ネタメモ、SS
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全部知っていた。私が人を殺める場面をなまえが見たことも、その後私の様子を伺うために夜に出歩いていることも。
今のところ誰にもいうつもりは無いようだが、いつ言われるか分からないので彼女の意図が完全に分かるまで人を殺めることはせずに夜の街をうろついていた。
いや、本当の理由はそうでは無いのかもしれない。
実を言うと、最近、と言っても彼女と出会ってからだからそこまで最近ではないのだが、人を殺めても以前ほどの高揚感を感じなくなっていた。
人を殺めても何かが違う、そう感じるようになっていて、私にはその理由が分からなかった。
路地を歩いていると、怯えたように歩いているなまえの姿が見えた。
その姿にどこか関心を引かれ、後ろから近付いて行った。
彼女は路地の奥へ入っていき私が手を伸ばせば彼女を抱きしめられるほど近くに行った時、彼女が振り向こうとしたのを感じた。
咄嗟に私は彼女の手を捉え、口元を塞ぐ。
くぐもった声を上げ、恐怖で瞳を揺らめかせる彼女を見て今までにない、そして言い表すことの出来ない興奮を覚えた。
可愛らしい。
それで私は人を殺めることに対して高揚感を感じなくなった理由を理解した。
今のところ誰にもいうつもりは無いようだが、いつ言われるか分からないので彼女の意図が完全に分かるまで人を殺めることはせずに夜の街をうろついていた。
いや、本当の理由はそうでは無いのかもしれない。
実を言うと、最近、と言っても彼女と出会ってからだからそこまで最近ではないのだが、人を殺めても以前ほどの高揚感を感じなくなっていた。
人を殺めても何かが違う、そう感じるようになっていて、私にはその理由が分からなかった。
路地を歩いていると、怯えたように歩いているなまえの姿が見えた。
その姿にどこか関心を引かれ、後ろから近付いて行った。
彼女は路地の奥へ入っていき私が手を伸ばせば彼女を抱きしめられるほど近くに行った時、彼女が振り向こうとしたのを感じた。
咄嗟に私は彼女の手を捉え、口元を塞ぐ。
くぐもった声を上げ、恐怖で瞳を揺らめかせる彼女を見て今までにない、そして言い表すことの出来ない興奮を覚えた。
可愛らしい。
それで私は人を殺めることに対して高揚感を感じなくなった理由を理解した。