4話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ええ大丈夫、指針より“南西”へ進むのが正しい航路」
「何でだ?真っすぐ進んだ方が早ェに決まってんじゃねェか!」
「なんか私、少し“肌寒く”なってきましたよ!?あ!でも私……」
「お前骨だから肌ねェのにな!」
「!!!」
チョッパーにお決まりのジョークのオチを言われて項垂れるブルックを他所に、ナミはコートを着ながら説明を続ける
「まっすぐ進んでも海流に攫われて、下降しきる前に海山や海底火山に突き当たっておしまいだって……」
「えーーー!?火山!?海底コエーよ~~~!!!」
『? 海底火山?ってなに?』
「地下のガスや溶岩などを噴き出して出来た火山が、海底にも存在するのよ。それらの総称が海底火山と言われているわ」
『へぇ~そうなんだ!海ってすごいんだねぇ!』
ロビンの言葉を聞き、キラキラと瞳を輝かせるソラ
その横で、ウソップが疑問符を投げ掛けた
「でも“偉大なる航路 ”の海流なんて元々デタラメだろ?間違いのねェ流れなんてのがあるのか?」
「一つだけある…!!みんなコートでも羽織った方がいいわよ、ここから先寒くなるから。ソラは私の着る?サイズ大きいだろうけど…」
『ううん、僕寒いの平気だから大丈夫だよ。ありがとう』
「寒ィとこに行くのか?深海じゃねェのか」
「バカヤロー、深海の水は冷てェに決まってんじゃねェか!風呂だって熱いのは上、冷てェのは下だろ!」
「そうか!海も同じなら深海の水も上より下が冷てェのか!!」
腑に落ちたのか、なるほどと手を叩くウソップに、続けてブルックが話し出す
「ただ温度差があるだけではありませんよ?海の下層部は“深層海流”と呼ばれる、私達は普段目にできない巨大な海の流れがあるのです!それは今ここにある“表層海流”とは、全く別の動きをする海流です」
「えェ!?海流の下に海流があんのか??おめェ物知りだな~~」
「ヨホホ、年季入ってますから!」
「しかもそれらは必ずどこかで繋がってんだ!西へ東へと別れたりくっついたりするだけじゃねェ、上へ下へと浮上したり潜ったり…まるで巨大な龍の様に、“海流”ってのは途切れる事なく世界中を旅してんのさ!」
「聞いた話では、“深層海流”とはずいぶんとゆっくり海底を流れるそうで…一度海底へ潜り込んだら、次に陽の当たる海面に浮上するまでに二千年もの時間がかかるといわれています」
「「二千年!?」」
『わぁ~、随分と掛かるんだねぇ』
二千年というあまりの長さに、驚きの声を上げる面々
そんな中ソラだけはさほど驚きもせず、のんびりと笑っていた
「ええ…それゆえ暗い未知の海流には、数々の伝説も漂います……“怪物”…!!“呪い”…!!“死者の魂”!!!」
「え~~~っ!!深海オバケ出んのか!!?」
「え!?出るんですか!?コワイッ!!!」
『自分で言ったのに怖いんだね』
「わくわくしてきた!!」
チョッパーとブルックが叫ぶ中、淡々とツッコミを入れるソラの隣で、ルフィは楽しそうに両手を挙げて喜んでいた
「さァ、わかんないけど……つまりその“表層”から“深層”へ潜る“下降流”に私達は乗るのよ!そうすれば“深層海流”の流れる“深海”へ到達できる!!」
「あ!そりゃそうだ!!頭いいな~~」
「でもよー、その…海が下に潜る場所はどうやって探すんだ??」
「さっきのお風呂の話と同じよ…海水が冷やされれば、海流は下へ向かう……」
『そっか!それで海流が冷える寒い場所に行くんだね!』
ポンっと豆電球の様な光を出して納得するソラを見て、ナミは続けるように言った
「何でだ?真っすぐ進んだ方が早ェに決まってんじゃねェか!」
「なんか私、少し“肌寒く”なってきましたよ!?あ!でも私……」
「お前骨だから肌ねェのにな!」
「!!!」
チョッパーにお決まりのジョークのオチを言われて項垂れるブルックを他所に、ナミはコートを着ながら説明を続ける
「まっすぐ進んでも海流に攫われて、下降しきる前に海山や海底火山に突き当たっておしまいだって……」
「えーーー!?火山!?海底コエーよ~~~!!!」
『? 海底火山?ってなに?』
「地下のガスや溶岩などを噴き出して出来た火山が、海底にも存在するのよ。それらの総称が海底火山と言われているわ」
『へぇ~そうなんだ!海ってすごいんだねぇ!』
ロビンの言葉を聞き、キラキラと瞳を輝かせるソラ
その横で、ウソップが疑問符を投げ掛けた
「でも“
「一つだけある…!!みんなコートでも羽織った方がいいわよ、ここから先寒くなるから。ソラは私の着る?サイズ大きいだろうけど…」
『ううん、僕寒いの平気だから大丈夫だよ。ありがとう』
「寒ィとこに行くのか?深海じゃねェのか」
「バカヤロー、深海の水は冷てェに決まってんじゃねェか!風呂だって熱いのは上、冷てェのは下だろ!」
「そうか!海も同じなら深海の水も上より下が冷てェのか!!」
腑に落ちたのか、なるほどと手を叩くウソップに、続けてブルックが話し出す
「ただ温度差があるだけではありませんよ?海の下層部は“深層海流”と呼ばれる、私達は普段目にできない巨大な海の流れがあるのです!それは今ここにある“表層海流”とは、全く別の動きをする海流です」
「えェ!?海流の下に海流があんのか??おめェ物知りだな~~」
「ヨホホ、年季入ってますから!」
「しかもそれらは必ずどこかで繋がってんだ!西へ東へと別れたりくっついたりするだけじゃねェ、上へ下へと浮上したり潜ったり…まるで巨大な龍の様に、“海流”ってのは途切れる事なく世界中を旅してんのさ!」
「聞いた話では、“深層海流”とはずいぶんとゆっくり海底を流れるそうで…一度海底へ潜り込んだら、次に陽の当たる海面に浮上するまでに二千年もの時間がかかるといわれています」
「「二千年!?」」
『わぁ~、随分と掛かるんだねぇ』
二千年というあまりの長さに、驚きの声を上げる面々
そんな中ソラだけはさほど驚きもせず、のんびりと笑っていた
「ええ…それゆえ暗い未知の海流には、数々の伝説も漂います……“怪物”…!!“呪い”…!!“死者の魂”!!!」
「え~~~っ!!深海オバケ出んのか!!?」
「え!?出るんですか!?コワイッ!!!」
『自分で言ったのに怖いんだね』
「わくわくしてきた!!」
チョッパーとブルックが叫ぶ中、淡々とツッコミを入れるソラの隣で、ルフィは楽しそうに両手を挙げて喜んでいた
「さァ、わかんないけど……つまりその“表層”から“深層”へ潜る“下降流”に私達は乗るのよ!そうすれば“深層海流”の流れる“深海”へ到達できる!!」
「あ!そりゃそうだ!!頭いいな~~」
「でもよー、その…海が下に潜る場所はどうやって探すんだ??」
「さっきのお風呂の話と同じよ…海水が冷やされれば、海流は下へ向かう……」
『そっか!それで海流が冷える寒い場所に行くんだね!』
ポンっと豆電球の様な光を出して納得するソラを見て、ナミは続けるように言った