ダーダネルスでの戦い
「悪いなナツメ!クリスはやらせねぇよ!」
「僕達の光を失わせないぜ!」
「クリスはステラが守る!!」
同じ仲間の筈のステラ達がナツメのMSを攻撃したのだ。
これにはナツメだけじゃない、ファントムペインを指揮するネオも驚きミネルバでも同じように動揺が止まらなかった。
「何やってんのよ!敵が違うでしょうが!」
ナツメが三人に鋭い目つきと共に口を開くと、
「うるせぇ!!クリスを倒すなら俺達を倒してからにしな」
スティングとアウルがナツメに向かいステラはスピリットの前に向かった。
「クリス…守る!」
「スティング…アウル…ステラ」
クリスは驚いていた。
敵である者が自分を守っている事に。
「もう許さないわよ!覚悟しなさい!」
ナツメはそう呟いてSEEDを発動させた。
「クリスをやる前に…あんたたちから始末してあげるわよ!!」
ファントム・スピリットはまず水中にいたアビスに接近して一瞬でランスを切り裂いて頭部を蹴った。
「なに!?」
「アウル!!」
「次はアンタよスティング!!」
ファントム・スピリットの翼を広げ一瞬でカオスに接近する。
「なっ!?早い!?」
「終わりよスティング!!」
カオスの目の前にいたファントム・スピリットは手足を切り裂いて海に蹴り飛ばした。
「なっ…なんだと!?」
カオスは水面に叩き付けられる寸前に味方に助けられたようだ。
「ステラ逃げるんだ!このままじゃ」
「ヤダ!クリスはステラが守る!」
ステラはナツメのMSに突っ込んでビームブレイドをぶつけようとしたがあっさり防御されて反撃をされた。
「きゃぁぁぁぁ!!」
一瞬にしてアビス・カオス・ガイアを戦闘不能にしたナツメは不敵に笑っていた。
「さぁ、死ぬ準備はできたかしら?」
「あぁ殺したいなら殺せばいいさ」
「「!!」」
クリスの言葉に通信を聞いていたキラやアスランは目を見開く。
「クリス!なにを!?」
アスランがスピリットに近づこうとしたがスピリットがそれを止めた。
「俺が死んで運命が変わるなら殺せばいい。姉さんがそんなに俺を憎んでいるなら…殺せよ」
スピリットは武器を捨てて腕を広げてただの的になった。
「意外とあっさりしてるのね?」
ファントム・スピリットがスピリットを貫こうとした瞬間、フリーダムがファントム・スピリットに攻撃した。
「駄目だクリス!!キミがいなくなったらラクスが悲しむんだよ」
「…すまないキラ」
「クリス!!」
スピリットフリーダムの手を掴んでAAの方に投げ飛ばす。
「これも運命だから」
クリスはただ柔らかな笑みを浮かべ笑っていった。
「「クリス!!」」
キラとアスランがクリスの名を呼ぶがクリスは通信をきっていた。
「最後に言いたいことはないの?」
「あえて言うなら…
『姉さん、幸せになってくれ』」
「…クリス」
ナツメはソードをスピリットに構えて突っ込んだ。
すまないラクス一一一
どうやら俺はキミとの約束一一一
守れそうもない。
まるで時が止まったようだった。
クリスの乗るスピリットが貫かれて海面に落下していく。
その光景がゆっくりとスローモーションのようにキラやアスラン達に見えて、スピリットは海面に沈むと同時に巨大な爆発が海面に起こった。
「ごめんなさい!クリス!」
ナツメの口から出た言葉は後悔と罪悪感だった。
だがナツメは己の目的のためにも戦うしかない。
クリスをこの手で討ったナツメの瞳から一滴の涙が流れていたがナツメは母艦に帰っていく。
「クリスー!!」
セイバーに乗っていたアスランは涙声で叫んだ。
「そんな…!クリス!」
キラはモニターを殴って海面に沈んだスピリットを見ていた。
そして…AAのブリッジでスピリットの爆破を見たラクスは胸騒ぎがしていた。
「クリス…?」
その瞬間…ラクスの首にさがっていたクリスタルが首から落ちて二つに割れた。
「まさか…クリス!?」
信じたくなかった。
信じられなかった。
約束を交した人が目の前で死んだなんて一一一
でも…それは現実だった。
ラクスの瞳から涙が溢れて流れていく。
「クリスーーー!!!」
スピリットが爆破したその海面にはクリスのはめていたヘルメットが浮かんでいた。
「僕達の光を失わせないぜ!」
「クリスはステラが守る!!」
同じ仲間の筈のステラ達がナツメのMSを攻撃したのだ。
これにはナツメだけじゃない、ファントムペインを指揮するネオも驚きミネルバでも同じように動揺が止まらなかった。
「何やってんのよ!敵が違うでしょうが!」
ナツメが三人に鋭い目つきと共に口を開くと、
「うるせぇ!!クリスを倒すなら俺達を倒してからにしな」
スティングとアウルがナツメに向かいステラはスピリットの前に向かった。
「クリス…守る!」
「スティング…アウル…ステラ」
クリスは驚いていた。
敵である者が自分を守っている事に。
「もう許さないわよ!覚悟しなさい!」
ナツメはそう呟いてSEEDを発動させた。
「クリスをやる前に…あんたたちから始末してあげるわよ!!」
ファントム・スピリットはまず水中にいたアビスに接近して一瞬でランスを切り裂いて頭部を蹴った。
「なに!?」
「アウル!!」
「次はアンタよスティング!!」
ファントム・スピリットの翼を広げ一瞬でカオスに接近する。
「なっ!?早い!?」
「終わりよスティング!!」
カオスの目の前にいたファントム・スピリットは手足を切り裂いて海に蹴り飛ばした。
「なっ…なんだと!?」
カオスは水面に叩き付けられる寸前に味方に助けられたようだ。
「ステラ逃げるんだ!このままじゃ」
「ヤダ!クリスはステラが守る!」
ステラはナツメのMSに突っ込んでビームブレイドをぶつけようとしたがあっさり防御されて反撃をされた。
「きゃぁぁぁぁ!!」
一瞬にしてアビス・カオス・ガイアを戦闘不能にしたナツメは不敵に笑っていた。
「さぁ、死ぬ準備はできたかしら?」
「あぁ殺したいなら殺せばいいさ」
「「!!」」
クリスの言葉に通信を聞いていたキラやアスランは目を見開く。
「クリス!なにを!?」
アスランがスピリットに近づこうとしたがスピリットがそれを止めた。
「俺が死んで運命が変わるなら殺せばいい。姉さんがそんなに俺を憎んでいるなら…殺せよ」
スピリットは武器を捨てて腕を広げてただの的になった。
「意外とあっさりしてるのね?」
ファントム・スピリットがスピリットを貫こうとした瞬間、フリーダムがファントム・スピリットに攻撃した。
「駄目だクリス!!キミがいなくなったらラクスが悲しむんだよ」
「…すまないキラ」
「クリス!!」
スピリットフリーダムの手を掴んでAAの方に投げ飛ばす。
「これも運命だから」
クリスはただ柔らかな笑みを浮かべ笑っていった。
「「クリス!!」」
キラとアスランがクリスの名を呼ぶがクリスは通信をきっていた。
「最後に言いたいことはないの?」
「あえて言うなら…
『姉さん、幸せになってくれ』」
「…クリス」
ナツメはソードをスピリットに構えて突っ込んだ。
すまないラクス一一一
どうやら俺はキミとの約束一一一
守れそうもない。
まるで時が止まったようだった。
クリスの乗るスピリットが貫かれて海面に落下していく。
その光景がゆっくりとスローモーションのようにキラやアスラン達に見えて、スピリットは海面に沈むと同時に巨大な爆発が海面に起こった。
「ごめんなさい!クリス!」
ナツメの口から出た言葉は後悔と罪悪感だった。
だがナツメは己の目的のためにも戦うしかない。
クリスをこの手で討ったナツメの瞳から一滴の涙が流れていたがナツメは母艦に帰っていく。
「クリスー!!」
セイバーに乗っていたアスランは涙声で叫んだ。
「そんな…!クリス!」
キラはモニターを殴って海面に沈んだスピリットを見ていた。
そして…AAのブリッジでスピリットの爆破を見たラクスは胸騒ぎがしていた。
「クリス…?」
その瞬間…ラクスの首にさがっていたクリスタルが首から落ちて二つに割れた。
「まさか…クリス!?」
信じたくなかった。
信じられなかった。
約束を交した人が目の前で死んだなんて一一一
でも…それは現実だった。
ラクスの瞳から涙が溢れて流れていく。
「クリスーーー!!!」
スピリットが爆破したその海面にはクリスのはめていたヘルメットが浮かんでいた。