5話
夢小説設定
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『……でもさ、ジンベエ』
「!」
『捕まった仲間を助けるのは当たり前だよ。それにこのまま放っておいたら、そのホーディって子がやりたい放題やっちゃうんじゃないかな』
ソラのその正論に押し黙るジンベエ
するとサンジがタバコに火を付けながら、続くように話し出した
「ソラの言うとおりだ。この島にゃおれ達のダチが何人もいるしな……」
「………」
「おいハチ…お前そのケガ、誰にやられたか頑なに教えてくれねェが…さっき言ってたな。ホーディは人間と仲良くしようとする魚人にまで手をかけるって」
包帯を身体に巻き付けた、痛々しい状態のハチ
サンジは眉間に皺を寄せながら、怒りが滲み出た表情で言った
「……お前…おれ達の味方して、あいつらにやられたんじゃねェのか…!?」
『!』
「………ハチ……」
「はっちんそうなの!?ホーディ達にやられたの!?」
《アーロンの意志がここに生きてる限り》
《おれはあいつらに会わせる顔がねェ!!!》
「……ニュ~~、それは……」
サンジの言葉が図星だったのか、ハチは弱々しく視線を逸らした
「ジンベエ!!ルフィにとっちゃあ…ここがお前の国だって事も理由の一つだろう」
「!」
「この島を素通りはできねェ…!!おれ達には、戦う理由がある!!!」
そうかっこよく言ってのけたのも束の間
「なぜならケ~~イミーちゃんもいるしィ♡し~~らほしちゃんもいるしィ♡そう、この国は夢の人魚 天国なん…」
「そこどけよジンベエ!!!おれは行くっつったら行くんだ!!!」
いつもの調子に戻ったサンジの言葉を遮り、ルフィが大声を上げる
だがジンベエはそんなルフィに、ハッキリとこう言った
「いや行かせん!!!わしに任せろ!!!」
「!!? この……!!じゃあお前をブッ飛ばして行くだけだァ~~~!!!」
『ああもう!だから喧嘩はやめてってばぁ!!』
またもや殴り合いの喧嘩を始めそうになっているルフィとジンベエを、ソラは慌てて止めに入るのだった
───────
─────
───
次にソラ達が立っていたのは、まさに戦場の真っ只中だった
「ルフィ様あ!!!お父様をお守り下さい~~!!!」
「恥知らずのリュウグウ王国は…!!!終わりだァ~~!!!」
しらほしの泣き叫ぶ声とホーディの怒号が、ギョンコルド広場に響き渡る
現国王であるネプチューンが、ホーディによって殺されそうになった、その時だった
ボッコォオンッ!!!
ルフィの強烈な一撃によって、ホーディは勢い良く吹っ飛ばされた
その衝撃で広場の外壁の一部が、大きな音を立てて崩れていく
「「えええ~~!!?あれは……!!!」」
外壁の上で一部始終を見ていた魚人島の民衆は、急な展開に驚きの声を上げた
「「“麦わらの”!!!ルフィだァ~~~!!!!」」
「「本当に現れたァ~~~!!!!」」
いつかこの島を滅ぼすなら、今来てくれ
今すぐここで暴れてくれ
民衆が心から望んだ事が、今、現実になった
「ネプチューン王を助けてくれた!!!」
「今確かに!!しらほし姫があいつに助けを求めた!!!」
「サメの口の中から!!?」
「キャーーー!!ずっといたのか!!?なぜ!!?」
「………おぬし……」
「ルフィ様あ!!!」
「もう出てしもうたか…!!じゃが今のは致し方なし!!!急げ“お前達”ィ~~!!!」
「「!!?」」
ホーディ達によって鎖で拘束されてしまったジンベエが、大きな声で空へと叫ぶ
その声に答える様に、コツコツとした軽い靴音が響いた
「!」
『捕まった仲間を助けるのは当たり前だよ。それにこのまま放っておいたら、そのホーディって子がやりたい放題やっちゃうんじゃないかな』
ソラのその正論に押し黙るジンベエ
するとサンジがタバコに火を付けながら、続くように話し出した
「ソラの言うとおりだ。この島にゃおれ達のダチが何人もいるしな……」
「………」
「おいハチ…お前そのケガ、誰にやられたか頑なに教えてくれねェが…さっき言ってたな。ホーディは人間と仲良くしようとする魚人にまで手をかけるって」
包帯を身体に巻き付けた、痛々しい状態のハチ
サンジは眉間に皺を寄せながら、怒りが滲み出た表情で言った
「……お前…おれ達の味方して、あいつらにやられたんじゃねェのか…!?」
『!』
「………ハチ……」
「はっちんそうなの!?ホーディ達にやられたの!?」
《アーロンの意志がここに生きてる限り》
《おれはあいつらに会わせる顔がねェ!!!》
「……ニュ~~、それは……」
サンジの言葉が図星だったのか、ハチは弱々しく視線を逸らした
「ジンベエ!!ルフィにとっちゃあ…ここがお前の国だって事も理由の一つだろう」
「!」
「この島を素通りはできねェ…!!おれ達には、戦う理由がある!!!」
そうかっこよく言ってのけたのも束の間
「なぜならケ~~イミーちゃんもいるしィ♡し~~らほしちゃんもいるしィ♡そう、この国は夢の
「そこどけよジンベエ!!!おれは行くっつったら行くんだ!!!」
いつもの調子に戻ったサンジの言葉を遮り、ルフィが大声を上げる
だがジンベエはそんなルフィに、ハッキリとこう言った
「いや行かせん!!!わしに任せろ!!!」
「!!? この……!!じゃあお前をブッ飛ばして行くだけだァ~~~!!!」
『ああもう!だから喧嘩はやめてってばぁ!!』
またもや殴り合いの喧嘩を始めそうになっているルフィとジンベエを、ソラは慌てて止めに入るのだった
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次にソラ達が立っていたのは、まさに戦場の真っ只中だった
「ルフィ様あ!!!お父様をお守り下さい~~!!!」
「恥知らずのリュウグウ王国は…!!!終わりだァ~~!!!」
しらほしの泣き叫ぶ声とホーディの怒号が、ギョンコルド広場に響き渡る
現国王であるネプチューンが、ホーディによって殺されそうになった、その時だった
ボッコォオンッ!!!
ルフィの強烈な一撃によって、ホーディは勢い良く吹っ飛ばされた
その衝撃で広場の外壁の一部が、大きな音を立てて崩れていく
「「えええ~~!!?あれは……!!!」」
外壁の上で一部始終を見ていた魚人島の民衆は、急な展開に驚きの声を上げた
「「“麦わらの”!!!ルフィだァ~~~!!!!」」
「「本当に現れたァ~~~!!!!」」
いつかこの島を滅ぼすなら、今来てくれ
今すぐここで暴れてくれ
民衆が心から望んだ事が、今、現実になった
「ネプチューン王を助けてくれた!!!」
「今確かに!!しらほし姫があいつに助けを求めた!!!」
「サメの口の中から!!?」
「キャーーー!!ずっといたのか!!?なぜ!!?」
「………おぬし……」
「ルフィ様あ!!!」
「もう出てしもうたか…!!じゃが今のは致し方なし!!!急げ“お前達”ィ~~!!!」
「「!!?」」
ホーディ達によって鎖で拘束されてしまったジンベエが、大きな声で空へと叫ぶ
その声に答える様に、コツコツとした軽い靴音が響いた