2話
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「遠くに見えるのがシャボンディ諸島……ルフィ、ソラ、わらわ達はここまでしか送れぬ。わらわとそなた達の関わりを知られてはならぬゆえ」
「うん」
『わかった!』
大海に漂う九蛇海賊団の船の上に、ソラ達はいた
あれから女ヶ島を出たソラ達は、ハンコックの指導の下シャボンディ諸島へと降りる準備をしている
「これをこう…つけるのじゃ」
「あはは、バレねェよそこまでしなくても~」
『そうだよ~大丈夫大丈夫!』
所謂“付け髭”という物を自身の顔に宛がって見せるハンコックに、二人して笑うソラとルフィ
「いらぬか?しかしちゃんと顔は隠して…ソラはともかくルフィ、そなたは今世界から死んだものと思われておるが、2年前の件で顔は世に知れておる。騒ぎを起こしては、出航がままならぬぞ」
「ああ、わかった!」
「ほら、ソラも…きちんとフードを被るのじゃぞ」
『はーい』
ハンコックはソラに可愛らしいデザインのフード付きポンチョを着せながら、素直に返事をするその頭を撫でる
そうして二人の身嗜みを自らの手で整えつつ、ハンコックは後ろに置いていた馬鹿でかいリュックを二人に見せた
「あと、リュックには二人分の着替えが500着と、お弁当千人前……ハンカチとティッシュ、あとタオルを5年分……飲み水とおやつは3年分、銀の食器、それにハブラシと石鹸、ハンドクリーム、虫さされ軟膏を3年分──」
「もっと軽うしてやれ」
あまりにも大量の荷物に、グロリオーサがすかさず止めに入った
それからリュックの中身を“多少”少なくし、ハンコックは改めて言う
「必要とあらば、わらわ達九蛇海賊団はいつでもそなた達の力になる!!これを忘れないで欲しい」
「うん!!お前ら本当に色々ありがとな!!」
『違う世界から来た僕にも、すごく優しくしてくれて嬉しかったよ!ありがとう!』
「ふふふ、そんなの当たり前よ!」
「幸運を祈ってるわ!!」
女ヶ島の面々と別れの挨拶をするソラとルフィ
すると、ハンコックが少し頬を赤らめながらしおらしい声で言った
「……それと…ひとつだけ、お願いがあるのじゃ……」
『? お願いって?』
「結婚はいやだぞ」
「いいえ……!“さよなら”という言葉だけは…言わずに去ってくれぬか」
目を伏せながら言うハンコックに、ソラ達はあっけらかんとした声を上げる
『なーんだ、僕そんなの誰にも言った事ないよ!』
「ああ、おれもだ!また会いてェもんな!!」
「!!」
その言葉を最後に、ソラとルフィは九蛇海賊団の船から小船へと乗り換え、両手を大きく振った
「ほんじゃ行って来る!!」
『みんなまたね~!!』
「「またね!きっとねルフィ~!!ソラ~~!!」」
盛大な歓声を背中に受けながら、ソラとルフィは互いに顔を見合わせてニッと笑った
そんな中、ハンコックは一人頬を赤らめたまま口元を手で押さえてハッとする
「……また逢いたいと言われた…まさかこれが……“プロポーズ”!?」
「違う」
ぶっ飛んだ結論に至ったハンコックに、グロリオーサはハッキリと否定の言葉を浴びせるのだった
───────
─────
───
「うん」
『わかった!』
大海に漂う九蛇海賊団の船の上に、ソラ達はいた
あれから女ヶ島を出たソラ達は、ハンコックの指導の下シャボンディ諸島へと降りる準備をしている
「これをこう…つけるのじゃ」
「あはは、バレねェよそこまでしなくても~」
『そうだよ~大丈夫大丈夫!』
所謂“付け髭”という物を自身の顔に宛がって見せるハンコックに、二人して笑うソラとルフィ
「いらぬか?しかしちゃんと顔は隠して…ソラはともかくルフィ、そなたは今世界から死んだものと思われておるが、2年前の件で顔は世に知れておる。騒ぎを起こしては、出航がままならぬぞ」
「ああ、わかった!」
「ほら、ソラも…きちんとフードを被るのじゃぞ」
『はーい』
ハンコックはソラに可愛らしいデザインのフード付きポンチョを着せながら、素直に返事をするその頭を撫でる
そうして二人の身嗜みを自らの手で整えつつ、ハンコックは後ろに置いていた馬鹿でかいリュックを二人に見せた
「あと、リュックには二人分の着替えが500着と、お弁当千人前……ハンカチとティッシュ、あとタオルを5年分……飲み水とおやつは3年分、銀の食器、それにハブラシと石鹸、ハンドクリーム、虫さされ軟膏を3年分──」
「もっと軽うしてやれ」
あまりにも大量の荷物に、グロリオーサがすかさず止めに入った
それからリュックの中身を“多少”少なくし、ハンコックは改めて言う
「必要とあらば、わらわ達九蛇海賊団はいつでもそなた達の力になる!!これを忘れないで欲しい」
「うん!!お前ら本当に色々ありがとな!!」
『違う世界から来た僕にも、すごく優しくしてくれて嬉しかったよ!ありがとう!』
「ふふふ、そんなの当たり前よ!」
「幸運を祈ってるわ!!」
女ヶ島の面々と別れの挨拶をするソラとルフィ
すると、ハンコックが少し頬を赤らめながらしおらしい声で言った
「……それと…ひとつだけ、お願いがあるのじゃ……」
『? お願いって?』
「結婚はいやだぞ」
「いいえ……!“さよなら”という言葉だけは…言わずに去ってくれぬか」
目を伏せながら言うハンコックに、ソラ達はあっけらかんとした声を上げる
『なーんだ、僕そんなの誰にも言った事ないよ!』
「ああ、おれもだ!また会いてェもんな!!」
「!!」
その言葉を最後に、ソラとルフィは九蛇海賊団の船から小船へと乗り換え、両手を大きく振った
「ほんじゃ行って来る!!」
『みんなまたね~!!』
「「またね!きっとねルフィ~!!ソラ~~!!」」
盛大な歓声を背中に受けながら、ソラとルフィは互いに顔を見合わせてニッと笑った
そんな中、ハンコックは一人頬を赤らめたまま口元を手で押さえてハッとする
「……また逢いたいと言われた…まさかこれが……“プロポーズ”!?」
「違う」
ぶっ飛んだ結論に至ったハンコックに、グロリオーサはハッキリと否定の言葉を浴びせるのだった
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