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花宴と経理と、桜と桃の妖精たち

探偵社で任務報告を終えたナオミと鏡花が妖精のような姿で現れるや否や──

「……え? あれ、鏡花ちゃん……?ナオミ……?」
谷崎は目をぱちくりさせたあと、ナオミを見て真っ赤に。

「うわ、うわあああああ! すっごい! え、すっごい可愛いんだけど!? でも妖精すぎて近寄れない感じ……」と慌てて顔を逸らす。

鏡花の儚げな姿には、賢治が思わず拍手。
「わあ、ほんとに花の精みたいですね……!妖怪とかじゃないですよね?大丈夫ですよね!?」

与謝野先生は口元を緩めて「ほーん、いいじゃない。そのままCMでも出せそうね」と上機嫌。
国木田は書類越しにちらっと見て、
「……浮ついた任務は控えてもらいたいが、成果が出たならよし」とだけぼそり。

乱歩は、
「ねーねー、今のうちに写真撮っとこ?あとで絶対見たくなるから~」とスマホを構え──


そんな、春の探偵社──花の香りとざわめきの午後。
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