1話
夢小説設定
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「!! ……何じゃ、お前さん…どこから来おった?何故このような場所に子供が……」
「………!?」
ソラに気付いた大柄の男は青年─ルフィの首から手を離し、どこか驚いた様に目を見開いてソラを見た
地面にドサリと尻もちをついたルフィも、唖然とした表情でソラを見詰める
そんな中、ソラはルフィの前で立ち止まり初めて声を上げた
『……プエ』
「………え……」
『プエ、ポペ?パッポ』
「な、何と言っとるんじゃ…?」
人の言葉とは決して取れないその声に、狼狽える二人
そんな二人を見て、ソラはどこか納得した様に自らの胸に手を翳す
すると胸辺りに淡く輝いていた光のコアが消え、代わりに白いキャンドルが二つ出現した
それに二人が驚いているのも他所に、ソラは片膝をついてキャンドルを二人に差し出す
「……何じゃ、受け取れという事か?」
『パッポ』
「……………」
大柄の男の言葉に、一つ頷くソラ
二人は訝しげな表情のまま、仕方なくキャンドルを受け取ろうと手を伸ばした
すると次の瞬間、キャンドルは小さな光の粒になって二人の身体へと吸収された
それと同時に、ソラのコアには再び光が灯る
「なっ……!?」
「………!!?」
あまりの出来事に二人が驚愕していると、ソラはルフィの顔を真っ直ぐ見詰めた
『どうしたの?』
「!!? ………えっ……」
「!? お前さん、声が……!」
『何かあったの?』
ソラが発する言葉が解るようになった事に気付く二人
ソラは何の躊躇いもない動作で、ルフィを優しく抱き締めた
「「!!」」
『大丈夫だよ、僕が一緒にいてあげる』
「………!!!」
ソラの言葉に、目を見開くルフィ
ルフィの視界が、じわじわと滲んでいく
『僕と友達になろう!元気を取り戻せるように、君の傍にいるから』
「………っ!! ………!!!」
『だから……』
ソラの身体から透ける温かな光が、ルフィの心に溶けていった
『もう、泣かないで』
「………っ!!!」
ルフィの瞳からは、ポロポロと涙が溢れていた
歯を食いしばって涙を流すルフィに、今まで黙って見ていた大柄の男は言った
「………ルフィ、確認せい」
「!!」
「お前にまだ、残っておるものは何じゃ」
「…………」
ルフィはソラに抱き締められたまま視線を落とし、自身の指を一本一本数える様に折り始めた
そしてワナワナと唇を震わせた後、それを隠す様にソラの背中に腕を回し、力強く抱き締め返す
ソラの肩に顔を埋めたまま、ルフィは大声で叫ぶ様に言った
「仲間がいる゛よ!!!!」
「………そうか……」
ルフィのその声を聞き、大柄の男はどこか安心した様に口角を上げるのだった
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「………!?」
ソラに気付いた大柄の男は青年─ルフィの首から手を離し、どこか驚いた様に目を見開いてソラを見た
地面にドサリと尻もちをついたルフィも、唖然とした表情でソラを見詰める
そんな中、ソラはルフィの前で立ち止まり初めて声を上げた
『……プエ』
「………え……」
『プエ、ポペ?パッポ』
「な、何と言っとるんじゃ…?」
人の言葉とは決して取れないその声に、狼狽える二人
そんな二人を見て、ソラはどこか納得した様に自らの胸に手を翳す
すると胸辺りに淡く輝いていた光のコアが消え、代わりに白いキャンドルが二つ出現した
それに二人が驚いているのも他所に、ソラは片膝をついてキャンドルを二人に差し出す
「……何じゃ、受け取れという事か?」
『パッポ』
「……………」
大柄の男の言葉に、一つ頷くソラ
二人は訝しげな表情のまま、仕方なくキャンドルを受け取ろうと手を伸ばした
すると次の瞬間、キャンドルは小さな光の粒になって二人の身体へと吸収された
それと同時に、ソラのコアには再び光が灯る
「なっ……!?」
「………!!?」
あまりの出来事に二人が驚愕していると、ソラはルフィの顔を真っ直ぐ見詰めた
『どうしたの?』
「!!? ………えっ……」
「!? お前さん、声が……!」
『何かあったの?』
ソラが発する言葉が解るようになった事に気付く二人
ソラは何の躊躇いもない動作で、ルフィを優しく抱き締めた
「「!!」」
『大丈夫だよ、僕が一緒にいてあげる』
「………!!!」
ソラの言葉に、目を見開くルフィ
ルフィの視界が、じわじわと滲んでいく
『僕と友達になろう!元気を取り戻せるように、君の傍にいるから』
「………っ!! ………!!!」
『だから……』
ソラの身体から透ける温かな光が、ルフィの心に溶けていった
『もう、泣かないで』
「………っ!!!」
ルフィの瞳からは、ポロポロと涙が溢れていた
歯を食いしばって涙を流すルフィに、今まで黙って見ていた大柄の男は言った
「………ルフィ、確認せい」
「!!」
「お前にまだ、残っておるものは何じゃ」
「…………」
ルフィはソラに抱き締められたまま視線を落とし、自身の指を一本一本数える様に折り始めた
そしてワナワナと唇を震わせた後、それを隠す様にソラの背中に腕を回し、力強く抱き締め返す
ソラの肩に顔を埋めたまま、ルフィは大声で叫ぶ様に言った
「仲間がいる゛よ!!!!」
「………そうか……」
ルフィのその声を聞き、大柄の男はどこか安心した様に口角を上げるのだった
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