2話
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『ルフィ~!マーガレット達が来たよ!』
「ああ、今行く!」
ソラとルフィが、運命とも取れる出逢いを果たしたあの日
海軍本部と王下七武海、白ひげ海賊団による頂上戦争から二年の月日が流れた
ここは女ヶ島の北西、無人島“ルスカイナ”
「早ェなァ…もう2年かァ……」
『そうだね、あっという間だったよ』
しんしんと降る雪の中、ソラとルフィは焚火の周りで餌を取り合っている大きな猛獣がいる方へと歩いて行く
そんな二人に、近くに来ていた弓を携えた女性─マーガレットが声を掛けた
どうやらハンコック率いる九蛇海賊団や、他の女ヶ島の面々も集まっているらしい
「船の準備できたよ!いつでも出航できる」
「ああ、ありがとう!」
『これから出航するのか~!楽しみだなぁ!』
期待に胸を躍らせながら航海を楽しみにしているソラを見て、ルフィとマーガレットは優し気に口角を上げた
すると近くにいた猛獣の一匹が、マーガレットに対して低く唸り声を上げる
それを見たルフィは先程と打って変わり、猛獣をキッと鋭く睨み付けた
「おい!!よく見ろ、おれの友達だ」
「!!」
その言葉を聞いた猛獣は、ビクリと身体を震わせて大人しくなる
マーガレットが安堵の息を吐いた隣で、サンダーソニアが腕を組みながら笑った
「ふふ、すごいな。すっかりこの島のボスね」
「こいつらと仲良くなったせいで、こいつらの肉食いそびれちまった。ウマそうなのに」
「「ガ…ガウ!?」」
残念だと言いたげなルフィに、狼狽える猛獣達
ソラはそんな猛獣達の傍まで飛び上がり、大きな頭を撫でながら言った
『駄目だよルフィ、みんなもう友達なんだから!ねっ?』
「「ガウ~~!!」」
「分かってるって、ソラもそいつらと仲良くなったもんな!」
ああは言ったものの、もうそんな気はサラサラ無いのか、ルフィは“にししっ”と笑いながら片手を軽く振る
撫でられて嬉しそうにしている猛獣達を横目に、それならいいんだとソラは満足気に地面へと降り立った
そんなやり取りを見ていたハンコックは、頬を赤らめながら優しい声色で言う
「大丈夫じゃルフィ、そなたの好物は全て船に積んである♡……そんな気の利くわらわは、とても良き妻になれると思うぞ♡」
「結婚はしねえ!!食い物ありがとう!!」
「はあ…♡そんな辛辣なそなたも慕わしい♡」
ハンコックの言葉を一刀両断するルフィだったが、それでもハンコックはどこか嬉しそうだった
すると、ハンコックは気を取り直してソラへと向き直る
「ソラ、そなたの分も沢山積んでおいた。色々と用意させたから、遠慮せず使うとよいぞ」
『本当?ありがとうハンコック!』
嬉しさのあまりピョンと飛び付くソラを抱き止めながら、ハンコックは優しい微笑みを浮かべた
そんな二人を見て、サンダーソニアやマリーゴールド達は小さな声で笑いながら言う
「姉様とソラも、この2年ですごく仲良くなったわよね」
「初めはあんなに目の敵にしてたのに…見て、あの姉様の表情。とても嬉しそうだわ」
わーい!と喜ぶソラの頭を撫でながら笑うハンコックを、サンダーソニアとマリーゴールドは微笑まし気に見ていた
「レイリーは半年前に帰っちゃったから、きっとシャボンディであなた達を待ち侘びてるわ」
「基本は1年半で全部習い終わったからな。お前らとも、この島ともお別れか……」
『うん……寂しくなるね』
「「ガル~~~……」」
悲しそうな声を上げる猛獣達を寂しげな瞳で見上げた後、ソラは頭に被っていた麦わら帽子を取り、ルフィへと差し出した
『ルフィ、これ』
「! ……ああ、今日まで預かっててくれてありがとう」
『どういたしまして!』
にっこり笑うソラから麦わら帽子を受け取り、ルフィは片手で自身の頭に帽子を被せながら、ニッと口角を上げて言った
「よし、行くか!!」
───────
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───
「ああ、今行く!」
ソラとルフィが、運命とも取れる出逢いを果たしたあの日
海軍本部と王下七武海、白ひげ海賊団による頂上戦争から二年の月日が流れた
ここは女ヶ島の北西、無人島“ルスカイナ”
「早ェなァ…もう2年かァ……」
『そうだね、あっという間だったよ』
しんしんと降る雪の中、ソラとルフィは焚火の周りで餌を取り合っている大きな猛獣がいる方へと歩いて行く
そんな二人に、近くに来ていた弓を携えた女性─マーガレットが声を掛けた
どうやらハンコック率いる九蛇海賊団や、他の女ヶ島の面々も集まっているらしい
「船の準備できたよ!いつでも出航できる」
「ああ、ありがとう!」
『これから出航するのか~!楽しみだなぁ!』
期待に胸を躍らせながら航海を楽しみにしているソラを見て、ルフィとマーガレットは優し気に口角を上げた
すると近くにいた猛獣の一匹が、マーガレットに対して低く唸り声を上げる
それを見たルフィは先程と打って変わり、猛獣をキッと鋭く睨み付けた
「おい!!よく見ろ、おれの友達だ」
「!!」
その言葉を聞いた猛獣は、ビクリと身体を震わせて大人しくなる
マーガレットが安堵の息を吐いた隣で、サンダーソニアが腕を組みながら笑った
「ふふ、すごいな。すっかりこの島のボスね」
「こいつらと仲良くなったせいで、こいつらの肉食いそびれちまった。ウマそうなのに」
「「ガ…ガウ!?」」
残念だと言いたげなルフィに、狼狽える猛獣達
ソラはそんな猛獣達の傍まで飛び上がり、大きな頭を撫でながら言った
『駄目だよルフィ、みんなもう友達なんだから!ねっ?』
「「ガウ~~!!」」
「分かってるって、ソラもそいつらと仲良くなったもんな!」
ああは言ったものの、もうそんな気はサラサラ無いのか、ルフィは“にししっ”と笑いながら片手を軽く振る
撫でられて嬉しそうにしている猛獣達を横目に、それならいいんだとソラは満足気に地面へと降り立った
そんなやり取りを見ていたハンコックは、頬を赤らめながら優しい声色で言う
「大丈夫じゃルフィ、そなたの好物は全て船に積んである♡……そんな気の利くわらわは、とても良き妻になれると思うぞ♡」
「結婚はしねえ!!食い物ありがとう!!」
「はあ…♡そんな辛辣なそなたも慕わしい♡」
ハンコックの言葉を一刀両断するルフィだったが、それでもハンコックはどこか嬉しそうだった
すると、ハンコックは気を取り直してソラへと向き直る
「ソラ、そなたの分も沢山積んでおいた。色々と用意させたから、遠慮せず使うとよいぞ」
『本当?ありがとうハンコック!』
嬉しさのあまりピョンと飛び付くソラを抱き止めながら、ハンコックは優しい微笑みを浮かべた
そんな二人を見て、サンダーソニアやマリーゴールド達は小さな声で笑いながら言う
「姉様とソラも、この2年ですごく仲良くなったわよね」
「初めはあんなに目の敵にしてたのに…見て、あの姉様の表情。とても嬉しそうだわ」
わーい!と喜ぶソラの頭を撫でながら笑うハンコックを、サンダーソニアとマリーゴールドは微笑まし気に見ていた
「レイリーは半年前に帰っちゃったから、きっとシャボンディであなた達を待ち侘びてるわ」
「基本は1年半で全部習い終わったからな。お前らとも、この島ともお別れか……」
『うん……寂しくなるね』
「「ガル~~~……」」
悲しそうな声を上げる猛獣達を寂しげな瞳で見上げた後、ソラは頭に被っていた麦わら帽子を取り、ルフィへと差し出した
『ルフィ、これ』
「! ……ああ、今日まで預かっててくれてありがとう」
『どういたしまして!』
にっこり笑うソラから麦わら帽子を受け取り、ルフィは片手で自身の頭に帽子を被せながら、ニッと口角を上げて言った
「よし、行くか!!」
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