5話

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「……ところでソラ、体調は大丈夫?」

『え?』


ロビンの問い掛けに、素っ頓狂な声を上げて顔を上げる


『体調って…僕はいつでも元気だよ?』

「……ここに来る前…それこそ“下降流”を降りた後…“深海”に到達した時、あなたは倒れたのよ。覚えてない?」

『!』


その言葉を聞いたソラは、一瞬動きを止めた後、まるでそれが当たり前かの様に首の後ろを掻きながら言った


『そっか……やっぱり耐えられなかったか

「! やっぱり…?」


疑問符を飛ばずロビンにニコッと笑ってから、ソラは話し出した


僕達“星の子”はね、“光”がないと動けないんだ

「!? 光って……」

『簡単に言うと、日光や月光、炎や雷みたいな“自然の光”のこと。あとは雲にでも触れられれば、そこから光を吸収する事も出来る』

「……そう…だから“深海”で倒れてしまったのね」


“深海”は別名、海の“暗黒街”とも呼ばれる程、一寸の光も無い真っ暗闇が広がる場所

そんな場所にいたら、動けなくなるのも頷ける


『ただ普通の場所だったら光を失う事はないんだけど…“下降流”から見た景色のような“闇”となったら、話は別なんだ』


もしそんな“闇”が広がる空間にいたら、身体の光が徐々に蝕まれていって

暫く経つと、完全に動けなくなってしまう


『ケープも真っ白になっちゃってさ、一切飛べなくなるんだ。そうだったでしょ?』

「ええ、確かに…ケープが白くなってたわ。今はすっかり元通りのようだけど……」

『ここは光に満ちてるからね!自然の光にさえ触れる事が出来れば、すぐ動けるようになるんだ』


“だから大丈夫だよ!”と、その場で軽やかに宙返りをしてみせたソラは、どこか申し訳なさそうに苦笑いをした


『でもそっか、この事をまだルフィ以外のみんなには言ってなかったね…心配かけてごめんね……』

「いいのよ、謝らないで?こうやってまた元気な姿を見せてくれただけで充分よ」


しょんぼりと首を垂れるソラの頭を、優しく撫でて微笑むロビン

正直心底心配したのは事実だが、それをソラに責めるのは酷だろう

そんな事を考えつつ、“暗黒街”で逸れたルフィ達と合流出来た時に、ルフィが終始“光が!!光がねェと!!!”と騒いでいたのを思い出した

そしてふと、ロビンは忘れかけていた疑問を口にする


「そういえばソラ、どうしてこんな所に倒れていたの?海流に流されたとしても、ここまでは来れないと思うのだけど……」

『ん~、何でだろうね?僕はロビンに起こされるまで、ずっと寝てたからなぁ……』


その事についてはソラも疑問に思っていたのか、再び辺りを見渡しながら疑問符を飛ばしていた

そんなソラにつられて、ロビンも辺りを確認するように見渡す

すると、何かがこちらに泳いできているのが目に見えた
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