拝啓、あの日のカウントダウン
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「えぇ…なんで私なんですか」
「だって貴女仕事速いですし…他のちゃんと仕事やってるか態々確認しなきゃいけない委員たちよりも信用できますから、ね?」
「ね?じゃないですよ 謝必安先生…はぁ、わかりましたよ 今日は部活もないですし…スーの所行こうと思ってたんだけどなぁ…」
「お目当てはどうせリッパーでしょう?」
「どうせってなんですかどうせって!」
そんなこと言うならやりませんからね!というとあぁそれは困りますと本当に困ったような顔をしながら言うので次同じようなことを言ったら本当に一切やりませんからね、と軽く睨みつつ言ってから保健室を出た。
最近よく呼び出される。この間なんてリッパーと話しているときに呼び出された。せっかくいい雰囲気だったのに…と思い出してイライラしていると、誰かにぶつかりかけてしまう。
「あっごめんなさい…ってイソップじゃん、どうしたの?」
「なまえさんこそ…今日、確か部活無かったですよね」
「よく知ってるね…実は謝必安先生に仕事を押し付け…じゃなかった頼まれちゃって」
「え、昼にも呼び出されてましたよね」
「最近そういうの多くて…でも断り切れないし実際暇だしで」
「なまえさんばかりに仕事させるなんて…あの教師頭大丈夫なんですか?」
他にも委員いるでしょうに…と眉をひそめながら呟く彼をみて思わずクスクスと笑ってしまい、変な目で見られる。
「…僕何かおかしいこと言いました?」
「あはは、ごめんごめん…何だかイソップがそんなこと言うと思わなくて。ふふっ…それにしても結構きついこと言うよね」
「う…」
「あっ仕事やらなきゃ…またねイソップ」
「あっあのっ」
「?」
そのまま去ろうとした私の手首を掴み、彼は思い切って、という風に私に言った。
「仕事…手伝いましょうか?」
「いいの!?イソップは暇じゃない…よね?」
「いえ、暇です。部活もありませんし」
「イソップはあっても出ないでしょ」
「…否定はしません」
罰が悪そうに目を逸らしたイソップにまた笑みがこぼれてしまい、今度はむっとした表情で「…手伝うのやめましょうか?」と言われた。
「ごめんって…手伝ってくださいお願いします」
「嘘ですよ。ここで帰るほど僕はひどい人間じゃありませんから」
「よかった…イソップ、ありがとね」
「、でも」
そこで言葉を切って、イソップは私を見る。
「特別なのは、貴女だけですからね?…他の人だったら手伝いません」
「え…?」
「ほら、行きましょう」
「あっちょっと待ってよ!」
「待ちません。さっさと終わらせてしまいましょう」
さっさと廊下を歩いて行ってしまうイソップを慌てて追いかけながら、赤くなる顔を隠そうと必死になるもどうやら無理そうだった。
「だって貴女仕事速いですし…他のちゃんと仕事やってるか態々確認しなきゃいけない委員たちよりも信用できますから、ね?」
「ね?じゃないですよ 謝必安先生…はぁ、わかりましたよ 今日は部活もないですし…スーの所行こうと思ってたんだけどなぁ…」
「お目当てはどうせリッパーでしょう?」
「どうせってなんですかどうせって!」
そんなこと言うならやりませんからね!というとあぁそれは困りますと本当に困ったような顔をしながら言うので次同じようなことを言ったら本当に一切やりませんからね、と軽く睨みつつ言ってから保健室を出た。
最近よく呼び出される。この間なんてリッパーと話しているときに呼び出された。せっかくいい雰囲気だったのに…と思い出してイライラしていると、誰かにぶつかりかけてしまう。
「あっごめんなさい…ってイソップじゃん、どうしたの?」
「なまえさんこそ…今日、確か部活無かったですよね」
「よく知ってるね…実は謝必安先生に仕事を押し付け…じゃなかった頼まれちゃって」
「え、昼にも呼び出されてましたよね」
「最近そういうの多くて…でも断り切れないし実際暇だしで」
「なまえさんばかりに仕事させるなんて…あの教師頭大丈夫なんですか?」
他にも委員いるでしょうに…と眉をひそめながら呟く彼をみて思わずクスクスと笑ってしまい、変な目で見られる。
「…僕何かおかしいこと言いました?」
「あはは、ごめんごめん…何だかイソップがそんなこと言うと思わなくて。ふふっ…それにしても結構きついこと言うよね」
「う…」
「あっ仕事やらなきゃ…またねイソップ」
「あっあのっ」
「?」
そのまま去ろうとした私の手首を掴み、彼は思い切って、という風に私に言った。
「仕事…手伝いましょうか?」
「いいの!?イソップは暇じゃない…よね?」
「いえ、暇です。部活もありませんし」
「イソップはあっても出ないでしょ」
「…否定はしません」
罰が悪そうに目を逸らしたイソップにまた笑みがこぼれてしまい、今度はむっとした表情で「…手伝うのやめましょうか?」と言われた。
「ごめんって…手伝ってくださいお願いします」
「嘘ですよ。ここで帰るほど僕はひどい人間じゃありませんから」
「よかった…イソップ、ありがとね」
「、でも」
そこで言葉を切って、イソップは私を見る。
「特別なのは、貴女だけですからね?…他の人だったら手伝いません」
「え…?」
「ほら、行きましょう」
「あっちょっと待ってよ!」
「待ちません。さっさと終わらせてしまいましょう」
さっさと廊下を歩いて行ってしまうイソップを慌てて追いかけながら、赤くなる顔を隠そうと必死になるもどうやら無理そうだった。