2話
夢小説設定
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「“虜の矢 ”!!!」
「「!!?」」
「待て!!撃ち方やめっ!!!」
「あ……あれは!!」
そこにいたのは、あのハンコック達だった
「九蛇海賊団!!!そこで何をしている!!!任務を妨害する気か!!?」
「誰じゃ。わらわの通り路に、軍艦を置いたのは!!」
「「!?」」
「……あれは、九蛇のマーク…」
「くじゃ?」
「七武海“海賊女帝”の統べる、屈強な女人海賊団よ」
疑問符を飛ばすナミに、ロビンが説明を付け加える
ウソップは持っていた望遠鏡でハンコック達の方を見た
「“七武海”!!?何じゃあの絶世の美女は!!!」
「わっ!!眩しい!!ひ…光ってます!!美しさが留まる所を知らない!!!な…なぜ“七武海”が今ここに!?」
「お!ハンコック達がいるぞ、ソラ!」
『本当だ!助けに来てくれたのかな?』
「「え?」」
ソラを肩車しながらハンコック達の方を指差すルフィと、キラキラとした光を飛ばしながら大きく手を振るソラ
そんな二人を見ていたウソップとブルックは、大量の疑問符を浮かべていた
そんな中、ハンコックは海軍を食い止めつつこちらへ振り返り、優しくウィンクをする
「(ルフィ…ソラ…今の内じゃ)」
「わあっ♡今こっちに“目くばせ”を!!」
「助かった!今の内に出航だ!!」
「あの“七武海”と知り合いなの?…もしかして、そのソラって子はそこから?」
「ああ、おれ“女ヶ島”に飛ばされたからみんな友達なんだ。ソラとはそこで会った!なっ!」
『うん!』
「なあ、ずっと思ってたんだが…そいつ何て言ってんだ?プエプエ聞こえるけどよ、人の言葉じゃないよな?さっきも何かよくわからねェ光を出してたし……というか“女ヶ島”って伝説だらけの夢の島!?ホントにあんのか!?」
「……あの女帝と…仲良し!!?」
驚愕と混乱を顔に滲ませる面々
だがサンジだけは怒りの表情を浮かべて、ルフィの胸倉に掴み掛かった
「おめ゛ェちゃんと修行してたんだろ゛うな゛ー!!!」
「おう、ばっちりだぞ」
「お前っ!!!おれなんかなァ!!!おれなんか…!!!」
この2年間相当辛い思いをしてきたのか、サンジは涙を流して般若の様な形相をしていた
するといつの間にか海に潜っていたフランキーが、船底から声を上げた
「バルブ開くぞ!!船底のエアバッグから空気を入れる!!」
ズオオオ…!!
プクーッ…!
「お!!」
「何だァ!?ゼリーが膨らむ!!」
『わぁ~何これ!面白~い!!』
船にコーティングされていたゼリー状の膜が、どんどん膨らんでいく
そしてあっという間に空気が入り、船全体が大きなシャボン玉に包まれた
ボンッ!!
「うわ~!!シャボン玉の屋根ができた~!!」
『すごいすごい!!こんなの初めて見たよ!!』
楽しそうにキャッキャと走り回るソラ
そんな無邪気さを見せるソラに対し、既にどこか微笑まし気な視線を送る面々だった
「……? どうかしたか?ウソップ」
そんな中ジッと島の方を見詰めて黙っているウソップに、チョッパーは問い掛ける
「……お前ら、海兵全部やっつけて来たのか?」
「いや…まだいっぱい海兵の声聞こえてたぞ!!」
「……それにしちゃ、陸から追って来ねェな」
「来ねェなら結構だ、来る前に出航しちまおうぜ!!勝手にトラブル中ならラッキーだ」
フランキーの言葉にあまり納得がいっていない表情をするウソップの隣で、サンジが急に心臓を押さえて蹲った
「ハウッ!!」
「おい!!どうしたサンジ!!」
「いや…わ…わからん、心臓を握り潰される感じが……」
『心臓…?そこが痛いの?大丈夫?』
「! …なんだ、心配してくれてんのか?ありがとよ、大丈夫だ」
顔を青ざめさせて冷や汗を垂らすサンジの服をくいっと掴み、心配気な視線を送るソラ
そんなソラにサンジはニッと笑い返し、ポンポンと頭を撫でた
それを横目に、ナミは全員に聞こえる声量で話し出す
「みんな、いい!?コーティング船は色々な圧力を軽減する力を持っているの!つまり、コーティングした船は浮力が足りなくなり、今船底を支えてる“浮き袋”を外すと、船は海底へ沈んでいく。そういう仕組み」
「「なるほどー」」
「わかんないわよね」
説明を受けて“ははーん…”と真顔で答えたルフィとゾロに、ナミは最初からこいつらに分かる訳ないと知っていたかのように受け流した
すると海に潜っていたフランキーが、ザバッと船に上がりながら言った
「浮き袋外したぞォ!!!」
「了解!!沈むわよ!みんなすぐに帆を張って!!」
「「帆!?」」
「コーティング帆船は、海流を風の様に受けて動かすそうよ」
「沈めば勝手に着くんじゃねェのか!!」
「出航か!?ナミ!!」
「ええ、どうぞ?船長」
ナミの言葉を聞き、ルフィはソラを自身の隣に立たせてから言った
「ほんじゃ野郎共!!!ソラの事とか、ずっと話したかった事が山程あるんだけど!!とにかくだ!!2年間もおれのわがままにつき合ってくれてありがとう!!!」
「今に始まったわがままかよ……」
「まったくだ!!お前はずっとそうなんだよ!!」
どこか茶化す様にそう言うサンジとウソップ
その場にいる全員が、期待や決意を込めた様に笑っていた
船は段々と、海の中へ沈んで行く
ルフィは大きく息を吸い込み、両拳を高らかに掲げて言った
「出航だァ~~~!!!行くぞォ!!!魚人島ォ~~~~!!!!」
「『オオオオオオ~~~!!!』」
to be continue……
(仲間達と共に)
「「!!?」」
「待て!!撃ち方やめっ!!!」
「あ……あれは!!」
そこにいたのは、あのハンコック達だった
「九蛇海賊団!!!そこで何をしている!!!任務を妨害する気か!!?」
「誰じゃ。わらわの通り路に、軍艦を置いたのは!!」
「「!?」」
「……あれは、九蛇のマーク…」
「くじゃ?」
「七武海“海賊女帝”の統べる、屈強な女人海賊団よ」
疑問符を飛ばすナミに、ロビンが説明を付け加える
ウソップは持っていた望遠鏡でハンコック達の方を見た
「“七武海”!!?何じゃあの絶世の美女は!!!」
「わっ!!眩しい!!ひ…光ってます!!美しさが留まる所を知らない!!!な…なぜ“七武海”が今ここに!?」
「お!ハンコック達がいるぞ、ソラ!」
『本当だ!助けに来てくれたのかな?』
「「え?」」
ソラを肩車しながらハンコック達の方を指差すルフィと、キラキラとした光を飛ばしながら大きく手を振るソラ
そんな二人を見ていたウソップとブルックは、大量の疑問符を浮かべていた
そんな中、ハンコックは海軍を食い止めつつこちらへ振り返り、優しくウィンクをする
「(ルフィ…ソラ…今の内じゃ)」
「わあっ♡今こっちに“目くばせ”を!!」
「助かった!今の内に出航だ!!」
「あの“七武海”と知り合いなの?…もしかして、そのソラって子はそこから?」
「ああ、おれ“女ヶ島”に飛ばされたからみんな友達なんだ。ソラとはそこで会った!なっ!」
『うん!』
「なあ、ずっと思ってたんだが…そいつ何て言ってんだ?プエプエ聞こえるけどよ、人の言葉じゃないよな?さっきも何かよくわからねェ光を出してたし……というか“女ヶ島”って伝説だらけの夢の島!?ホントにあんのか!?」
「……あの女帝と…仲良し!!?」
驚愕と混乱を顔に滲ませる面々
だがサンジだけは怒りの表情を浮かべて、ルフィの胸倉に掴み掛かった
「おめ゛ェちゃんと修行してたんだろ゛うな゛ー!!!」
「おう、ばっちりだぞ」
「お前っ!!!おれなんかなァ!!!おれなんか…!!!」
この2年間相当辛い思いをしてきたのか、サンジは涙を流して般若の様な形相をしていた
するといつの間にか海に潜っていたフランキーが、船底から声を上げた
「バルブ開くぞ!!船底のエアバッグから空気を入れる!!」
ズオオオ…!!
プクーッ…!
「お!!」
「何だァ!?ゼリーが膨らむ!!」
『わぁ~何これ!面白~い!!』
船にコーティングされていたゼリー状の膜が、どんどん膨らんでいく
そしてあっという間に空気が入り、船全体が大きなシャボン玉に包まれた
ボンッ!!
「うわ~!!シャボン玉の屋根ができた~!!」
『すごいすごい!!こんなの初めて見たよ!!』
楽しそうにキャッキャと走り回るソラ
そんな無邪気さを見せるソラに対し、既にどこか微笑まし気な視線を送る面々だった
「……? どうかしたか?ウソップ」
そんな中ジッと島の方を見詰めて黙っているウソップに、チョッパーは問い掛ける
「……お前ら、海兵全部やっつけて来たのか?」
「いや…まだいっぱい海兵の声聞こえてたぞ!!」
「……それにしちゃ、陸から追って来ねェな」
「来ねェなら結構だ、来る前に出航しちまおうぜ!!勝手にトラブル中ならラッキーだ」
フランキーの言葉にあまり納得がいっていない表情をするウソップの隣で、サンジが急に心臓を押さえて蹲った
「ハウッ!!」
「おい!!どうしたサンジ!!」
「いや…わ…わからん、心臓を握り潰される感じが……」
『心臓…?そこが痛いの?大丈夫?』
「! …なんだ、心配してくれてんのか?ありがとよ、大丈夫だ」
顔を青ざめさせて冷や汗を垂らすサンジの服をくいっと掴み、心配気な視線を送るソラ
そんなソラにサンジはニッと笑い返し、ポンポンと頭を撫でた
それを横目に、ナミは全員に聞こえる声量で話し出す
「みんな、いい!?コーティング船は色々な圧力を軽減する力を持っているの!つまり、コーティングした船は浮力が足りなくなり、今船底を支えてる“浮き袋”を外すと、船は海底へ沈んでいく。そういう仕組み」
「「なるほどー」」
「わかんないわよね」
説明を受けて“ははーん…”と真顔で答えたルフィとゾロに、ナミは最初からこいつらに分かる訳ないと知っていたかのように受け流した
すると海に潜っていたフランキーが、ザバッと船に上がりながら言った
「浮き袋外したぞォ!!!」
「了解!!沈むわよ!みんなすぐに帆を張って!!」
「「帆!?」」
「コーティング帆船は、海流を風の様に受けて動かすそうよ」
「沈めば勝手に着くんじゃねェのか!!」
「出航か!?ナミ!!」
「ええ、どうぞ?船長」
ナミの言葉を聞き、ルフィはソラを自身の隣に立たせてから言った
「ほんじゃ野郎共!!!ソラの事とか、ずっと話したかった事が山程あるんだけど!!とにかくだ!!2年間もおれのわがままにつき合ってくれてありがとう!!!」
「今に始まったわがままかよ……」
「まったくだ!!お前はずっとそうなんだよ!!」
どこか茶化す様にそう言うサンジとウソップ
その場にいる全員が、期待や決意を込めた様に笑っていた
船は段々と、海の中へ沈んで行く
ルフィは大きく息を吸い込み、両拳を高らかに掲げて言った
「出航だァ~~~!!!行くぞォ!!!魚人島ォ~~~~!!!!」
「『オオオオオオ~~~!!!』」
to be continue……
(仲間達と共に)