6話
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『じゃあ僕、あの子と話してくるよ!』
「え!?行っちまうのか!?」
『大丈夫、心配しないで!僕もスルメと友達になりたいんだ!』
「! ……分かった!気を付けろよ!」
心配気なルフィに大きく手を振り、ソラは軽やかに空を飛んでスルメの方へと向かった
そんなソラを見た新魚人海賊団や魚人島の住民達は、驚きの声を上げる
「なっ…!?あのガキ、空を飛んでるぞ!!?」
「どうなってやがんだァ!!?」
「“麦わら”の仲間だから、ただの子供じゃないとは思っていたが…!!」
「でもあの子、クラーケンの方へ行ってない!?」
「うわ本当だ!!お~~いお前ェ!!そっちに行くな危ないぞォ~~!!!」
「ギャハハハ!!バカなガキだ!!そのまま叩き落しちまえクラーケン~~!!!」
そんな外野の声を聞き流しながら、ソラはスルメの目の前で止まった
いきなり飛んで来たソラに驚いた様子を見せるスルメだったが、その目には涙が溜まっていた
『やあ、スルメ!君、ルフィの友達なんだってね』
「!」
『僕はソラっていうんだ!よろしくね!』
優しい声色でニコリと笑うソラに、スルメは目を見開く
『そんなに悲しそうな顔しないでさ、君さえよければ……』
ソラの声は、表情は、まるで暖かい陽の光の様だった
『僕とも、友達になってよ!』
とても真っ直ぐな、心からのその言葉
スルメは、まるで弾かれた様に動き出した
「うわァ~~!!!クラーケンが裏切ったァ~~~!!!」
「止まれェクラーケン!!バカタコめ~~!!!」
ドゴゴゴォン!!!
ソラを自身の頭の上に乗せ、新魚人海賊団をその巨大な足で薙ぎ倒していくスルメ
その表情は、とても嬉し気に笑っていた
『わ~~い!!いけいけスルメ~~!!』
「「助けて船長~~!!」」
スルメの頭の上で楽しそうにハシャぐソラと、呆気なく倒されていく団員達
そんな光景を見て、ホーディは静かに青筋を浮かべた
「くそォ!!ホーディ船長の言いなりだったクラーケンがすっかりあのガキになついてやがる!!」
『よ~しスルメ!僕と一緒にここでしらほしを守ろう!』
「どうぞよろしくお願い致します、ソラ様!するめ様!」
しらほしの所まで移動して来たソラとスルメは、しらほしを守るようにその場に鎮座した
ソラの言葉に張り切るようにスルメは頷き、しらほしに優しい笑顔を向ける
そんなやり取りを見ていたホーディは、遠くから声を張り上げてスルメに言った
「クラーケン!!!よくぞしらほしを捕まえた!!そのまま握り潰せ!!!」
「!! ………!!」
ホーディの声にスルメは冷や汗を垂らすが、動こうとはしない
「……北極で平和に暮らすお前の兄弟…その居場所はわかってる。“おれ達なら”いつでもた易く殺しに行けるんだぜ。伝説の種だ、死体でも高く売れるだろうな!!」
「………!!」
「それが望みなら、このままおれを裏切るがいい!!人間の情に流されうかれてんじゃねェバケモノ!!!」
「何と…兄弟の命を担保に脅され従っとったのか…」
「『………』」
脅されているせいで命令に逆らう事の出来ないスルメは、しらほしを握り潰そうと脚に力を入れ始める
「え…!?う…するめ様!?…く…苦しいです…!!」
「………!!」
その表情は先程とは一変し、とても険しいものだった
『……スルメ』
「!! ………!!」
ソラはスルメの頭の上からふわりと飛び降り、スルメの顔の前に浮かんだ
“フー…フー…”と苦し気に呼吸するスルメに、ソラはどこか言い聞かせるように話し出す
『君は兄弟を守る為に、あの子の言いなりになってるんだね』
「………!!!」
『辛かったよね、苦しかったよね……よく、頑張ったね』
「………!!」
ソラの言葉に、スルメは目を見開いてソラを見詰める
ソラはスルメの大きな脚を、その小さな手で優しく撫でながら、優しく言った
『もう一人で抱え込まないで、僕にも守らせてよ!』
「!!!」
晴れやかにそう言って笑うソラに、スルメは驚きの表情を浮かべる
スルメの脚は、既に力が抜けていた
『ねっ!ルフィ!!』
「ああ!“おれ達”で守ろう!!」
踵を返してルフィの名を呼ぶソラ
今までの話を黙って聞いていたルフィは、怒りを露にした目付きでホーディを睨み付ける
そんなルフィに対し、ホーディも怒鳴り上げた
「来るか“麦わら”ァ!!!」
「麦わらを止めろォ!!!」
「あれ?消えた!!」
ルフィを止めに掛かった団員だったが、そんなものを待っている程、ルフィも甘くはない
目にも止まらぬ速さでホーディへと突っ込んで行き、その顔面を勢い良く蹴り上げた
ドンッ!!!
「なんか燃えてきた!!!」
to be continue……
(友達を、泣かせはしない)
「え!?行っちまうのか!?」
『大丈夫、心配しないで!僕もスルメと友達になりたいんだ!』
「! ……分かった!気を付けろよ!」
心配気なルフィに大きく手を振り、ソラは軽やかに空を飛んでスルメの方へと向かった
そんなソラを見た新魚人海賊団や魚人島の住民達は、驚きの声を上げる
「なっ…!?あのガキ、空を飛んでるぞ!!?」
「どうなってやがんだァ!!?」
「“麦わら”の仲間だから、ただの子供じゃないとは思っていたが…!!」
「でもあの子、クラーケンの方へ行ってない!?」
「うわ本当だ!!お~~いお前ェ!!そっちに行くな危ないぞォ~~!!!」
「ギャハハハ!!バカなガキだ!!そのまま叩き落しちまえクラーケン~~!!!」
そんな外野の声を聞き流しながら、ソラはスルメの目の前で止まった
いきなり飛んで来たソラに驚いた様子を見せるスルメだったが、その目には涙が溜まっていた
『やあ、スルメ!君、ルフィの友達なんだってね』
「!」
『僕はソラっていうんだ!よろしくね!』
優しい声色でニコリと笑うソラに、スルメは目を見開く
『そんなに悲しそうな顔しないでさ、君さえよければ……』
ソラの声は、表情は、まるで暖かい陽の光の様だった
『僕とも、友達になってよ!』
とても真っ直ぐな、心からのその言葉
スルメは、まるで弾かれた様に動き出した
「うわァ~~!!!クラーケンが裏切ったァ~~~!!!」
「止まれェクラーケン!!バカタコめ~~!!!」
ドゴゴゴォン!!!
ソラを自身の頭の上に乗せ、新魚人海賊団をその巨大な足で薙ぎ倒していくスルメ
その表情は、とても嬉し気に笑っていた
『わ~~い!!いけいけスルメ~~!!』
「「助けて船長~~!!」」
スルメの頭の上で楽しそうにハシャぐソラと、呆気なく倒されていく団員達
そんな光景を見て、ホーディは静かに青筋を浮かべた
「くそォ!!ホーディ船長の言いなりだったクラーケンがすっかりあのガキになついてやがる!!」
『よ~しスルメ!僕と一緒にここでしらほしを守ろう!』
「どうぞよろしくお願い致します、ソラ様!するめ様!」
しらほしの所まで移動して来たソラとスルメは、しらほしを守るようにその場に鎮座した
ソラの言葉に張り切るようにスルメは頷き、しらほしに優しい笑顔を向ける
そんなやり取りを見ていたホーディは、遠くから声を張り上げてスルメに言った
「クラーケン!!!よくぞしらほしを捕まえた!!そのまま握り潰せ!!!」
「!! ………!!」
ホーディの声にスルメは冷や汗を垂らすが、動こうとはしない
「……北極で平和に暮らすお前の兄弟…その居場所はわかってる。“おれ達なら”いつでもた易く殺しに行けるんだぜ。伝説の種だ、死体でも高く売れるだろうな!!」
「………!!」
「それが望みなら、このままおれを裏切るがいい!!人間の情に流されうかれてんじゃねェバケモノ!!!」
「何と…兄弟の命を担保に脅され従っとったのか…」
「『………』」
脅されているせいで命令に逆らう事の出来ないスルメは、しらほしを握り潰そうと脚に力を入れ始める
「え…!?う…するめ様!?…く…苦しいです…!!」
「………!!」
その表情は先程とは一変し、とても険しいものだった
『……スルメ』
「!! ………!!」
ソラはスルメの頭の上からふわりと飛び降り、スルメの顔の前に浮かんだ
“フー…フー…”と苦し気に呼吸するスルメに、ソラはどこか言い聞かせるように話し出す
『君は兄弟を守る為に、あの子の言いなりになってるんだね』
「………!!!」
『辛かったよね、苦しかったよね……よく、頑張ったね』
「………!!」
ソラの言葉に、スルメは目を見開いてソラを見詰める
ソラはスルメの大きな脚を、その小さな手で優しく撫でながら、優しく言った
『もう一人で抱え込まないで、僕にも守らせてよ!』
「!!!」
晴れやかにそう言って笑うソラに、スルメは驚きの表情を浮かべる
スルメの脚は、既に力が抜けていた
『ねっ!ルフィ!!』
「ああ!“おれ達”で守ろう!!」
踵を返してルフィの名を呼ぶソラ
今までの話を黙って聞いていたルフィは、怒りを露にした目付きでホーディを睨み付ける
そんなルフィに対し、ホーディも怒鳴り上げた
「来るか“麦わら”ァ!!!」
「麦わらを止めろォ!!!」
「あれ?消えた!!」
ルフィを止めに掛かった団員だったが、そんなものを待っている程、ルフィも甘くはない
目にも止まらぬ速さでホーディへと突っ込んで行き、その顔面を勢い良く蹴り上げた
ドンッ!!!
「なんか燃えてきた!!!」
to be continue……
(友達を、泣かせはしない)