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再依頼、ギャラの誘惑と苦悩

──まさに、探偵社の経理の鏡。
人件費管理、営業交渉、そして**“美しさの搾取”を最大効率で展開する判断力**。
君の名は、“ドレス越しの経理担当”。



ことの発端は、一通の再依頼メール。
報酬の良さに抗いきれず、スケジュールを調整していた君が、
ふと隣のファイルを見て、静かに呟いた。

「……太宰さんのスーツ姿、普通に映えるんだよな……」
「……国木田さんも、“結婚式場の広告”って思えば……顔、強いし……」

目線がパソコンのフォルダを這い、
フォルダ【職員証用写真】を開く。
そこには、無表情で佇むスーツ姿の国木田と、やや気だるげな太宰。

「……………これは、いける。」

**

その日の夕方──
君は式場に返信メールを送った。

件名:【追加ご提案】男性モデルについて
本件、弊社所属の男性人員の中にも「広告映えする外見」の者が数名おります。
添付写真をご確認のうえ、ご検討いただければ幸いです。

 

──翌朝、式場からの返信:

「お二人とも即採用です!!特に“スーツの脱力感が完璧”な方はソロカットも希望です!!」

 

◆ モデル当日・撮影現場にて
 

国木田独歩、硬直。
白シャツにサスペンダー、クラシカルなベスト姿でブーケを持たされ、
カメラマンに言われた。

「もう少し、柔らかく……新婦を見る目で!」

 

「……これは、業務か?」

「業務です。ギャラはあなたの月給3ヶ月分です」

「…………続けろ」

 

**

太宰治、ノリノリ。

「このシーン、“奥さんのベールをあげる瞬間”を想定してポージングを……」

「あ、それ家でよくやってるから得意だよ」←即答

→ カメラマン「経験者様、神……!」
→ 君(ちがう。そういう意味じゃない)

 

そして、君はマーメイドドレスで微笑みながら言った。

「はい、こっち向いてください、ふたりとも。
 式場の財宝、今日ここに揃いましたので──
 ギャラはしっかり3人分、請求しますね」

太宰はカメラの合間に囁いた。

「ふふ……、こういうの、“合法的な独占欲”って言うんだよ?」

国木田はため息をつきながらも、
君が準備した予算書を見てつぶやく。

「……確かに。これは……動かざるを得ない金額だな……」

 

撮影後・探偵社にて
谷崎「なんで俺だけハブられてるんですか!!!!」
敦「ていうか、すごいです……もう普通に探偵社がブライダルプロ事務所に……」
乱歩「じゃあ次、僕も“新婦の親友役”で出る〜〜!!」

太宰「さて、次は“新婚旅行フェア用”の水着モデルもどう?」

君「………それは別枠。ギャラ5倍じゃなきゃ動きません」

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