2話
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「了解、42番GR海岸だな」
〈そうだ、あとで会おう!!〉
フランキーとの会話を終えたサンジは、電伝虫を切って懐に仕舞った
それを見計らい、ゾロはサンジに問う
「何だ」
「聞いてなかったのか!?……えーとな…“海軍”…“来る”。“おれ達”、“船”…“逃げる”。わかるか?」
「何で片言だ幼児か!!文章で説明しやがれ!!!」
「脳が筋肉のバカにはこれくらいがいいかと……」
「よし。後で、お前、斬る」
まるでコントの様なやり取りをする二人を見ていたソラは、口元に手を当てクスクスと笑った
その拍子に小さく綺麗な光の輪がソラの周りに現れては、ゆっくりと消えていく
それを見たサンジとゾロは驚いた様に目を見開いた後、不思議そうに言った
「おいおい、こいつァ…何なんだ…?」
「……少なくとも、普通のガキじゃねェって事だろ」
『?』
「それよりあっちの島、騒がしくねェか?」
「! 本当だ……“あっち”、“うるさい”」
親指で差しながら言うゾロに、サンジも片言ながら同意する
唸りや雄叫びにも似た声が、遠くから響いていた
爆発音やその他諸々も聞こえてきており、ゾロとサンジはその現場に向かおうと足を一歩前に出す
そこでふと、ゾロが未だにサンジと手を繋いだままのソラを見て言った
「! おい、そいつも連れて行く気か?」
「そりゃあ連れて行きたかねェけど、置いて行く事も出来ねェだろ!怪我はさせねェ、問題ねェよ!」
そう言いつつ、サンジはソラの身体をひょいと持ち上げて、自身の肩に座らせた
「よっしゃ、ちょいと急ぐからしっかり掴まってろよ!」
『!』
「……ハッ、落とすんじゃねェぞアホ眉毛」
「分かってるっつーのクソマリモ!!」
突然肩車された事に少し驚いたソラだったが、サンジの言う通りしっかりと掴み直した
それを見て、ゾロとサンジは騒ぎの方向へ走り出す
暫く走って行くと、その先には見覚えのある人物がいた
それに気付いたゾロとサンジは、走りながら大声を上げる
「おいルフィ~~!!!」
「ルフィ!!やっぱりか!!何でてめェは常にトラブルの渦中にいるんだよ!!!」
「あ~~~!!!ゾロ!!サンジ~~!!うわー!!今度は間違いねェ!!ひっさしぶりだな~~!!お前らァ!!」
案の定、そこにいたのは大きなリュックを背負ったルフィだった
ゾロとサンジを見たルフィは、心底嬉しそうな笑顔を向ける
そんな中、肩車してもらっていたソラはトンッと跳び上がってサンジの肩から降り、そのままケープをふわりと羽ばたかせてルフィの方へと飛んで行った
『ルフィ!やっと見つけた!』
「おお!!ソラ!!お前ゾロ達と一緒にいたのかァ!!よかったァ~~!!逸れた時はどうしようかと思った!!!」
「なっ…!?い、今、飛んだかあいつ…!!?」
「あ、ああ…ルフィの知り合いだったのか…!?」
嬉しそうに抱きしめ合うルフィとソラを見て、ゾロとサンジは驚愕の表情を浮かべた
そうこうしていると、ゾロとサンジの目の前に一人の大男が立ちふさがる
その大男─PX-5は二人の方へ掌を翳し、何やら光線の様なものを放とうとしていた
「ん?」
「!」
だが、それも束の間
「「どけェ!!!!」」
ゾロはPX-5の胴体を斬りつけ、サンジは首目掛けて蹴りをお見舞いした
PX-5は鈍い音を上げながら、バチバチと漏電しつつ機能停止した
「おれが斬った!!」
「おれが首をへし折ったんだよ!!」
「“麦わらの一味”だァ~~~!!!」
「本物だァ!!!全然違う!!!ニセ者達と全然違う!!!」
あまりの凄まじい光景に、その場にいた大勢の海賊達は叫び声を上げて騒ぎ立てる
だがそんな事はお構いなしに、ゾロはルフィを指差しながら淡々と言った
「おいルフィ、お前は9番だぞ」
「黙れてめェどんだけ自慢だ!!ルフィ、主にその子供について色々と聞きてェ事はあるが、今は急げ。みんな船で待ってる」
「おう!!いやー嬉しいな~2年振りだな~~!!ソラ、これから他の仲間にも会わせてやるからな!!」
『うん!楽しみだなぁ!』
周りの喧騒など露知らず、どこか和気藹々と会話をするソラ達を遠目に見ながら、その場にいた海兵は冷や汗を垂らした
「“海賊狩りのゾロ”…!!“黒足のサンジ”……!!やはり一味全員この島にいるぞ!!!生きてたんだ!!」
「あの一緒にいる子供は誰だ!?もしや人質か!!?」
「分からない…!!先程仲間の様な振る舞いをしていたが…!!」
ソラの存在に困惑している海兵達を気にせず、ゾロとサンジはその場を離れようと走り出した
だがソラとルフィがある一点を見詰めたまま動かない事に気付き、その足を止める
「ん!?」
「おい、どうした!?」
「『………』」
〈そうだ、あとで会おう!!〉
フランキーとの会話を終えたサンジは、電伝虫を切って懐に仕舞った
それを見計らい、ゾロはサンジに問う
「何だ」
「聞いてなかったのか!?……えーとな…“海軍”…“来る”。“おれ達”、“船”…“逃げる”。わかるか?」
「何で片言だ幼児か!!文章で説明しやがれ!!!」
「脳が筋肉のバカにはこれくらいがいいかと……」
「よし。後で、お前、斬る」
まるでコントの様なやり取りをする二人を見ていたソラは、口元に手を当てクスクスと笑った
その拍子に小さく綺麗な光の輪がソラの周りに現れては、ゆっくりと消えていく
それを見たサンジとゾロは驚いた様に目を見開いた後、不思議そうに言った
「おいおい、こいつァ…何なんだ…?」
「……少なくとも、普通のガキじゃねェって事だろ」
『?』
「それよりあっちの島、騒がしくねェか?」
「! 本当だ……“あっち”、“うるさい”」
親指で差しながら言うゾロに、サンジも片言ながら同意する
唸りや雄叫びにも似た声が、遠くから響いていた
爆発音やその他諸々も聞こえてきており、ゾロとサンジはその現場に向かおうと足を一歩前に出す
そこでふと、ゾロが未だにサンジと手を繋いだままのソラを見て言った
「! おい、そいつも連れて行く気か?」
「そりゃあ連れて行きたかねェけど、置いて行く事も出来ねェだろ!怪我はさせねェ、問題ねェよ!」
そう言いつつ、サンジはソラの身体をひょいと持ち上げて、自身の肩に座らせた
「よっしゃ、ちょいと急ぐからしっかり掴まってろよ!」
『!』
「……ハッ、落とすんじゃねェぞアホ眉毛」
「分かってるっつーのクソマリモ!!」
突然肩車された事に少し驚いたソラだったが、サンジの言う通りしっかりと掴み直した
それを見て、ゾロとサンジは騒ぎの方向へ走り出す
暫く走って行くと、その先には見覚えのある人物がいた
それに気付いたゾロとサンジは、走りながら大声を上げる
「おいルフィ~~!!!」
「ルフィ!!やっぱりか!!何でてめェは常にトラブルの渦中にいるんだよ!!!」
「あ~~~!!!ゾロ!!サンジ~~!!うわー!!今度は間違いねェ!!ひっさしぶりだな~~!!お前らァ!!」
案の定、そこにいたのは大きなリュックを背負ったルフィだった
ゾロとサンジを見たルフィは、心底嬉しそうな笑顔を向ける
そんな中、肩車してもらっていたソラはトンッと跳び上がってサンジの肩から降り、そのままケープをふわりと羽ばたかせてルフィの方へと飛んで行った
『ルフィ!やっと見つけた!』
「おお!!ソラ!!お前ゾロ達と一緒にいたのかァ!!よかったァ~~!!逸れた時はどうしようかと思った!!!」
「なっ…!?い、今、飛んだかあいつ…!!?」
「あ、ああ…ルフィの知り合いだったのか…!?」
嬉しそうに抱きしめ合うルフィとソラを見て、ゾロとサンジは驚愕の表情を浮かべた
そうこうしていると、ゾロとサンジの目の前に一人の大男が立ちふさがる
その大男─PX-5は二人の方へ掌を翳し、何やら光線の様なものを放とうとしていた
「ん?」
「!」
だが、それも束の間
「「どけェ!!!!」」
ゾロはPX-5の胴体を斬りつけ、サンジは首目掛けて蹴りをお見舞いした
PX-5は鈍い音を上げながら、バチバチと漏電しつつ機能停止した
「おれが斬った!!」
「おれが首をへし折ったんだよ!!」
「“麦わらの一味”だァ~~~!!!」
「本物だァ!!!全然違う!!!ニセ者達と全然違う!!!」
あまりの凄まじい光景に、その場にいた大勢の海賊達は叫び声を上げて騒ぎ立てる
だがそんな事はお構いなしに、ゾロはルフィを指差しながら淡々と言った
「おいルフィ、お前は9番だぞ」
「黙れてめェどんだけ自慢だ!!ルフィ、主にその子供について色々と聞きてェ事はあるが、今は急げ。みんな船で待ってる」
「おう!!いやー嬉しいな~2年振りだな~~!!ソラ、これから他の仲間にも会わせてやるからな!!」
『うん!楽しみだなぁ!』
周りの喧騒など露知らず、どこか和気藹々と会話をするソラ達を遠目に見ながら、その場にいた海兵は冷や汗を垂らした
「“海賊狩りのゾロ”…!!“黒足のサンジ”……!!やはり一味全員この島にいるぞ!!!生きてたんだ!!」
「あの一緒にいる子供は誰だ!?もしや人質か!!?」
「分からない…!!先程仲間の様な振る舞いをしていたが…!!」
ソラの存在に困惑している海兵達を気にせず、ゾロとサンジはその場を離れようと走り出した
だがソラとルフィがある一点を見詰めたまま動かない事に気付き、その足を止める
「ん!?」
「おい、どうした!?」
「『………』」