ステラ
AAにトゥルースを収容するとAAのクルー達がトゥルース四機の足元の前に集まっていた。
「ステラ、しっかり捕まっていなよ」
「うん」
コックピットを開いてトゥルースのパイロットの四人は下に降りていくとステラは辺りをキョロキョロと見回して見覚えのある二人を見つけた。
「スティング!!アウル!!」
「「ステラ!!」」
ステラは嬉しそうな表情で二人の胸に飛び込んだ。
「ステラ!!お前…生きてるんだよな!?」
アウルが微かにだが瞳に涙を溜めながら言った。
「クリスが…!クリスが助けてくれたの!!」
「クリスだって!?」
ステラの言葉に皆は驚きながらもその人物を見るとその人物はヘルメットを外して他の三人もヘルメットを外した。
ヘルメットを外した人物は、先の大戦で何度も自分達の危険を助けてくれたり『血濡れた死神』と言われ、先日の戦いで死を受け入れて死んだはずの人物だった。
「心配かけたな皆」
誰よりも早くキラが一歩踏み出した瞬間そのキラよりも早くに踏み出した人物がいた。
「クリス!!」
「カガリ!!…おっと」
カガリがおもいっきりクリスに抱きついてきてクリスは倒れそうになったがなんとか踏みとどまる事に成功した。
「このバカ!!皆にどれだけ心配かけたと思ってるんだ!!」
カガリは泣いていた。瞳から大粒の涙を流して。
「ごめん…心配かけて」
クリスは優しく微笑んでカガリの頭を撫でていると、キラが柔らかな笑みを浮かべクリスに近づいてくると、クリスとキラの視線が重なり合いお互い何も言わないが二人共笑みを浮かべていた。
「クリス、本当によかったよ」
「キラ、すまなかったな」
キラは安心したような表情でクリスの肩に手を置いてクリは一度辺りを見回す。
彼女はいないんだな。
そうするとラクスは宇宙へ上がったのか?
「ラクスはいないんだな」
クリスの表情と言葉に寂しさが含まれている事にキラは気づきながらも、
「ラクスは宇宙に行ったよ」
「宇宙に…………そっか」
「心配しないの?」
「ラクスが選んだ道だ。それに夢は同じだからきっと会えるさ」
ラクス一一一
俺はまたAAに戻ってきた。
キミはここにいない。
けど会えると信じている。
クリスは一度息を吐いてキラに視線を向けるとキラは『そういえば』と口を開く。
「クリス、そういえばこの人達は?」
キラの視線の先にはヘルメットを持ったまま立ちっぱなしの三人がいた。
「俺の仲間だよ。元クルーゼ隊のね」
「えっ!!」
キラクリスの言葉に驚いている。
あの…ラウル・クルーゼの部下がいるのだから。
「ミゲル・アイマンだ、よろしく」
「ニコル・アマルフィです。よろしくお願いします」
「ラスティ・マッケンジーだ。よろしくな」
三人の自己紹介にキラもすかさず自己紹介をした。
「キラ・ヤマトです。よろしくお願いします」
「キラ・ヤマト………確かどっかで聞いたことがあるような」
ミゲルは頭を抱えて考えていると、
「キラは元ストライクのパイロットだよ。ミゲル」
「なにっ!!ストライクのパイロットだと」
ミゲルはキラの顔をまじまじと見て溜め息をついた。
「そっか。俺を倒したのがお前だったんだな」
ミゲルの言葉にキラが首を傾げている。
「あの…倒したって…?」
キラは首を傾げてミゲルに聞くとその問いにミゲルではなくクリスが答え始める。
「ヘリオポリスでミゲルはジンに乗ってキラのストライクと戦って負けたんだ。ニコルもブリッツでアスランを庇ってな…」
クリスの表情は悲しげな表情をしていた。
「もしかして…あの時のMSのパイロットさんなんですか?」
キラはかつて戦ったパイロットで自分が殺めてしまった者達がいて驚いていた。
「ラスティだけは初対面だな」
「あぁ。そうだな」
ラスティは頷いて笑みを浮かべてキラと握手した。
こうしてクリスとキラは再びAAで再会した。
そこにはかつて敵として戦った者達もいたり、スティング達エクステンデッドもいるがそれでも今この時だけは微かに平和な時間が流れていた。
そして…話も終わってクリスとキラは二人で話すために展望デッキにいた。
「それでクリス、話ってなに?」
「俺さ一度ミネルバに戻ろうと思うんだ」
「ダメとは言わないけど理由を聞かせて」
クリスは展望デッキから見える景色を見ながら言った。
「色々あるけど…一番の理由はミネルバにいたころのクリス・アルフィードとして決着をつけたいたいんだ」
クリスは真剣な表情でキラを見つめていた。
「約束してクリス。絶対にAAに戻ってくるって、クリスの居場所はここなんだから」
キラの真剣な言葉と表情にクリスは笑みを浮かべて頷いた。
「ああ…約束するよ」
△▼△▼△▼
「本当にスカイグラスパーなんかでいいの?」
「あぁ。ムラサメは借りるわけにはいかないしな。それにあの機体を使う訳にはいかないからここに残しておく。いざとなったらミゲルに任せてあるしな」
クリスはトゥルースを見つめてスカイグラスパーに乗り込んだ。
「服装はそれでいいの?」
「細かい事は気にしないでいいって」
クリスは先程着ていたパイロットスーツを身にまとう。
もう俺はザフトに戻るつもりはない。
俺はもうただのクリス・アルフィードとして生きる。
「すぐに帰ってくるからその間はAAの事を任せる」
クリスの言葉にキラは頷くとクリスは真剣な顔付きになり、
「行ってくる」
ハッチを開けてもらってクリスはミネルバがいる場所に向かった。
クリス・アルフィードとして一度いたミネルバと決着をつける。
クリスは雪が降る外に出ていった。
「ステラ、しっかり捕まっていなよ」
「うん」
コックピットを開いてトゥルースのパイロットの四人は下に降りていくとステラは辺りをキョロキョロと見回して見覚えのある二人を見つけた。
「スティング!!アウル!!」
「「ステラ!!」」
ステラは嬉しそうな表情で二人の胸に飛び込んだ。
「ステラ!!お前…生きてるんだよな!?」
アウルが微かにだが瞳に涙を溜めながら言った。
「クリスが…!クリスが助けてくれたの!!」
「クリスだって!?」
ステラの言葉に皆は驚きながらもその人物を見るとその人物はヘルメットを外して他の三人もヘルメットを外した。
ヘルメットを外した人物は、先の大戦で何度も自分達の危険を助けてくれたり『血濡れた死神』と言われ、先日の戦いで死を受け入れて死んだはずの人物だった。
「心配かけたな皆」
誰よりも早くキラが一歩踏み出した瞬間そのキラよりも早くに踏み出した人物がいた。
「クリス!!」
「カガリ!!…おっと」
カガリがおもいっきりクリスに抱きついてきてクリスは倒れそうになったがなんとか踏みとどまる事に成功した。
「このバカ!!皆にどれだけ心配かけたと思ってるんだ!!」
カガリは泣いていた。瞳から大粒の涙を流して。
「ごめん…心配かけて」
クリスは優しく微笑んでカガリの頭を撫でていると、キラが柔らかな笑みを浮かべクリスに近づいてくると、クリスとキラの視線が重なり合いお互い何も言わないが二人共笑みを浮かべていた。
「クリス、本当によかったよ」
「キラ、すまなかったな」
キラは安心したような表情でクリスの肩に手を置いてクリは一度辺りを見回す。
彼女はいないんだな。
そうするとラクスは宇宙へ上がったのか?
「ラクスはいないんだな」
クリスの表情と言葉に寂しさが含まれている事にキラは気づきながらも、
「ラクスは宇宙に行ったよ」
「宇宙に…………そっか」
「心配しないの?」
「ラクスが選んだ道だ。それに夢は同じだからきっと会えるさ」
ラクス一一一
俺はまたAAに戻ってきた。
キミはここにいない。
けど会えると信じている。
クリスは一度息を吐いてキラに視線を向けるとキラは『そういえば』と口を開く。
「クリス、そういえばこの人達は?」
キラの視線の先にはヘルメットを持ったまま立ちっぱなしの三人がいた。
「俺の仲間だよ。元クルーゼ隊のね」
「えっ!!」
キラクリスの言葉に驚いている。
あの…ラウル・クルーゼの部下がいるのだから。
「ミゲル・アイマンだ、よろしく」
「ニコル・アマルフィです。よろしくお願いします」
「ラスティ・マッケンジーだ。よろしくな」
三人の自己紹介にキラもすかさず自己紹介をした。
「キラ・ヤマトです。よろしくお願いします」
「キラ・ヤマト………確かどっかで聞いたことがあるような」
ミゲルは頭を抱えて考えていると、
「キラは元ストライクのパイロットだよ。ミゲル」
「なにっ!!ストライクのパイロットだと」
ミゲルはキラの顔をまじまじと見て溜め息をついた。
「そっか。俺を倒したのがお前だったんだな」
ミゲルの言葉にキラが首を傾げている。
「あの…倒したって…?」
キラは首を傾げてミゲルに聞くとその問いにミゲルではなくクリスが答え始める。
「ヘリオポリスでミゲルはジンに乗ってキラのストライクと戦って負けたんだ。ニコルもブリッツでアスランを庇ってな…」
クリスの表情は悲しげな表情をしていた。
「もしかして…あの時のMSのパイロットさんなんですか?」
キラはかつて戦ったパイロットで自分が殺めてしまった者達がいて驚いていた。
「ラスティだけは初対面だな」
「あぁ。そうだな」
ラスティは頷いて笑みを浮かべてキラと握手した。
こうしてクリスとキラは再びAAで再会した。
そこにはかつて敵として戦った者達もいたり、スティング達エクステンデッドもいるがそれでも今この時だけは微かに平和な時間が流れていた。
そして…話も終わってクリスとキラは二人で話すために展望デッキにいた。
「それでクリス、話ってなに?」
「俺さ一度ミネルバに戻ろうと思うんだ」
「ダメとは言わないけど理由を聞かせて」
クリスは展望デッキから見える景色を見ながら言った。
「色々あるけど…一番の理由はミネルバにいたころのクリス・アルフィードとして決着をつけたいたいんだ」
クリスは真剣な表情でキラを見つめていた。
「約束してクリス。絶対にAAに戻ってくるって、クリスの居場所はここなんだから」
キラの真剣な言葉と表情にクリスは笑みを浮かべて頷いた。
「ああ…約束するよ」
△▼△▼△▼
「本当にスカイグラスパーなんかでいいの?」
「あぁ。ムラサメは借りるわけにはいかないしな。それにあの機体を使う訳にはいかないからここに残しておく。いざとなったらミゲルに任せてあるしな」
クリスはトゥルースを見つめてスカイグラスパーに乗り込んだ。
「服装はそれでいいの?」
「細かい事は気にしないでいいって」
クリスは先程着ていたパイロットスーツを身にまとう。
もう俺はザフトに戻るつもりはない。
俺はもうただのクリス・アルフィードとして生きる。
「すぐに帰ってくるからその間はAAの事を任せる」
クリスの言葉にキラは頷くとクリスは真剣な顔付きになり、
「行ってくる」
ハッチを開けてもらってクリスはミネルバがいる場所に向かった。
クリス・アルフィードとして一度いたミネルバと決着をつける。
クリスは雪が降る外に出ていった。