5話
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「ねぇ、ちょっと!“光”がどうこうって…何の話よ!?あたし何も知らないわよ!」
「お、おれも!ソラが動けなくなった事と、何か関係があるのか!?」
ソラ達の会話を聞いていたナミとチョッパーが、訝し気な表情でそう問いただす
殴られて倒れたままだったサンジも、起き上がりながら耳をこちらへ傾けているようだ
『ああ、そっか!みんなにはまだ話してなかったね』
どこか離れたくなさげなルフィの腕をやんわりと解きながら、ソラは先程“海の森”でロビンに言った内容を話した
それを聞いたナミ達は、何とも言えない表情のまま溜息を吐いた
「そうだったのね…まったく、そういう大事な事は前もって教えてほしかったわ……」
「ルフィなんざ、何を聞いても“光が!!”しか言わなかったしな」
「う゛っ…!」
「でもそうか…“星の子”ってやっぱり特殊なんだな…!もしまたあんな事が起きたらおれが対処出来るように、ちゃんと勉強しておかねェと…!!」
サンジの言葉に対し、ぐうの音も出ないといった様子のルフィ
そんな中“船医”という肩書を担っているチョッパーは、グッと蹄に力を込めて決心したように頷いた
ソラが倒れたあの時“船医”なのにも関わらず何も出来なかった事が、後悔として心に残っていたようだ
他の面々も今後あのような事が起きないように、しっかりと心に刻み込んでいた
「あ、あの~…ちょっと聞きたいんだけど…その子、何て言ってるの…?」
ソラ達の会話を遠目で聞いていたとある人魚と魚人が、目を白黒させながら首を捻った
それを見たソラはポンッと手を叩いてから、キャンドルを取り出してそれを各々に手渡した
『ごめんごめん、渡すのをすっかり忘れてたよ!もうこれで解るでしょ?』
「ほ…本当だ…!!一体どういう原理なんだ…!?」
「すごい…!キャンドルで会話が出来るなんて!えーっと…ソラちんだよね?私はケイミー!」
「ニュ~、おれはハチだ」
『ケイミーにハチだね!そっちの大きい子は?』
「ソ、ソラちん!女王様だよ…!!」
「あっ…わ、わたくし、しらほしと申します…!」
『しらほしかぁ!3人ともよろしくね!にしてもすごいなぁ~脚が魚みたいになってる!僕、人魚って初めて見たよ!』
女王であるしらほしに対してフレンドリーに話すソラの隣で、あわあわと慌てるケイミー
だがしらほしは全く気にしていないのか、優し気に笑っていた
『ところで、2人はどうして喧嘩してたの?何かあったとか?』
話も一段落して、ソラはルフィとジンベエを交互に見ながら首を傾げた
そんなソラに、二人はどこかバツが悪そうな表情をしながらも、ソラが寝ている間この“魚人島”で何が起きたのかを簡潔に説明した
ルフィはしらほしの願いを聞き入れ、“竜宮城”から“海の森”へ無断で連れて来たこと
“新魚人海賊団”を名乗る“ホーディ・ジョーンズ”率いる魚人達が、“竜宮城”に攻め込んで来たこと
ゾロとウソップとブルックは、その魚人達に捕まってしまったこと
そして三人を、ルフィがこれから助けに行こうとしていたこと
『う~ん、なるほど…僕が寝てる間に、そんな事が起きてたんだね』
「……魚人族はこれまで人間に心を開こうとする度に、“人間”によってそれを邪魔されてきた」
“人間は凶暴な生きもの”
“人間は魚人を蔑み嫌っている”
「重ねた歴史が魚人族に、そんな卑屈な考えを植えつけてしまっているのが現実…!!アーロンの一件も…アーロンが魚人だから人間に狩られたと、そう考えておる者も少なくない」
どこか苦し気に語るジンベエの話を、真剣な表情で聞く面々
「そこへ重ねてアーロンを討ち取ったお前さんらが、再びホーディとぶつかればどうなる!?結果…この危機から魚人島が救われるとしても、人間に楯つくホーディをまた打ちのめそうとするお前さんらの姿は、魚人島の皆に変わる事のない“歴史”を連想させる……!!」
「『………』」
「お、おれも!ソラが動けなくなった事と、何か関係があるのか!?」
ソラ達の会話を聞いていたナミとチョッパーが、訝し気な表情でそう問いただす
殴られて倒れたままだったサンジも、起き上がりながら耳をこちらへ傾けているようだ
『ああ、そっか!みんなにはまだ話してなかったね』
どこか離れたくなさげなルフィの腕をやんわりと解きながら、ソラは先程“海の森”でロビンに言った内容を話した
それを聞いたナミ達は、何とも言えない表情のまま溜息を吐いた
「そうだったのね…まったく、そういう大事な事は前もって教えてほしかったわ……」
「ルフィなんざ、何を聞いても“光が!!”しか言わなかったしな」
「う゛っ…!」
「でもそうか…“星の子”ってやっぱり特殊なんだな…!もしまたあんな事が起きたらおれが対処出来るように、ちゃんと勉強しておかねェと…!!」
サンジの言葉に対し、ぐうの音も出ないといった様子のルフィ
そんな中“船医”という肩書を担っているチョッパーは、グッと蹄に力を込めて決心したように頷いた
ソラが倒れたあの時“船医”なのにも関わらず何も出来なかった事が、後悔として心に残っていたようだ
他の面々も今後あのような事が起きないように、しっかりと心に刻み込んでいた
「あ、あの~…ちょっと聞きたいんだけど…その子、何て言ってるの…?」
ソラ達の会話を遠目で聞いていたとある人魚と魚人が、目を白黒させながら首を捻った
それを見たソラはポンッと手を叩いてから、キャンドルを取り出してそれを各々に手渡した
『ごめんごめん、渡すのをすっかり忘れてたよ!もうこれで解るでしょ?』
「ほ…本当だ…!!一体どういう原理なんだ…!?」
「すごい…!キャンドルで会話が出来るなんて!えーっと…ソラちんだよね?私はケイミー!」
「ニュ~、おれはハチだ」
『ケイミーにハチだね!そっちの大きい子は?』
「ソ、ソラちん!女王様だよ…!!」
「あっ…わ、わたくし、しらほしと申します…!」
『しらほしかぁ!3人ともよろしくね!にしてもすごいなぁ~脚が魚みたいになってる!僕、人魚って初めて見たよ!』
女王であるしらほしに対してフレンドリーに話すソラの隣で、あわあわと慌てるケイミー
だがしらほしは全く気にしていないのか、優し気に笑っていた
『ところで、2人はどうして喧嘩してたの?何かあったとか?』
話も一段落して、ソラはルフィとジンベエを交互に見ながら首を傾げた
そんなソラに、二人はどこかバツが悪そうな表情をしながらも、ソラが寝ている間この“魚人島”で何が起きたのかを簡潔に説明した
ルフィはしらほしの願いを聞き入れ、“竜宮城”から“海の森”へ無断で連れて来たこと
“新魚人海賊団”を名乗る“ホーディ・ジョーンズ”率いる魚人達が、“竜宮城”に攻め込んで来たこと
ゾロとウソップとブルックは、その魚人達に捕まってしまったこと
そして三人を、ルフィがこれから助けに行こうとしていたこと
『う~ん、なるほど…僕が寝てる間に、そんな事が起きてたんだね』
「……魚人族はこれまで人間に心を開こうとする度に、“人間”によってそれを邪魔されてきた」
“人間は凶暴な生きもの”
“人間は魚人を蔑み嫌っている”
「重ねた歴史が魚人族に、そんな卑屈な考えを植えつけてしまっているのが現実…!!アーロンの一件も…アーロンが魚人だから人間に狩られたと、そう考えておる者も少なくない」
どこか苦し気に語るジンベエの話を、真剣な表情で聞く面々
「そこへ重ねてアーロンを討ち取ったお前さんらが、再びホーディとぶつかればどうなる!?結果…この危機から魚人島が救われるとしても、人間に楯つくホーディをまた打ちのめそうとするお前さんらの姿は、魚人島の皆に変わる事のない“歴史”を連想させる……!!」
「『………』」