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探偵社潜入任務:コンサート会場篇

照明が落ち、音楽が鳴り響く。

キラキラと反射するライトの中、あなたは谷崎と並んで観客席に立っていた。
その姿は、まさに春色の夢。淡いピンクのカクテルドレスの裾はふわりと揺れ、髪には小さな花飾り。ミニ丈のスカートからのぞく脚には、品のあるベージュのストッキングと小ぶりなヒール。まるで恋する少女がそのまま舞台から抜け出してきたような出で立ちだ。

「うわ…君、可愛すぎてちょっと困るな…」
谷崎が照れながら呟く。普段は妹溺愛な彼が、任務中であることを必死で思い出そうとしているのがよく分かる。

そして、会場の後方――。
指定のVIPシートに腰掛けていたのは、今回のターゲットである音楽プロデューサー。
あなたはふわりと笑って、まるで偶然隣り合わせたかのように話しかける。

「すごいですね、この会場…まさに“音楽の魔法”みたい」
ピュアな口調で、自然に話題を引き出していく。

プロデューサーも気を良くしたのか、うんうんと頷いて業界話を始める。
谷崎がその様子をさりげなく記録する。二人の息はぴったりだった。

任務終了後、探偵社に戻ると太宰が待っていた。
「……へぇ、ピンクのカクテルドレス、すっかりその気になってたらしいじゃない」

「任務ですよ?」とあなたが首を傾げれば、太宰はうんざりした顔でため息。

「君がターゲットより目立ってどうするのさ……全然集中できなかった」
そう言いつつ、耳元で囁くように付け加える。

「……君は僕のもの、ってわかるように、今夜ちゃんと“証明”するからね」

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