短編集(オリジナルサバイバーあり)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…何してるの、リッパ―さん」
「いやあの、これは…」
「来ちゃダメって言いましたよね」
「で、ですが…」
「言・い・ま・し・た・よ・ね?」
「へあ…」
スーがリッパ―を睨み付ける。傍から見ればどちらがハンターなのかわからないほど、スーはリッパ―を追い詰めていた。
「はぁ…さっさと自分の部屋に帰られたら如何ですかぁ?」
「うっ…そんなこと言われても、私だって覚悟を決めて…」
「へぇえ?覚悟ぉ!」
スーがたいそう馬鹿にしたようにリッパ―に向かってなおも帰るように促そうとした時だった。スーが後ろ手で塞いでいた扉が小さく開き、幼い子供が顔をのぞかせる。
「…すー?」
「っ、出てきちゃダメって言ったのに…!」
叱る口調ながらもそっとその幼子を抱き上げ、スーは頭を撫でる。なんの因果かサバイバーであるなまえが3歳くらいの子供になってしまい、唯一顔を覚えられているスーが世話をすることになったのだった。抱き上げられた少女はリッパ―をみて不安げにスーに問う。
「ねぇすー、その、ひと…?だぁれ?」
「…危ない人だよ、ものすごく」
「あ、あなたねぇ…」
「何?間違ってないでしょ」
再度睨まれ、とうとうリッパ―は言葉に詰まる。
大きくため息をついて、呟いた。
「だから皆さん、今日は絶対に会うな、と…何かするわけじゃあるまいし…まったく失礼な話ですよ。あぁ御嬢さん、私は決して怪しいものではないですよ」
「してこの状態のなまえはどう?」
「可愛らしいのは変わりませんが…この状態の彼女がどんな声で鳴啼いてくれるのかは気になるところです」
「よーしなまえお部屋に戻ろっかー」
「…このひと?…こわい」
「怖いねー、ごめんねこんな怖い変態似非紳士嫌だよねー」
「好き勝手言ってくれますねあなた」
「事実ですが何か」
「というかなんでなまえは疑問形なんですか私のこと」
「人間に見えないけど一応言っとくかって感じなんじゃないの」
「すー、わたしおやつ食べたい」
「そっかそっか、じゃあさっさとコイツほっぽってお部屋に戻ろうね!エマがくれたケーキがあるよ」
「けーき!」
「扱いが酷すぎる…明日のゲーム、覚悟しておいてくださいよ…」
「はいはい。たぶんそのうち元に戻るだろうから、そしたら存分に可愛がってあげれば?」
「え」
ばたんと扉が閉じられ、カギがかけられた。
無慈悲に閉じられた扉の前で、リッパ―は1人立ち尽くしたのだった。
______________________________
翌日元に戻ったなまえは勿論存分に可愛がられましたとさ。
「いやあの、これは…」
「来ちゃダメって言いましたよね」
「で、ですが…」
「言・い・ま・し・た・よ・ね?」
「へあ…」
スーがリッパ―を睨み付ける。傍から見ればどちらがハンターなのかわからないほど、スーはリッパ―を追い詰めていた。
「はぁ…さっさと自分の部屋に帰られたら如何ですかぁ?」
「うっ…そんなこと言われても、私だって覚悟を決めて…」
「へぇえ?覚悟ぉ!」
スーがたいそう馬鹿にしたようにリッパ―に向かってなおも帰るように促そうとした時だった。スーが後ろ手で塞いでいた扉が小さく開き、幼い子供が顔をのぞかせる。
「…すー?」
「っ、出てきちゃダメって言ったのに…!」
叱る口調ながらもそっとその幼子を抱き上げ、スーは頭を撫でる。なんの因果かサバイバーであるなまえが3歳くらいの子供になってしまい、唯一顔を覚えられているスーが世話をすることになったのだった。抱き上げられた少女はリッパ―をみて不安げにスーに問う。
「ねぇすー、その、ひと…?だぁれ?」
「…危ない人だよ、ものすごく」
「あ、あなたねぇ…」
「何?間違ってないでしょ」
再度睨まれ、とうとうリッパ―は言葉に詰まる。
大きくため息をついて、呟いた。
「だから皆さん、今日は絶対に会うな、と…何かするわけじゃあるまいし…まったく失礼な話ですよ。あぁ御嬢さん、私は決して怪しいものではないですよ」
「してこの状態のなまえはどう?」
「可愛らしいのは変わりませんが…この状態の彼女がどんな声で鳴啼いてくれるのかは気になるところです」
「よーしなまえお部屋に戻ろっかー」
「…このひと?…こわい」
「怖いねー、ごめんねこんな怖い変態似非紳士嫌だよねー」
「好き勝手言ってくれますねあなた」
「事実ですが何か」
「というかなんでなまえは疑問形なんですか私のこと」
「人間に見えないけど一応言っとくかって感じなんじゃないの」
「すー、わたしおやつ食べたい」
「そっかそっか、じゃあさっさとコイツほっぽってお部屋に戻ろうね!エマがくれたケーキがあるよ」
「けーき!」
「扱いが酷すぎる…明日のゲーム、覚悟しておいてくださいよ…」
「はいはい。たぶんそのうち元に戻るだろうから、そしたら存分に可愛がってあげれば?」
「え」
ばたんと扉が閉じられ、カギがかけられた。
無慈悲に閉じられた扉の前で、リッパ―は1人立ち尽くしたのだった。
______________________________
翌日元に戻ったなまえは勿論存分に可愛がられましたとさ。