソラ!!!」」
「あの子供が…!!しらほし姫を守ったぞ!!!」
「さっきまでクラーケンの頭の上にいたよな!!?」
「一瞬であんな所まで飛んだってのか…!!?」
「!! ……このクソガキ…!!邪魔をしやがって…!!!」
「ソラ様…!!どうして……!!!」
自分を庇ってくれたソラに対し、驚きや悲しみが入り混じって涙を零すしらほし
“小さな子供にナイフが突き刺さった”というその光景に、辺りはどんどん絶望の色を濃くしていく
誰もがこの現状に絶句していた、そんな時だった
ポロッ……
「「!!?」」
ソラに突き刺さっていた──もとい“突き刺さったように見えた”ナイフが、ポロリと落ちる
すると、ずっと黙っていたソラが勢い良く顔を上げ、デッケンに向かってビシィッと人差し指を突き立てた
そして、広場中に聞こえる程の大きな“声”で言った
『プエッ!!プエエエエパッポ!!!』
「「何だって!?!!?」」
腰に手を当てふんぞり返りながら、“全くもう!”とでも言いたげに息を吐くソラ
声高らかにデッケンを叱ったのだが、キャンドルを貰っていないデッケンは勿論、新魚人海賊団や魚人島の住人達にも全く通じておらず、盛大なツッコミを受けてしまった
だがキャンドルを貰ったルフィ達や他の面々は、ソラの発言に思わず笑みが零れる
「もうソラったら!“人に物を投げたら危ないでしょ”なんて…!」
「ナイフ投げられて言う台詞かァ!?」
「あの様子じゃ問題ねェみたいだな…ったく、肝が冷えたぜ…!」
「しっしっし!やっぱソラはすげェなァ~!!」
大丈夫そうなソラの様子を見て安堵する中、ルフィだけはどこか嬉しそうに笑っていた
「ソラ様…!!すみません、わたくしのせいで…!!!お怪我は……!!?」
『ん?ああ、全然大丈夫だよ!ヒビも入らなかったしね』
涙目のままオロオロとしているしらほしに対し、ソラは安心させるようにポンポンとお腹を叩いた
ソラが言った通り、ナイフが突き立った箇所は全くの無傷のようだ
「おいガキィ!!よくもおれとしらほしのやり取りに水を差しやがったなァ!!!大人しくそこをどけェ!!!」
『嫌だよ!君はしらほしの友達かと思ったのに、まるで違うじゃないか!!しらほしをいじめるのは、僕が許さないよ!!』
「!! ……ソラ様…っ!!」
「チィッ…!!だから何言ってんのか分からねェんだよォ!!!」
しらほしの前から退く気配の無いソラに青筋を浮かべながら、デッケンはまたもやナイフを投げる
だがそれを、ソラは腕や脚で次々と弾き飛ばしながら応戦した
『僕だって、レイリーに色々教わったんだ。この世界の事だけじゃない、“友達を護る方法”だってね!』
「くそ…ッ!!!何なんだこのガキは…!!!」
小さな身体からは想像もつかないような強さに、デッケンは冷や汗を垂らす
上空でそんな攻防を繰り広げている中、地上で新魚人海賊団が何かに気付き声を上げた
「あれ!?ホーディ船長!!?」
「ホーディさんがいないぞ!!!」
「空を見ろ!!あそこだ!!!“ノア”の船底に!!!」
いつの間にか姿を消していたホーディに、どよめく新魚人海賊団
その内の一人が、ノアから垂れ下がっている大きな鎖を指差した
そこには、血反吐を吐きながらも鎖を登って行くホーディの姿があった
「フザケやがってバンダー・デッケン!!……だがこれは“いい手”だ!!!ゼェ…ゼェ…!!」
それを見たサンジは、後を追おうとすかさず空へ駆け上がって行く
だがそれを、ルフィがサンジの方へ走りながら引き留めた
「サンジ待て!!おれが飛ぶ!!!お前らこの広場を頼む!!!」
「! わかった!!……いいがルフィ!!舟は水の中だぞ!!!」
「舟の中も水かなジンベエ!!」
「わからんが、少なくともデッケンは能力者!!奴が動ける程度の空気はあるハズ!!行くならこれを!!シャボンの出るサンゴじゃ!!」
ジンベエは袖から取り出した小さなサンゴをルフィに手渡す
それを受け取ったルフィはそのサンゴを口に銜え、サンジが構えた脚に腕を伸ばして掴んだ
「じゃあソラと愛しのしらほしちゃんはお前に任せた!!!かっ飛ばすぞルフィ!!!」
「頼むっ!!!」
「ルフィ!!ホーディに気をつけい!!海中では魚人と人間の能力は段違いじゃ!!!」
「おう!!!」
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