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「やっとできたぁ…!沢山手伝ってくれてありがとう、フィオナちゃん、イライ君!」
「いやいや、私達は大したことはしてないさ」
「うん、#スー#の努力だと思うよ」
「そうかなぁ…でも、ありがとね」
「前々から欲しかったからちょうどよかったよ」
「ふふ、これでお揃いということか」
「そうだね!」
3人で笑いあって、そのあと別れた。
イライ君も言っていた、前から欲しかったもの、それは___
「#スー#、ここにいたのだ」
「ハスター様!」
「ん?何を持っているのだ?」
「えっと…その、ハスター様の、ぬいぐるみです!」
「ぬいぐるみ?」
ハスター様の部屋へと歩きながらぬいぐるみを見せる。ところどころ縫い目が荒いのはちょっと見逃してほしい。
「あの…ミニリッパ―とミニ芸者っているじゃないですか」
「リッパ―と美智子を模したペットか。サバイバーにしか見えないのだったな」
「はい。それで、ちょっと羨ましくて、ハスター様のも欲しいなぁって言ったらフィオナちゃんとイライ君が作ろうって…だから3人でお揃いなんです。衣装は違うけど」
「なるほどな。確かに我を模した物は無かったのだ」
「2人共お裁縫上手で、いっぱい手伝ってもらっちゃいました」
言ってるうちに何だか恥ずかしくなってきた…見せびらかすように持っていたのをやめて胸元に抱きかかえる。それでも十分恥ずかしいのには変わりないけどもそこはもう自棄だ、どうにでもなれ。
「ふむ…だがしかし些か可愛らしすぎるような気がするのだ」
「あはは…」
デザインしたのは私だ。ちょっとメンダコに似せてみたりなんだりしたので可愛くなってしまったがそれはそれでいいと思う。
「まぁそれはそれでいいとして…ちょっと細工でもしてみるのだ。貸してみよ」
「?」
素直に渡すと、ハスター様は何事かを背中の部分に書き込んだ。次の瞬間…なんとぬいぐるみが動き出した!ふよふよと浮いて私の腕の中に収まる。可愛い、これは物凄く可愛い…!
「どうだろうか」
「すっごく可愛いです…ゲームにも連れていきたいなぁ…あっでも汚れちゃうしだめか…ふふ、可愛いな」
「………」
「!」
可愛い可愛いと言っていると急に動かなくなった。恐る恐るハスター様を見るとちょっと不機嫌そうにしている。
「ハスター、さま…あの、えっと…そのっ、何があっても私の一番はハスター様ですから!」
「…そうなのだ?」
「はいっ!」
若干焦り気味になったもののじっと見つめると不機嫌そうな空気が消えた。その代わりに触手の1本が犬のしっぽのように揺れている。…ちょっとわかりやすいのだこの邪神。
部屋に着いてからは離してくれなかった。
このあと、たまに動かすということでぬいぐるみは私の机に置かれたのでした。
「いやいや、私達は大したことはしてないさ」
「うん、#スー#の努力だと思うよ」
「そうかなぁ…でも、ありがとね」
「前々から欲しかったからちょうどよかったよ」
「ふふ、これでお揃いということか」
「そうだね!」
3人で笑いあって、そのあと別れた。
イライ君も言っていた、前から欲しかったもの、それは___
「#スー#、ここにいたのだ」
「ハスター様!」
「ん?何を持っているのだ?」
「えっと…その、ハスター様の、ぬいぐるみです!」
「ぬいぐるみ?」
ハスター様の部屋へと歩きながらぬいぐるみを見せる。ところどころ縫い目が荒いのはちょっと見逃してほしい。
「あの…ミニリッパ―とミニ芸者っているじゃないですか」
「リッパ―と美智子を模したペットか。サバイバーにしか見えないのだったな」
「はい。それで、ちょっと羨ましくて、ハスター様のも欲しいなぁって言ったらフィオナちゃんとイライ君が作ろうって…だから3人でお揃いなんです。衣装は違うけど」
「なるほどな。確かに我を模した物は無かったのだ」
「2人共お裁縫上手で、いっぱい手伝ってもらっちゃいました」
言ってるうちに何だか恥ずかしくなってきた…見せびらかすように持っていたのをやめて胸元に抱きかかえる。それでも十分恥ずかしいのには変わりないけどもそこはもう自棄だ、どうにでもなれ。
「ふむ…だがしかし些か可愛らしすぎるような気がするのだ」
「あはは…」
デザインしたのは私だ。ちょっとメンダコに似せてみたりなんだりしたので可愛くなってしまったがそれはそれでいいと思う。
「まぁそれはそれでいいとして…ちょっと細工でもしてみるのだ。貸してみよ」
「?」
素直に渡すと、ハスター様は何事かを背中の部分に書き込んだ。次の瞬間…なんとぬいぐるみが動き出した!ふよふよと浮いて私の腕の中に収まる。可愛い、これは物凄く可愛い…!
「どうだろうか」
「すっごく可愛いです…ゲームにも連れていきたいなぁ…あっでも汚れちゃうしだめか…ふふ、可愛いな」
「………」
「!」
可愛い可愛いと言っていると急に動かなくなった。恐る恐るハスター様を見るとちょっと不機嫌そうにしている。
「ハスター、さま…あの、えっと…そのっ、何があっても私の一番はハスター様ですから!」
「…そうなのだ?」
「はいっ!」
若干焦り気味になったもののじっと見つめると不機嫌そうな空気が消えた。その代わりに触手の1本が犬のしっぽのように揺れている。…ちょっとわかりやすいのだこの邪神。
部屋に着いてからは離してくれなかった。
このあと、たまに動かすということでぬいぐるみは私の机に置かれたのでした。
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